KotobanomoriNo.721

言葉の森新聞

2001年7月4週号

文責 中根克明(森川林)

  7/30(月)〜8/3(金)は休み

 7月30日(月)〜8月3日(金)の間、教室はお休みです。先生からの電話もありません。

 夏休み中の授業とふりかえの詳細については、7月2週の言葉の森新聞をごらんください。

  夏休み中は午前中から電話でふりかえ授業可

 7月2週号の言葉の森新聞でお知らせしましたが、夏休み中は午前中から、電話によるふりかえ授業ができます。

 また、ふだんの授業と同じ曜日時刻であれば、先生からの電話を帰省先などに臨時に変更することもできます。長期間田舎などに滞在する場合は、郵便物の宛先を臨時に変更することもできます。

 ご希望があれば、ご遠慮なくご相談ください。

  作文の成績だけが×という場合

 1学期の成績をもらうとき、作文の評価だけが×になっているということがあります。例年、何件かそういう報告があります。ほかの項目がすべて◎や○で、ひとつ作文だけが×だと、そういう評価を受けた方はかなりショックを受けます。しかし、私が事情を話すと多くの父母はすぐに納得してくれます。

 教育とは、よいところを伸ばし、悪いところをカバーしていくものです。単に×をつけて、「どこが不十分だ」と書くのは、子どもに打撃を与えているだけで、教育ではありません。

 学校の評価は権威があるので、大人でもそれに影響を受けますが、いちばん確実なのは実際の生活の中で接しているお母さんやお父さんです。お母さんやお父さんが見て、普通に育っていれば何も問題はありません。子どものいいところを見て、たくさんほめてあげていってください。

  ウィルス・不正接続プログラムの対策

 インターネットの普及に伴いトラブルも増えています。

 前にも書きましたが、接続先変更プログラムをダウンロードさせようとするサイトが増えています。メールの添付ファイルとしてそういうプログラムを送られてくるケースもあります。既に国内でそのような被害が10万件に達しているそうです。私の知っている範囲でも既に何件もそういう話を聞きましたので、みなさんもお気を付けください。

 簡単な対策は次の三つです。

(1)添付ファイルは、知人からのものであっても原則削除。

 (本文中に、どういう添付ファイルを送ったと明記してあるものは可。しかし、その場合でもワード文書やエクセル文書の添付ファイルは送らないのがエチケット)

(2)116へ電話をしてダイヤルQ2利用停止の申し込みをする。

 (停止は無料だが、再開は有料)

(3)『国際不取扱センター』(フリーダイヤル:0120-210-364)に電話をして国際電話の利用停止を申し込む。

 (国際電話をかける必要のある人は、インターネット電話を利用するとよいと思います)

 いずれも簡単なことですから、早めに実行しておくといいと思います。

 また、パソコンは今の携帯電話のように、1人に数台というのが普通になってきます。ですから、モデムで接続するのではなく、ルーターで接続しそこに家庭内LANをつなげるようにすると便利です。モデムとルーターの値段はほとんど同じですから、まだ1台しかなくてもルーターでつなげるようにしておいたほうが安全です。ルーターはかってに接続先を変更されるというようなことはほとんどありません。

  プログラム研究会、募集終了。メンバー26名

 PHPとMySQLを使ったホームページを作るプログラム研究会のメンバーが26名になりましたので、これでいったん募集を終了します。どうもありがとうございました。

 プログラム研究会ページは下記にあります。

http://www.mori7.com/saa/pmpro.php

 7月の課題は「ホームページの表紙を作ってアップロードする」でした。

 8月の課題は「PHPとMySQLでスレッド式の掲示板を作る」です。

 プログラム研究会に参加できない方も、プログラム研究会のページにあるPHPのソースを見ると、ホームページ作りの参考になると思います。国内では、PHPとMySQLの使えるプロバイダはまだほとんどありませんが、ここ数年で普及すると思います。

  小3の長文でミスプリント

 小3の7.3週の長文「父が母国をはなれたあと(感)」12行目「……アルフレッドは、どれはど……」→「……アルフレッドは、どれほど……」(「は」ではなく「ほ」です)

  7月懇談会の資料

参考資料:和俗童子訓

http://www.lib.nakamura-u.ac.jp/kaibara/doji/text.htm

(「青空文庫」のテキストです。漢字の使い方などは、本よりも読みやすい)

