秋から始める作文の無料体験学習
 今、言葉の森の無料体験学習をお申し込みの方に、「国語の勉強に役立つ小冊子」をプレゼント。 つづきを読む
△ひとつ前の記事 コンクールに入選する作文、読書感想文の書き方
▽ひとつ後の記事 読解力をつけるには

 
受験に役立つ、題材で勝負する作文の書き方  2009年6月6日  No.513
 URLは、https://www.mori7.com/index.php?e=513      




 上手な作文の一つの重要な要素として、題材の値打ちというものがあります。
 題材の値打ちということを、言葉の森では個性、挑戦、感動、共感、ユーモアに分けて考えています

 帰国子女の入試では、課題のスタイルがどこでもかなり似ています。その課題は、海外での体験を通して学んだことを書くというものです。これは帰国子女の入試に限らず、志望理由などを書かせる課題でも似た傾向があります。

 ここで、題材としての体験の値打ちということが出てきます。以下、題材の値打ちということを六つに分けて説明していきます。


 第一は個性です。ある帰国子女の生徒は、海外での体験として、初めて海外の学校に行ったとき先生や友達が優しくしてくれてうれしかったと書きました。しかし、これは、自分の体験ではなく、優しくしてくれた先生や友達の体験です。自分らしさがあまり出ていないので、このような体験では文章が弱くなります。

 個性というのは、自分の体験を書いていくということです。海外の学校で、自分が新しい友達を作るために何か工夫をしたというようなことが書いてある方がその子の個性が出てきます。


 第二は挑戦です。カナダにホームステイに行ったとか、ハワイでイルカと泳いだとか、北海道で激流の川下りをしたとかいうような作文の題材は、値打ちがありそうな気がします。しかし、本人にとっては初めての挑戦であっても、だれかにつれられて行ったのであれば、あまり挑戦のある体験にはなりません。
 挑戦というのは、敢えて自分が何かをしたということです。例えば、止められたのに行ったとか、みんなと違うところに行ったとかいうようなことが挑戦の体験になります。結果として人と違うことをしたということではなく、ささやかであっても動機として挑戦したという姿勢があればいいのです。


 第三が感動です。これは、必ずしも自分自身の体験でなくても、感動の実例となることがあります。心の洗われるエピソードというのがそれです。自分が心から感動したということが書いてあると、その感動が読み手にも伝わります。
 例えば、「盲導犬が電車の中でフンをしてしまった。犬も盲人も途方にくれていたところ、乗客の一人がさっと寄ってそのフンを片付けてくれが。私にはとてもできることではないので感動した」。こういう話が書いてあると、本人の体験ではありませんが、その感動は読み手にも伝わります


 第四が共感です。共感というのは、人間なら誰でもしてしまうよくある失敗というようなことです。例えば、「電車の中で席を譲ろうとして何度か声をかけようとしたが、恥ずかしくてできなかった」というような例です。このようなことは、小中学生なら誰でも経験したことがあります。また大人でも、そういう子供時代の気持ちはよくわかります。このような例が書いてあると、そこに読み手が共感をします。

 しかし、失敗した話や悲しかっただけの話は、文章が暗くなることもあります。共感の中にも前向きの考え方が盛り込まれている必要があります。


 第五はユーモアです。しかしユーモアは、受験の場合には不要です。それに受験のときにユーモアのある実例を書こうという余裕はあまりありません。


 第六は、本人の体験ではありませんが、ハロー効果というものです。ここで両親が登場します。

 お父さんやお母さんの挑戦体験や感動体験が子供の作文中に書かれていると、読み手はそこにその子のよい面を感じ取ります。ひとつには、そういう家族の会話が成り立っていることに対する評価です。もう一つには、父母の生き方が子供の生き方にもつながっているだろうという漠然としたプラスの感覚です。

 言葉の森では、作文の入試の準備として、毎週の課題を両親が読み、子供に似た例を話してあげることを勧めています。お父さんやお母さんが話した子供時代の似た例は、受験で使えることも使えないこともあります。しかし、これは子供の人生に必ず大きな影響を与えます。


 私の母は昔、何かの折によく「天知る、地知る、人が知る」ということを言っていました。また、「人間はみんな、天照大神の子供なんだから」(それは違うだろ(笑))ということもよく言っていました。子供時代に親から聞いたことは、その後の人生のバックボーンになっていくような気がします。


(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)

マインドマップ風構成図

 記事のもととなった構成図です。



(急いで書いたのでうまくありません)
 

 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
受験作文小論文(89) 作文の書き方(108) 

コメントフォーム

受験に役立つ、題材で勝負する作文の書き方 森川林 20090606 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。

 コメント欄



■作文は対話のある通信教育で  ■公立中高一貫校の作文力  ■国語力がつく長文読解の作文 
  ■小1からの作文で学力と個性  ■帰国子女の国語力  ■言葉の森の作文通信がなぜよいか  ■作文講師資格講座 

受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」