ゲストさん ログイン ログアウト 登録
 幅広い読書経験と、自分から進んで経験する力を育てる――読書感想クラブ Onlineスクール言葉の森/公式ホームページ
 
記事 2593番  最新の記事 <前の記事 後の記事> 2024/4/26
幅広い読書経験と、自分から進んで経験する力を育てる――読書感想クラブ as/2593.html
森川林 2016/06/05 10:48 


 小学校1年生から3年生のころの子育てで大事なことは、読書を中心とした言葉の力を育てることと、自分から進んで実行する経験の力を育てることです。
 同時に、この時期の勉強は、その後の小学校時代の勉強の技能的な基礎となるものですから、勉強ももちろん大切です。

 勉強の評価は、点数という形で現れるので、ついその勉強の結果だけに目が向きかちです。
 しかし、本当に大事なのは技能的な基礎とともに実力的な基礎です。その実力は読書と経験によって育つのです。

 学校は勉強の技能を教える場で、家庭はその勉強の技能に習熟させる場ですが、家庭はそれだけにとどまらず、読書と経験を中心にした実力形成の場としていく必要があります。

 そこで、言葉の森が取り組んでいるのは、読書感想クラブという小学校1年生から3年生を対象にしたオンエア講座の企画です。
 オンエア講座は、インターネットを通して自宅から参加できます。インターネットを通してやりとりするのは実際の先生と他の参加生徒ですから、ビデオ授業のような機械的なものではなく、少人数のクラスでの話し合いのような講座です。

 この読書感想クラブは、次のような形で進めていきます。

●1.読み聞かせ
 まず先生が本の読み聞かせをします。この読み聞かせはできるだけ幅広いジャンルの中から選ぶようにして、子供たちの読書経験の幅を広げていきます。

●2.今読んでいる本の発表
 次に、参加している子供たちに、今読んでいる本を紹介してもらいます。これには三つの意味があります。
 第一は、みんなに紹介しようと思って、子供たちが意識的に本を読むようになることです。
 第二は、同じ学年のほかの人が紹介した本を見て、自分の読書生活がよい刺激を受けることです。
 第三は、短い時間で簡潔に本の中身と自分の感想を述べる発表の練習になることです。

●3.似た経験の発表
 また、前回の読み聞かせの本の内容に関連して、似た経験ができていればそれも発表してもらいます。
 本の中には、自分も似たことをしてみたくなるものがあります。
 その似たことを、実験、実行、観察、調査などで経験することが、その本を深く読み取り自分の経験を育てることにつながります。

 昔の子供たちは、自然の中でさまざまな工夫をして遊んでいました。
 ロケット博士と呼ばれた糸川英夫氏は、自分たちの世代をベーゴマ世代と呼んでいました。ベーゴマの遊びの中で、どうしたらより重くより強いコマを作れるか、どの子も文字通り日夜研究してベーゴマ遊びに取り組んでいたというのです。
 こういう主体的な経験が、子供たちの将来の意欲と創意工夫の源泉となります。

●4.実行課題の紹介
 ただし、オンエア講座では、本の内容に関連した似た経験だけにすると難しい面もあるので、読み聞かせの本とは別に子供たちが実行できそうな実行課題という話もしていきます。
 実行課題では、家庭で簡単に出来る工作や実験、近所で簡単に出来る調査や探検の例を紹介します。

●5.実行課題の経験の発表
 子供たちが実行した経験は、家庭で写真や動画などに記録してもらい youtube などで互いに発表し感想を述べる場を作ります。ただし、これらの記録と発表は、子供たちや家庭の負担にならないように自由参加という形で行います。

 小1から小3のころは、あらゆることを柔軟に吸収できる時期です。
 この時期に幅広い読書経験の機会を作り、更にそれを実際の経験に結びつけることによって、子供たちがより深くいろいろなものを吸収し成長するような場を作っていきたいと思います。



■対象
 小学1・2・3年生(保護者も一緒に参加できます)
 言葉の森の生徒以外の方も含めてどなたでも参加できます。

■曜日時間
 毎週火曜日18:00~18:45
 (曜日と時間帯は今後増やしていく予定です)

■参加費
 月4回各45分の講座 月額1,728円
 (無料体験が2回できます)

■ご用意いただくもの
 google+に登録しアカウントを取得してください。
 ウェブカメラのついたパソコン(又はタブレット、スマホ)で参加できます。

■参加の仕方
 言葉の森のホームページの上部に講座開始の15分前からgoogleハングアウトのリンクを貼ります。そのリンクから直接参加してください。
 人数に制限がありますので、欠席や遅刻の場合はあらかじめご連絡ください。

■googleハングアウトの接続テストができます
 googleハングアウトを初めて使われる場合、事前に接続のテストができます。
 言葉の森までお問い合わせください。

■お申し込みは
 参加を希望される方は、言葉の森までお電話でお申し込みください。
 電話0120-22-3987(平日9:00~20:00)



■これまでの読み聞かせの本の例

   

  