 子育てということを考えた場合、大事なことは、子どもだけを育てるのではなく、親自身が育つ中で子どもを育てるという姿勢を持つことです。

 子どもが思うようにならないというとき、それは子どもが変わることを求められているのではなく、親が自身の幼児性を変えることを求められているのです。

 教育を考えながら、子どもを変えるのではなく、大人である私たち自身が変わることを目指した懇談会・古典研究会を開いていきたいと思います。

 和俗童子訓は1710年、貝原益軒(1630-1714)が81歳のときに書かれた。その3年後に養生訓が書かれる。

原文はひらがなが多く一般庶民を意識して書かれたことがわかる。実際にその後各地に広がる教育運動のテキストとして使われていたらしい。

 当時の歴史的位置(ヨーロッパで近代人間観の基礎が築かれたのとほぼ同じ時期)

1602 オランダ東インド会社を作る

1603 家康が江戸に幕府を開く

1635 鎖国令が出る

日本では町人の文化栄える

ヨーロッパでは市民階級の力が盛り上がる

1649 ポルトガル船の来航を禁止

鎖国が完成する

1688 イギリスの名誉革命

1710 ◆和俗童子訓が書かれる

1716 徳川吉宗の享保の改革

歌舞伎・浮世絵・俳諧・寺子屋が発達する

封建社会が崩れはじめる

1762 ルソー「社会契約論」

1782 松平定信の寛政の改革

1789 フランス革命がおこる

 江戸時代における日本人の人間観は、ヨーロッパに比べて遅れていたと考えるのではなく、ヨーロッパとは異質の日本独自の人間観が成立していたと考える必要があるのではないか。

 実生活の実践の裏付けのある人が、子育てについてのエッセンスを庶民向けに書いた書物。

 これが、後の日本の教育文化の方向を決め、江戸時代の教育の普及を促し、明治時代の教育立国につながったと考えることができる。

 アジアを侵略したヨーロッパの諸国は、現地人に対する愚民政策を行ない植民地を恒久化しようとしたが、日本は教育の大衆化に努めたと言われている。ここにも、日本の教育文化の性格が表れている。

 しかし、敗戦によって、日本は教育を含めたあらゆる伝統文化をいったん否定された。特に、教育に関しては、根となる精神的な部分を取り除き、その根を憲法に結び付ける政策が行われた。この政策は当初、教育の因習的な後進性(「三歩下がって師の影を踏まず」などに見られるような非民主性)を脱却する積極的な意味を持っていたが、やがて精神性の希薄さが軽薄さに転化するようになった(「三歩下がって師のハゲを笑う」)。これが今日の教育の状況と思われる。

 古い根:家庭教育+共同体のための教育=強力な教育力

 「何のために勉強するのか」→「共同体に役立つ人間になるため」

 新しい根:学校教育+基本的人権のための教育=低下した教育力、知育偏重

 「何のために勉強するのか」→「勉強しないとあとで困るのはあなたなのよ」(笑)

 日本の教育にあった原点を見直す必要。

■「和俗童子訓」■巻之一(※は中根の考え)

 人は幼少のときに接したものに染まる。

 最初からよいものに接するようにしよう。

 教育がなければ人間は禽獣と同じ。

 ※人は生まれながらに基本的人権を持っているというヨーロッパの人間観と比較するとおもしろい。ルソーは、人工的な働きかけをせず自然に任せることでよい人間が育つと仮説を立てた

 予(あらかじめす)の教育観。

 ものごとが始まる前に教える。

 ※(例)字の上手下手は、文字を書き始めたばかりのころに決まる。

 ※(例)禁煙教育などは、喫煙にまだ縁のない小学生時代に始めてこそ効果がある。

 ※(例)勉強の目的や人生の意義なども、子どもがそれらを意識する前に話しておく必要がある。子どもが何でも素直に聞いている時期は、親の言うことに従うので、意義や目的を話す必要を感じないが、そういうときに予め話しておくことが大切。【次号につづく】

