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作る教育と連休  2009年4月25日  No.466
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 これまでの教育は、解く教育が中心でした。世間が多忙な時代には、それでもよかったのです。しかし、余暇が増える時代になると、解く必要がなくなった人の中には、暇を持てあます人が出てきます。そこで、消費によって暇をつぶすために、連休になると、レジャー、旅行、スポーツ、食事などで過ごすという発想が生まれてきたのです。
 作る教育が十分に行われていれば、暇なときには、作る余暇、又は作るために学ぶ(得る)余暇というような時間の過ごし方がもっと広がっていたと思います。
 学習に関して言うと、単なる得るだけの勉強は若い時期には必要です。しかし、年を取ってから、ただ学ぶことだけを目的にする学習は、勉強に対する回顧的な思いから来ているものだと思います。社会人の学習は、ただ学ぶことではなく、作ることや貢献すること、又は貢献するために学ぶことに意義があります。学ぶために学ぶという学習は、むしろ若者中心の学び方です。
 作る教育で行われる具体的な内容は、芸術、工作、思索などです。人間の恒久的な喜びは、消費の中にではなく創造の中にあります。つまり、手足や感情や言語や道具を使って新しいものを作り出すところに、人間でなければできない娯楽があるのです。

 今度の連休は、受験生にとっては、朝から晩まで学ぶ連休になると思います。創造的な人にとっては、作る連休、又は作るために学ぶ連休になると思います。それ以外の多くの人にとっては、遊ぶ連休になると思います。
 しかし、受験生でない学生のみなさんは、せっかく長い自由な時間があるのですから、英単語の暗記に挑戦するとか、気に入った文章の長い暗唱に挑戦するとか、古典の読書に挑戦するとか、有意義な時間の過ごし方を考えてください。
 一日中読書をするときは、次のようにすると飽きません。まず、面白そうな本を10冊ぐらい図書館から借りてきます。その10冊を並べて、1冊目を読んで飽きてきたら2冊目、2冊目が飽きたら3冊目と、次々と読んでいくのです。そうすると、多くの本を並行して読み進めていくことができます。しかも、たくさんの本を積んで読んでいるので、いかにも「がんばって読書をしている」という雰囲気になります(笑)。
 暇なときは、とりあえず読書をすると考えておくと、あとで必ずよかったと思うときが来ると思います。
(この文章は、構成図をもとに音声入力した原稿をamivoiceでテキスト化したものです)
マインドマップ風構成図
 記事のもととなった構成図です。

(急いで書いたのでうまくありません)

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