国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

これまでの全記事
対話は、子供の発言をすべて認めて楽しくやること(facebook記事より)  2012年10月17日  No.1634
ホームページの記事は→1634



 昨日に引き続き、対話の話です。

 対話のきっかけは、子供からの説明がベスト。

 子供がちょっと難しい長文を毎日音読していて、その内容を週末の家族の団欒の時間にお父さんやお母さんに説明します。


 そのときに大事なことは、その説明がどんなに下手でも短くてもわかりにくくても、それをそのまま認めてあげることです。

 間違っても、「そんな説明じゃわからない」「もっとくわしく」などと言ってはいけません。

 でも、最近、いろいろな子に話を聞いてみると、ほとんどの家庭でそういうことを言っていたようです(笑)。


 まったく……。注意されてがんばる子や、間違いを指摘されて上達する子などいないと何度も言っているのにね。

 お父さん、お母さんは、自分の子供のころをふりかえって、どういうときにやる気が出たかよく考えてみてください。

 親に小言を言われてから急にやる気が出てきたなんて人いないでしょ(笑)。



 言葉の森で、先日、作文発表会をやりました。

 みんなの前で、自分の作文を(できれば暗唱して)発表するのです。

 中には恥ずかしがり屋で、やりたくないと言っていた子がいましたが、それはそれで参加不参加は自由です。


 しかし、リハーサルでみんなの発表を聞いているうちに、そういう子も、「やってみる」と言い出しました。

 それは、なぜかというと、リハーサルで、一切何も注意せず、どんな発表の仕方も全部褒めてあげたからです。


 これが、「もう少し声を大きく」とか「姿勢をよくして」とか「もっとゆっくり」などといちいち言っていたら、みんなもっと緊張する暗い真面目な発表会になったでしょう。

 子供時代に、そんな真面目なことをする必要などありません。

 どんなことも、面白おかしくどんどん褒めて明るくやっていくのがいいのです。

 だから、もちろん叱ることがあっても、明るく強く元気いっぱいに叱れば、その叱り方は一瞬で、いつまでも尾を引きません。


 対話の命は脱線です。

 子供がひとこと説明したら、お父さんお母さんがそれに尾ひれをつけて、自分の好きなことをどんどん喋っていけばいいのです。

 すると、子供も、「なるほど。そういう適当なことでいいんだ」と負けずに自分の言いたいことを言い出します。

 だいたい、人前で自分の言いたいことや自慢話を言って、認めてくれるところなど家族以外にありません。


 と言っても、お母さんと子供が一対一でまるで面接か何かのように話すだけでは、雰囲気が盛り上がらないということもあります。

 そういうときは、近所の子供やお母さんお父さんも入れて、対話の会です。

 子育てには、親の企画力もちょっと必要なのです。



 ゴニョゴニョゴニョ。木の実の秋は、リスも対話です。


 「だから、対話リスって言うんだ」

 「そりゃ、違うでしょ」

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
対話(45) facebookの記事(165) 

 コメント欄
コメントフォーム

対話は、子供の発言をすべて認めて楽しくやること(facebook記事より) 森川林 20121017 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」