  光る表現(小1−小2) 2001年8月1週号

●クリリンさん(いあし/小1)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 (クロールをおしえてくれた)やすえさんのおよぎは、いるかのようだと、思いました。でも、わたしのおよぎは、赤ちゃんがプールで、水を「バシャバシャ。」とたたいているようなおよぎでした。「早くわたしもいるかのようにかっこよくおよぎたいなぁ。」とおもいました。れんしゅうがんばるぞ。 評:ほかの人とじぶんのおよぎをくらべてみて、「……のよう」をつかってせつめいしたのね。とてもわかりやすいね。

●クリリンさん(いあし/小1)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 チゴガニは、どろのあなから手を一本だして、「こっちへおいで。」とよんで(い)るように、手をふっていました。……とってもたのしかったけれど、さいごにおなかがひえて、いたくなってしまいました。「ピーゴロゴロ。」わたしのおなかの中はおまつりのようでした。 評:カニのうごきをよく見ているね。たとえの使い方がじょうずにできた。たのしすぎて、海に長くいすぎたのね。これも、じょうずなたとえだ。

●樹里杏さん(あろも/小2)の作文より(みち先生/7.2週)

 (給食のごはんは)私は、ごはんにすいじょうきが入っているから、べちゃべちゃでまずいなと思いました。評:○□○□を使って感じをよくひょうげんできました。ごはんと水じょうきのかんけいに気づいたのは、良い感性を持っていますね。

●直人さん(いこさ/小2)の作文より(ゆり先生/7.2週)

 マリオのゲームをしました。ぼくは、ボスを二たいもたおしました。一ぴきめは、ワニのボスでした。一人(二人)めは、ピエロみたいなボスでした。【評:たおしたボスがワニの時は「一ぴき」、ピエロの時は「一人」と数え方をじょうずにかえたんだね。】

●真水さん(いすく/小2)の作文より(ももんが先生/7.2週)

 つぎに、うまにのりました。はじめは、ちょっとどきどきしたけど、うまにのってみたら、ぜんぜんこわくなかったです。少し(グラ!)と、ゆれたけどあんまりこわくなかったです。【評:心の中で思ったことが、とてもていねいにたくさん書けていますね(^o^)。】

●いちごさん(いすも/小2)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 (せんとうきの)パイロットの人たちは、どうやってたくさんのボタンやメモリをおぼえるのか、わたしはパイロットの人たちに、おしえてもらいたいです。もしわたしがぜんぶおしえてもらったら、わたしもパイロットのひざにのって、いろいろなくにをたんけんしてみたいです。でも、せんそうにひこうきをつかうなら、わたしはのりたくないと思いました。 評:おきなわの基地(きち)でのできごと。たのしい思い出だけど、のってみたせんとうきは、せんそうにつかうのだと思うと、べつの考えもうかんできたのね。へいわな空のたびがいちばんだね。

●椿さん(いそら/小2)の作文より(スズラン先生/7.2週)

 いちばんこわかったことはすべりだいです。どうしてかというと、こうえんにあるすべりだいじゃなくて、外が見えないすべりだいです。くらくて、わたしはこわかったです。でも、遥ちゃんが、「だいじょうぶだよ。さいごまで椿ちゃんなら行けるよ。」と、はげましてくれました。:評:お友達から勇気をもらったことが伝わってきますね。心強いはげましでしたね。

  光る表現(小3) 2001年7月4週号

●オーロラさん(あみく/小3)の作文より(ミルクティ先生/7.1週)

 『楽しいプール!! だけどつめたい…』でもわたしは、ゴーグルがあった方がおよげるのに、持ってきちゃいけないのかと思って持ってきませんでした。だから五mしかおよげませんでした。それにシャワーは、つめたくて死んじゃうかと思いました。<評>題名がとてもおもしろいね。

●ミニパンダさん(あもろ/小3)の作文より(ミルクティ先生/7.1週)

 その次に王様ゲームをしました。風せんにばんごうをつけ、スキな風せんをとりました。わたしは、3ばんでした。わたしのばんがまわってきてわたしは、こういいました。「一ばんの人が二ばんの人に水をかける。」その時ぞうさんのじょうろがあったのでいったのです。<評>【です】を使って説明の文をじょうずに書けたね。

