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幼児作文コースのモニター募集(言葉の森の生徒のご兄弟対象) as/2091.html
森川林 2014/02/21 09:01 


 国語力の大もとは、幼児期に育ちます。
 言葉の森では、生徒のご兄弟で、まだ字をあまり書けないお子様を対象に(3歳から6歳ぐらい)、幼児作文コースのモニターを募集しています。
 期間は、1ヶ月程度。毎週の電話指導があります。保護者のご協力がある程度必要ですので、保護者のどなたかが電話に出られる時間帯での電話指導になります。

■幼児作文の説明

◆書く練習の土台になる、聞く・話す・読む練習

 作文の勉強は、作文の勉強だけで成り立っているのではありません。作文は、いわば山の頂上にあたる部分で、その山頂を支える広い裾野が必要になります。その裾野が、聞く・話す・読む勉強です

◆書かせて直す勉強をすると、作文が嫌いになる

 聞く・話す・読むという基礎がまだ十分でないうちに、書く勉強をさせると、書き間違いが必ず出てきます。その間違いを直していると、すぐに作文が嫌いになります。
 今行われている作文指導のほとんどは、この書かせて直す指導です。

◆聞く・話す・読む練習は、直す必要がないので、楽しくできる

 作文の勉強(書く勉強)は、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが話す勉強です。また、読む勉強も、直す必要のないところから始めるのが理想です。それが聞く勉強です。話す勉強、聞く勉強は、直すことがないので、楽しくできます。作文の勉強は、この楽しくできるということが最も重要です。

◆子供は、お母さんやお父さんがしていることを真似したがる

 小さい子供は、親のしていることを真似したがります。だから、親が本を読んでいる姿を見せていると、子供も本好きになります。親が文章を書く姿を見せていると、自然に文章を書くことが好きになります。

◆子供が絵をかき、親子で対話し、親が作文を書き、子供が読む

 子供は、絵をかくのが好きです。その日にあったことを絵にかいてもらい、その絵をもとに親子で対話をします。対話をしながら親が作文を書いてあげます。これが親子の対話による作文です。

◆よい手本を何度も見ていれば、最初から直す必要のない作文が書ける

 対話をしながら書く文章は、必ずしもきちんとしたものである必要はありません。短文をつなげているようなものでかまいません。また、字の上手下手も問いません。字の練習は、子供が自分で文章を書きたがったときに、文字の手本を見せて練習すればよいからです。大事なことは、気軽に楽しく書くということです。
 ただし、対話をしながらその場で書くのが難しいという場合は、メモだけをして、あとで作文にする形でもかまいません。

◆漢字は自然に使い、ふりがなをふっておく

 親が書く作文では、漢字は自然に使ってください。そして、その漢字にあとでふりがなをふっておきます。すると、日常生活で使う漢字の読みを自然に覚えます。漢字のドリルのようなもので練習するよりも、日常生活の中で必要に応じて使う漢字の方がずっとよく身につきます。

◆お母さんだけでなく、お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも

 毎週の電話に出ていただくのは、子供本人と、その時間帯に家にいるお母様になることが多いと思います。しかし、作文を書くのは、別の人が、別の日や別の時間帯に書く形でもかまいません。家族の中のいろいろな人が関わることで、子供はバランスのとれた成長をしていきます。

■幼児作文の方法

 方法は、簡単です。

1、まず、電話を受ける時間を決めてください。
 ↓
2、担当の先生が自宅に電話をします。
 ↓
3、先生がお子様と話をします。
 そのあと、お母様に電話を代わってください。書き方を説明します。
 ↓
4、お子様が、今日書くことを鉛筆で絵にかきます。(この時点では色を塗らない方が早くかけていいと思います)
 ↓
5、絵をかき終えたら、お子様とお母様が話をします。
 ↓
6、話をしながら、お子様の言ったことを作文風に書いていきます。
====(作文例)
 私は、昨日、友達と公園で遊びました。すると、そこにお兄ちゃんが来て、
「何してるの。」
と聞きました。私は、……
====
 漢字は自然に使い、あとでふりがなをつけておくとよいでしょう。
 お子様の話したこと以外に、お母様などの似た体験を書いたり、たとえを使ったりと、表現を工夫しても結構です。ただし、あまり長時間にならないようにしてください。ものたりないぐらいの時間で打ち切るのが、長期間続けていくコツです。
 ↓
7、作文を書いたあと、お子様が絵に色を塗って完成です。
 ↓
8、その作文は、ご家族で回覧し、自由にコメントなどを入れておいてください。また、関連する写真などを貼り付けておいてもいいでしょう。
 作文は、お母様が書くだけでなく、週によってお父様、おじい様、おばあ様が、持ち回りで書くようにするといいと思います。

■関連するアドバイス

1、お子様のかいた絵を批評したり、注意したり、笑ったり、からかったりせずに、ただ温かく見るようにしてください。

2、お子様の話し方についても同じです。どんなに拙い説明でも、優しく聞いてあげてください。

3、ご家族の持ち回りで作文を書く場合、他の家族が書いた作文を、批評したり、からかったりせずに、温かく見るようにしてください。

4、大人はつい長時間取り組みがちですが、子供が飽きるまでやると長続きしません。1回の作文は、ものたりないと思うぐらいで終わるようにしてください。

5、親の書いた作文は、子供に読ませてもいいですし、親が読んであげてもいいです。
 子供が上手に読めるようになれば、週に1度ご家族の前で発表会をするといいでしょう。

6、子供が自分で書きたいと言い出したときは、すぐに書かせずに、まず文字の練習から始めましょう。
 最初に文字の練習をすることによって、正しくていねいに書くことができるようになります。
▽参考図書
「幼児のきそがためドリル ひらがな入門」幼児教育研究会
「幼児のきそがためドリル カタカナ入門」幼児教育研究会

7、できる方は、お子様の作文発表の様子をyoutubeの限定ページでアップロードしてください。
 アップロードされた方どうしは、互いのページを見られるようにしたいと思います。
 アップロードされたあと、しばらくしたら、そのyoutube動画はそれぞれ削除してくださっても結構です。

8、モニターの皆様の声を参考に、4月から幼児作文コースを開始する予定です。


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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コメント欄

ぷちはな 2014年3月3日 18時21分  
こんにちは!
兄が水曜日にお伺いしているのですが、6歳になったばかりの妹がいますのでモニター登録させていただけたら嬉しいです。


森川林 2014年3月3日 18時36分  
 ありがとうございます。
 では、教室にお電話ください。お名前などを確認したいので。
 0120-22-3987(平日900~2000)

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