■これまでの読み聞かせの動画サンプル

●きょうしつはまちがうところだ


●おかあさんげんきですか




■これまでの実行課題の動画サンプル

●割り箸で作るマジックハンド


●鏡とバケツで虹を作る



 対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンエア講座(41) 読書実験クラブ(9) 

コメント欄

コメントフォーム
幅広い読書経験と、自分から進んで経験する力を育てる――読書感想クラブ 森川林 20160605 に対するコメント

▼コメントはどなたでも自由にお書きください。
まみむめ (スパム投稿を防ぐために五十音表の「まみむめ」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

 (za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
オンエア講座(41) 読書実験クラブ(9) 
コメント1~10件
森リンベストの 森川林
じすけ君、ありがとう。 統合失調症のような、また似たような 4/21
森リンベストの じすけ
こわばんは 今日は元気一杯、体験発表をさせて頂きます。 4/20
国語読解問題の 森川林
 あるとき、高3の元生徒から、「国語の成績が悪いのでどうした 3/28
今日は読書3冊 森川林
苫米地さんの「日本転生」は必読書。 3/25
共感力とは何か 森川林
言葉の森のライバルというのはない。 森林プロジェクトで 3/23
3月保護者懇談 森川林
 いろいろ盛りだくさんの内容ですが、いちばんのポイントは、中 3/22
中学生、高校生 森川林
 意見文の書き方で、もうひとつあった。  それは、複数の意 3/14
【合格速報】栃 森川林
 おめでとう!  受験勉強中も、硬い説明文の本をばりばり読 3/13
受験作文と入試 森川林
将来の作文入試は、デジタル入力になり、AIで自動採点するよう 3/13
大学入試が終わ 森川林
大学生になっていちばん大事なことは学問に志すこと。 18歳 3/12
……次のコメント

掲示板の記事1~10件
近所のローソン 森川林
毎日新聞を見たけど、記事はまだ載っていまでした。 4/25
毎日新聞に言葉 森川林
 しばらく前に、毎日新聞の人が取材に来ました。  そのとき 4/24
テスト送信 森川林
https://www.mori7.com/za2024d0 4/24
4月保護者懇談 森川林
シラン ●今後の「森からゆうびん」の学習デ 4/22
マスクにしても 森川林
マスクにしても、ワクチンにしても、消毒にしても、 自分たち 4/21
イエスも釈迦も 森川林
イエスも釈迦も、理想の社会を築きたいと思っていた。 しかし 4/21
日本復活の道筋 森川林
 工業製品を経済発展の原動力をした資本主義は終わりつつある。 4/17
メモ 森川林
https://www.mori7.com/za2024a0 4/16
単なる作業 森川林
勝海舟は、辞書を買うお金がなかったので、ある人から夜中だけ辞 4/8
勉強は、人に教 森川林
勉強は、人に教えてもらうのではなく、 自分で学べばよい。 4/7

RSS
RSSフィード

QRコード


小・中・高生の作文
小・中・高生の作文

主な記事リンク
主な記事リンク

通学できる作文教室
森林プロジェクトの
作文教室


リンク集
できた君の算数クラブ
代表プロフィール
Zoomサインイン






小学生、中学生、高校生の作文
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

主な記事リンク
 言葉の森がこれまでに掲載した主な記事のリンクです。
●小1から始める作文と読書
●本当の国語力は作文でつく
●志望校別の受験作文対策

●作文講師の資格を取るには
●国語の勉強法
●父母の声(1)

●学年別作文読書感想文の書き方
●受験作文コース(言葉の森新聞の記事より)
●国語の勉強法(言葉の森新聞の記事より)

●中学受験作文の解説集
●高校受験作文の解説集
●大学受験作文の解説集

●小1からの作文で親子の対話
●絵で見る言葉の森の勉強
●小学1年生の作文

●読書感想文の書き方
●作文教室 比較のための10の基準
●国語力読解力をつける作文の勉強法

●小1から始める楽しい作文――成績をよくするよりも頭をよくすることが勉強の基本
●中学受験国語対策
●父母の声(2)

●最も大事な子供時代の教育――どこに費用と時間をかけるか
●入試の作文・小論文対策
●父母の声(3)

●公立中高一貫校の作文合格対策
●電話通信だから密度濃い作文指導
●作文通信講座の比較―通学教室より続けやすい言葉の森の作文通信

●子や孫に教えられる作文講師資格
●作文教室、比較のための7つの基準
●国語力は低学年の勉強法で決まる

●言葉の森の作文で全教科の学力も
●帰国子女の日本語学習は作文から
●いろいろな質問に答えて

●大切なのは国語力 小学1年生からスタートできる作文と国語の通信教育
●作文教室言葉の森の批評記事を読んで
●父母の声

●言葉の森のオンライン教育関連記事
●作文の通信教育の教材比較 その1
●作文の勉強は毎週やることで力がつく

●国語力をつけるなら読解と作文の学習で
●中高一貫校の作文試験に対応
●作文の通信教育の教材比較 その2

●200字作文の受験作文対策
●受験作文コースの保護者アンケート
●森リンで10人中9人が作文力アップ

●コロナ休校対応 午前中クラス
●国語読解クラスの無料体験学習