●ドラちゃんさん(あよう/小3)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 Yくんとぼくで(二人で野球の)勝負をして、打ったら「パキーン、バルデスホームラン。」とか「行ったー清原ヒットだ。石井は三るいを回る。バックホームセーフ一点さだぁ。」とかのアナウンサーもいるつもりで、自分がチーム全体になりきってやります。……それとリリーフカーが自てん車なので、とってもおもしろいです。……打っても走らないことです。そうしないと、守りが一人しかいないので、バックホームやタッチができないから、ダメです。一人対一人だと、こういうルールもできます。 評:二人でやる「なりきり野球」楽しそうだなぁ。自てん車のリリーフカーというのがおもしろいね。

●カヤさん(ありそ/小3)の作文より(ももんが先生/7.2週)

 スイカもすきです。ようちえんのころ、夜ごはんに、スイカだけをいっぱい食べて、おなかいっぱいにしたことがあります。【評:カヤくんがどのくらいスイカがすきなのか、よーくわかりますね(^o^)。こんなふうに、自分や周りの人のようすを書くことで、その人の気持ちをつたえることができます。】

●真章さん(ありる/小3)の作文より(スズラン先生/7.2週)

 「ストライク・ボール」おが(おがわらくんのあだな)がなげました。すると、「パシ!」という音がして、「ストラーイク」。次、ぼくがなげました。手のさきで、「ヒュ!」と音がしました。まっすぐ行ったと思ったら、クイッと左にまがり、シュートがかかりました。たくみくんは「へんかきゅう、ストライク!」と、手がいたいように言いました。:評:ボールを投げたときと、受けたときのようすが、音の感じでいきいきと伝わってきますね。たのしそう!!

●稔さん(あわき/小3)の作文より(ももんが先生/7.2週)

 「へい、こっちこっち。」とぼくが言って、手を上げました。そしてボールをとろうとしたら、相手がぶつかってきました。【評:作文の書き出しの部分です。かぎかっこから始まり、その時のようすを上手に書けていますね(^o^)。】

●りゃりゃさん(いいに/小3)の作文より(かつみ先生/7.2週)

 それは、お父さんやお母さんとおしゃべりしながらゆっくりと前にすすんでいくどんどんおしゃべりがふえて、おうちからでておうちに着くまでおしゃべりペチャクチャ。この間は、さいごにシュークリームのお店ができたのでかいました。そういうことがあり心の中がランラン気ぶんになっていくのです。  評:ランラ気ぶんのようすがよくあらわれていますね。

●まいまいさん(いかす/小3)の作文より(さかな先生/7.2週)

 地方や年代によって少し違う所もあるけれど、やっぱり遊びはどれも楽しいと思います。まだまだ私も知らない遊びはいっぱいあるのでいっぱい遊んでみたいと思います!★評:「遊び」というものを広い目で見てまとめていくことができました。遊びの中には、たくさんの発見がありそうだね。

●ゆうぎさん(いくし/小3)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 サッカーとやきゅうでは、サッカーは長くやっていられるところがいいです。やきゅうは三しんすると長く待たないと出られないからです。サッカーとドッジボールでは、サッカーは相手がけったボールが当たってもいいけど、ドッジボールは当てられたら外野にいってしまうからいやです。サッカーの楽しいところは大ぜいでやれるところです。 評:一番好きなサッカーについて、他のスポーツとくらべて説明したのは、とてもわかりやすいね。

●りんちょさん(いしろ/小3)の作文より(スズラン先生/7.2週)

 キックベースをやっているうちに、こうげきとしゅびがだんだん強くなっていきました。・略・サッカーをやると、ほとんどキーパーになります。だから、ぼくはサッカーは、あまりすきじゃありません。ぼくは、キックベースのほうがすきです。:評:一番好きな遊びになった理由の一つですね。キックベースを楽しんでいまいますね。

 

●アッキーさん(いそか/小3)の作文より(ももんが先生/7.1週)

 はるまきもたべました。ふつうのはるまきとちがって、中にハム、おもち、しその葉が入っていて、おもちとしその葉がよくあっておいしかったです。あまりにも、たべすぎて、わたしが「ふう。いっぱいたべて、おなかがはれつしそう。」というと、かとう先生が、「まだまだあるで。アンニンドーフにハイゲンダッツがあるで!」いうので、わたしは、びっくりしました。(中略)アンニンドーフもたべました。それも手作りです。その中にブルーベリーを入れると、よりいっそうおいしくなりました。わたしは、あまりにもおいしくて、四はいもたべました。【評:ただかんたんに「おいしかったです」と、せつめいをおえずに、「どんな風においしかったのか」をとてもくわしく書けています。だから、おいしさがよーくつたわってきますね\(^o^)/

●うさぴょんさん(いたほ/小3)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 (「ポコペン」という遊びをしていると)見つからないようにと思うきんちょうで、じっとしていても、汗がまるでたきのように流れます。ハンカチでふいても、ふいても汗が出てきます。 評:大人だったら、こんな汗をかきながら、それでも遊ぶということはないだろうなぁ。「まるで……」というたとえと、「ふいても、ふいても」というくりかえしで、たくさん汗をかきながら遊んでいる様子を、くわしく説明できたね。

●聖恵渚さん(いたら/小3)の作文より(メグ先生/7.2週)

 お母さんは、「早くできたねえ、はじめてなのに、うまいねえ。」とほめて下さいました。どうして、うまいのかなあと思って、その時に、頭でふりかえってみました。たぶん、いっしょうけんめいがんばったのだと思います。【評】「どうして」、「たぶん」ということばをつかいながら、自分の思ったことが書けましたね。

  光る表現(小4) 2001年7月4週号

●ピッチーさん(あねあ/小4)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 私は金管クラブのいい所を見つけてみました。第一は、知っている曲はなんだか楽しくて明るくなる。第二は難しい所をできるととってもうれしくて、達成感がある。第三はみんなで合奏すると楽しい。……一人だとたった一つの音だけど、みんなの音がひとつになると(音楽っていいな。)と思います。 評:上級生に混じって始めることになった金管クラブ。たいへんだけど、いいところもたくさんあるね。すてきなハーモニーが届きそう!

●大豆さん(あのわ/小4)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 その日は、すごく暑かった。まるであたためるのを始めた電子レンジのようだった。公園で遊ぶのにあきてきた。その理由は、もしこれ以上遊んでいたら、「赤いたこさんウインナー」のようになってしまうと考えたからだ。 評:今年の夏は暑い! その暑さをたとえをたくさん使って、上手に説明できた。

●ししさん(あふか/小4)の作文より(かつみ先生/7.2週)

 ものすごく暑くてとろけそうでしたから・・・   評:本当にとろけてしまいそうなくらい、暑いよね。とろけるチーズになった気分だね。

●諒さん(あろつ/小4)の作文より(森川林先生/6.4週)

 えさはくわの葉っぱでできた太い緑のソーセージみたいな人工飼料を、毎日切ってあげました。ちょっとにおうので気持ち悪かったです。ぼくはよくこんなくさいたべものをうれしそうに食べられるなあと思いました。◆カイコにとっては、おいしいのかなあ。それとも仕方なく食べているのかなあ。

●ハッピーさん(あろる/小4)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 おふろとたたみの部屋のきょうつうてんは、何だと思いますか? それは、『こわい』です。 評:へぇー、先生は「ほっとする」だと思ったよ。読んでいる人をぐっとひきつける書き出しだね。

●理良さん(いいそ/小4)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 (清掃工場のゴミクレーンは)巨大な鉄の手。1回に3トンも持ちます。 評:「巨大な手鉄の手」というたとえと、数字を使った説明が、うまくかみ合っているね。

●ヒロさん(いうぬ/小4)の作文より(けいこ先生/7.1週)

 ぼくはおふろが大好きです。おふろに入ると、湯ぶねのふちに両うでをのせて、後ろによりかかり、何も考えないで天井を見ながら、ボーッとしています。今もおふろに入りたくて、うずうずしています。 評:サッカーにプールに……といそがしくしていると、おふろでリラックスするのが楽しみだね。「はぁ〜、いい気持ち。」という声が聞こえてきそうだ。

●みいきんさん(いきゆ/小4)の作文より(ももんが先生/7.1週)

 どうしてわたしが、あわぶろを好きかというと、あわが、やわらかく、体にあたって、気持ちいいからです。【評:おふろのあわが「どんなようす」なのかも教えてくれたので、みいきんさんの気持ちよさが、読んでいる人にもよく伝わる文となりました。とてもいいですね(^o^)。】

●みかんさん(いこい/小4)の作文より(ももんが先生/7.2週)

 前のおにごっこの時、私はおにになってしまったので、おにごっこをしているなかで、一番足が速い子をおいかけました。すると、ぐんぐん間がちぢまっていって、とうとうその子にタッチすることができました。その時は、とーってもうれしかったです。たまにはおにもいいなあと思いました。【評:友だちを追い上げていくようすや、思ったことが生き生きと書けています。こんなふうに自分で楽しさを見つけることができるのは、すてきですね(^o^)。】

●きのこさん(いすこ/小4)の作文より(こあら先生/7.2週)

 (ランプが電灯にとってかわられるという話をうけて)今、私たちが使っている石油の前は石炭がおもな燃料だったそうです。石油にかわられて、九州の田川という町はさびれてしまいました。【評】とてもいい似た例を思いついたね。

●かばんさん(いそも/小4)の作文より(スズラン先生/7.1週)

 (お母さんが遊んでいたのは)「うーん、ファミコンがなかったから、空き地とかで、おにごっこや、だるまさんがころんだなどをやっていたよ。」そのときぼくは、「なぁんだ、ファミコンがないのはつまらないけど、ほかの遊びはほとんど今と同じじゃないか」と思いました。:評:お母さんが子どものころ、今と同じことをしていたのが分かったのは大発見?でしたね。

●ミニまろさん(いそれ/小4)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 (シールを)初めて交かんし合った時に、「すごい数のシールだね。」と言われたので、「へへっ。そうかなぁ。」とちょっと得意げになりました。でも、本当に、自分でも「すっごい数だなぁ。よく集めたなぁ。」と思います。……私はひそかに自分のことを、「シールの女王」と思っているのです。 評:自分のコレクションをほめられると、うれしいに自慢げになってしまうね。この気持ち、よくわかるよ。「シールの女王」という表現もおもしろい。

●みゆきさん(いちさ/小4)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 (絵の教室に)ひと月に2回行くと楽しすぎて、ひと月に100回行きたいけれど、それではまるで1日5回位、行くことにもなります。でも、多くて子どものクラスは、ひと月に4回なのです。 評:毎日でも、1日に何回でも行きたいくらい、絵の教室が気に入ったのね。「ひと月に100回」がおもしろい。あれ、100回を30日でわっても、1日5回にならないぞ。土・日はお休みかな? 

  光る表現(小5−小6) 2001年7月4週号

●あおぞらさん(あある/小5)の作文より(ゆり先生/7.1週)

 「ありっ。ぬけがらが出てきた。でもうごいてる!もしかして・・・。」そのもしかしてです。ぼくが見つけたのは成虫になる前の、からの中に入ったセミのような虫だったのだ。【評:よく工夫できた書き出しですね。】

●しょうたさん(あたの/小5)の作文より(きょうこ先生/7.2週)

 「その日は、暑くて、まるでさばくにいるような気がしました。だから、あせが滝のように流れました。」うわぁ〜、その様子が目に浮かんでくるよ〜!!(^-^;) 夏は夏でも、ものすごい!!という感じがよく伝わってくる表現でした☆

●茜さん(あろさ/小5)の作文より(ももんが先生/7.1週)

 「ガチャ。ガチャガチャ。」わたしは、わざとドアのとってをならしました。すると、らいむが走って来ました。らいむは、さんぽが大好きです。そして、さんぽに行った後には、必ず近くに住んでいる妹のれもんちゃんの家まで、遊びに行きます。【評:らいむ(犬)の散歩についての作文の書き出しです。とても散歩を楽しみにしているらいむのようすが、伝わってきますね(^o^)。】

●紗由美さん(ああも/小6)の作文より(ふじのみや先生/7.1週)

 ところが退院してしばらくすると、指の骨が今まで自分を固定してくれたこともわすれ、そのピンにむかって、「おまえは、なんでこんなせまいところにいるんだ。もうおまえは必要ないんだぞ。さっさとでていってくれ」といって毎日、少しずつおいだしていった。なんという、恩知らずだ。  評:自分の体の中で交わされる、こんな会話。本当に聞こえてきたら、にぎやかで楽しいね(笑)。

●クリリンさん(あかの/小6)の作文より(こあら先生/7.2週)

 わたしは、オリンピックの始まった国ギリシャにとても興味があります。なぜかというと、パルテノン神殿の柱と日本の法隆寺の柱が同じ中央の太くなったデザインだと社会で勉強したからです。【評】地理的に離れた地域がよく似た文化をもっているのは、不思議でもありまた興味深いものですね。

●クジラさん(あなね/小6)の作文より(メグ先生/7.2週)

 五年生の時社会科の授業でお米を育てた。種もみから稲が出来るまでにとても時間がかかった。スズメに食われたり、お水不足になったりしてお米一粒育てるのにとても大変だった。とくにすずめ対策がたいへんだった。稲の入ったバケツの上にネットを張ってみたけどまだスズメが来たのでスズメ対策失敗(笑い)。夏休みも水あげに学校にいったこともあった。こんな苦労をして、一粒一粒が美味しいくなっていく。そのお米を炊いて食べたときは、すごく美味しくて、甘かった。私は、お米を育てて、いつも何気なく食べているお米もホントは、とても苦労して育てられているということが分かってからは、一粒も残さないように心がけている。【評】お米の大切さを実感できる、貴重な体験をしましたね。以前にも増して、お米がおいしく感じられるようになったのでは?

●俊輔さん(あやゆ/小6)の作文より(かつみ先生/7.1週)

 「塞翁が馬」ということわざがあるように、人生には、良かったり悪かったりするということがある事が人生ゲームによって分かった。評:塞翁が馬、これは先生も大好きな言葉です。自分の人生もこのあともしかすると、ひょっとすると、そういう気持ちをもっていたいね。

●田鳥倉部さん(あゆと/小6)の作文より(さかな先生/7.2週)

 人間にとって文化とは、自分を作ってきたもでもありこれからも造り続けるものだ。★評:日頃は意識しないで過ぎてしまうことが多いけれど、社会の中で生きていく上で、とても大切な言葉だね。

●哲也さん(ありけ/小6)の作文より(ふじのみや先生/7.1週)

 車の中でクワガタをさわっていると手の上に乗ってきて とろうとしてとるとつめが皮ふにくっついていたいんだ。でも かわいかった。 評:小さくてもチカラのあるクワガタ。必死の様子がかわいいんだね。 

●美佳さん(いうわ/小6)の作文より(ドラえもん先生/7.2週)

 「ご飯粒を残すと目がつぶれる。」とかという人が多いようにお米を大事にしている国なので、お米を炊く電気釜をケーキのために使うのは、あまり気にくわなかったのだろう。だから、日本ではケーキミックスがあまり売れなかったのだと私は思います。【評】なぜケーキミックスが売れなかったのかという理由をじょうずに述べることができました。

●たかやんさん(いくの/小6)の作文より(スズラン先生/7.2週)

 日本人にとってお米というものは、三つ子の魂百までということわざがあるように、昔から主食として伝えられてきた日本の文化だと思う。:評:お米のない生活は考えられないほど、お米は日本人にとっては大切なものですね。お米文化を見直した課題でしたね。

  光る表現(中1−社) 2001年7月4週号

●ミュウさん(あおゆ/中1)の作文より(ももんが先生/7.1週)

 「テストを返します。」教室の中がざわつきはじめた。「○○さん(←注:ミュウさんの名前)。」こっそりと自分の点数を確認! ガビーン!!! 「何じゃ、この点はあぁぁ!!!」という経験を何度もしてきた私は、もちろんテストが大っきらいだ。【評:作文の書き出しです。テスト返却時のようすと気持ちが、よーく表れていますね(^^;) 】

●A.Lさん(あそき/中1)の作文より(かつみ先生/7.2週)

 僕は、他人のよいところを消化吸収することはいいと思う。なぜなら、自分の長所が増えていくからだ。  評:プラス思考の意見だね。とてもいい発想です。

●日本太郎さん(あねひ/中1)の作文より(クマのプーさ先生/7.2週)

 日本の文化は英語がかなり影響していると思った。僕は、もう少し日本の文化を見直してみようと思った。【評】太郎君たちの年代だと、生まれてきた時には、もうすでにカタカナ語があふれ、それが当たり前のようになていたのかもしれませんね。この課題を読んで、改めてこう思った、という感じの素直な表現だと思いました。

●あつしさん(あむら/中1)の作文より(きょうこ先生/7.1週)

 「テストは楽しむものだからです。まるで、遊びを楽しむように楽しむものだと、ぼくは思っています。」こう考えれば、本当に、勉強やテストが楽しいものに変身してしまいそうな明るくて前向きな表現だったね☆ 

●千恵さん(いうね/中1)の作文より(こあら先生/7.1週)

 人生はほとんどテストであるし、そのテストを今後どう生かしていくかによってこれからの未来が開けていくのであるから、一回一回のテストを大切にし、また一生懸命やるようにすればよいのではないだろうか。【評】テストの是非以前に、現実にテストが存在する以上、ポジティブにとらえて取り組んでいくことも大切ですよね。

●トトロさん(いけの/中1)の作文より(クマのプーさ先生/7.2週)

 漢字からできた、カタカナ、ひら仮名は、漢字と共に、日本人の会話や文章にはかかせない物だからだ。【評】漢字の存在があったからカタカナ・ひら仮名も生まれ必要不可欠なものとして現在に至っていることに着目して指摘しているところが、自分の中でよく練られていてすばらしいと思いました。

●美絵さん(いさほ/中1)の作文より(かつみ先生/7.1週)

 テスト前の一週間は「冬・苦・山あり谷あり」テスト後は「春・楽・小川」である。そんな事がおもしろい。   評:なるほどね。冬があるから、春の楽しさが一段とありがたいものに感じるんだね。

●スライムさん(あめひ/中2)の作文より(こあら先生/7.2週)

 私が子供を育てるとしたら、どちらのいい点ももらい時にはやさしく時には厳しく、つまりけじめをしっかりとつけていきたい。しかし、本当はこんなにもうまくは行かないのである。【評】子育ての難しさを感じさせるような事件の多い、このごろですね。

●ムッちんさん(との/中2)の作文より(クマのプーさ先生/7.2週)

 幼い言語がまとまってない時期に赤ちゃん語とは非常に有難いことなのだ。【評】当たり前のように赤ちゃん語を赤ちゃんに使っているけれど、こうして意識して考えてみると普段は見えていないことが見えてきますね。非常に有難いこと・・という表現に赤ちゃん語の重宝さやいろいろな意味がこめられていると思いました。

●ほり内さん(ぬり/中2)の作文より(えみ先生/7.2週)

 日本人の赤ちゃんの育て方は、赤ちゃんの好奇心に答えることではないのか。【評:とてもユニークな意見で日本の子育てをとても好意的にとらえているよい一文。まるで子育て経験があるよう!?(笑)】

●惣さん(やき/中2)の作文より(クマのプーさ先生/7.2週)

 子供には子供の生き方がある。だから、僕は日本式の赤ちゃん言葉を使うしつけも大事と思うし、ある程度大きくなると大人のように話すのも良いと思う。【評】自分はどのように接したいかを、課題文を踏まえた上で自分なりに考えてまとめられましたね。

●武志さん(あひは/高1)の作文より(けいこ先生/7.2週)

 自分たちよりも弱い者、劣る者(をいじめるの)は、競争社会の中でできた差別だ。しかし多数が少数をいじめるのは、個性に対する反発でしかありえない。つまり現代では個性といいながらも、一方で自分たちと違うものは片っ端から破壊しているのである。つまり、いじめは競争社会が直接引き起こしたものではないと僕は考える。だから運動会の駆けっこでみんな一緒にゴールしましょうという馬鹿なことはしなくていい。むしろこれは走るのが速いという個性をつぶしてしまうのである。 評:「足が速い」や「勉強ができる」といった長所ですらも、「少数派」になった途端に「いじめのターゲット」になりうるのだね。みんな一緒にという考えは、「足が遅い」という少数派だけでなく、「足が速い」という少数派も一まとめにしてしまうという点に問題があるというわけだ。

●ひまわりさん(あなつ/高2)の作文より(こあら先生/7.2週)

 畳を懐かしいものだと感じる人というのは、畳になれ親しんでいて、ある時環境がかわり、またそしてその畳の環境に戻った時、懐かしいと思うものだ。私がそう思わないのは、初めから、畳というものから離れた存在だったということだ。だから懐かしいとはおもわない。【評】『畳から離れた存在』が存在するなんて、日本も変わってきているんですね。(笑)

●ノッポさん(いえは/高3)の作文より(森川林先生/7.1週)

 だが、平和共存とは、国の特質や文化を消し去って他国の特徴を受入れるのではなく、異質のものが衝突する事なく地球で生存していく事である。◆評:こういう名言を自分でどんどん作っておくといいよね。

 

 

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