KotobanomoriNo.726

言葉の森新聞

2001年9月1週号

文責 中根克明(森川林)

  今週はアンケートが同封されています

 9.1週の言葉の森新聞には、アンケートが同封されています。以下、その説明です。

(1)メールアドレスの新規・変更のある方はご記入ください。メールアドレスは、ここ数年はプロバイダの変更などで頻繁に変更されると思いますので、毎学期アンケートというかたちでデータを更新していきます。

(2)小学生の生徒は、学校名と学校所在地をお書きください。小学生の清書は新聞社に投稿する際に、学校名や学校所在地の記載が必要になるためです。投稿を希望しない場合は書かなくても結構です。

(3)中学生以上の生徒は、購読している新聞名をお書きください。中学生以上の生徒の清書は、ご自宅で購読している新聞を中心に投稿をします。投稿を希望しない場合は書かなくても結構です。

(4)言葉の森新聞をメールで受け取る方はご記入ください。プリントした言葉の森新聞以外に、メールで毎週言葉の森新聞を受け取ることができます。費用は無料。登録・解約は自由にできます。

(5)山のたよりをメールで受け取る方はご記入ください。プリントした「山のたより」以外に、メールで毎週「山のたより」を受け取ることができます。費用は無料。登録・解約は自由にできます。

 なお、前学期までのアンケートと回答は、下記のページに掲載されています。

http://www.mori7.com/nohara/hubo.html

  差別表現に対する考え方

 中学2年生の8.3週の課題の長文に次のような文章が出てきます。

「目あきは、何でも見えるために、何でも解ると思っている。ところが目あきが見ているのは眼の前にあるものばかりでしょう。……中略……」

 私たち盲人は、一日単位では、目あきと較べるとたしかに何も見てないに等しい。しかし、明日、明後日と先に行くにつれて、私たちの方がよく見えるということに目あきは余り気がついていません。

 普通、「目あき」という言葉に対応するものは「めくら」という言葉です。

 しかし、日本のマスコミ界では、次のような言葉はその言葉に該当する人を傷つけるという理由から、別の表現で言い換えるように工夫しています。

めくら→目の不自由な人

びっこ→足の不自由な人 など

 この長文で、「目あき」に対応する言葉として「盲人」が使われているのは、以上のような事情からです。

 中学2年生のみなさんが、この長文の感想文を書くときに、「目あき」に対応する言葉として、自然に「めくら」という言葉を使ってしまうことがあるかもしれません。そのこと自体は決して悪いことではありませんが、そういう言葉を差別表現だと感じる人がいるということを考えると、ここは長文にあるように「盲人」という言葉を使っていく方がいいかもしれません。もちろん、言葉の言い換えで実際の姿が変わるわけではありませんが、露骨な言い方に傷つく人がいるかもしれないという配慮として表現の仕方を考えていくということです。

  難しい長文を楽しむ

 現在、子供たちが読んでいる長文は、いずれもその学年の子供たちが読むにはやや難しいものを選んでいます。そのために、子供によっては、難しいから長文音読が嫌だということもあると思います。

 そこで、大事になるのは、周りにいる大人の考え方です。お父さんやお母さんが、「わあ! こんな難しいの読むの。すごいねえ」と明るく感心するように見守ってあげると、子供たちは難しいことにむしろ喜びを感じて取り組んでいきます。逆に、お父さんやお母さんが「こんなに難しいのは無理じゃないか。かえって嫌いになったら困る」と消極的に考えていると、子供も自然に長文を敬遠するようになります。

 坂道を登るときに、「こんな坂を登るのは嫌だなあ」と思って登れば、くたびれるだけです。しかし、「この坂道を登って足腰を鍛えよう」と思えば登ること自体が楽しくなります。

 生徒のみなさんも、「こんな難しいのを読むなんて大変だ(-_-;)」と思わずに、「こんな難しいのを読むなんて、僕(私)ってすごい!(^o^)」と前向きに思いながら読むようにしていきましょう。そうすると、本当に力がついてきます。

  6月のアンケートより(その4)

 6月のアンケートはこれですべて掲載しました。

●父母より(小6) 言葉の森新聞の父兄の質問に対する先生のコメントが参考になります。どの言語も、マスターするには音読、筆写、作文かと感じています。

▼教室より 言語の学習は、音楽や体育の学習と似ているところがあります。国語の問題で、子供が間違えたところがあると、大人はつい理屈で説明して理解させようとします。理屈による理解が可能な面もありますが、それ以上に、読み慣れていないと理解できないという面があります。そういう意味で、勉強の中心は長文音読を中心とした自習です。毎週一回の作文は、作文を通して自習など勉強の成果を見るためのものと位置づけることができます。

●父母より(小3) メーリングリストへ登録に印をつけましたが、実際どのようなことが行なわれているのでしょうか。

▼教室より メーリングリストは、作文や勉強や子育てなどに関して、生徒・父母・先生の間でメールをやりとりするために設置していますが、今のところまだ活発ではありません。たまにぽつりとメールが流れてその返事が何件か流れるぐらいです。メンバーは100人ほどいます。活発になれば、メーリングリストで日常的に質疑応答ができるので、かなり役立つものになると思います。

 freemlというサービスを利用しているので、メーリングリストに登録すると、freemlからのメールも自動的に届くように設定されています。これは解除することもできますが、そのままにしていると、freemlからのメールの方がひんぱんに届くということもあります。現在、インターネットにおけるフリーサービスは次々と閉鎖しています。これは広告収入による経営プランが成り立たなくなっているからです。従って、将来freemlサービスがなくなったときのことを考えて、現在、自前でメーリングリストを運用することを考えています。

●父母より(小2) 実は、私たちにとってはまだまだなぞに包まれた言葉の森です。

1、国語問題、クラウン数、投票のことがよくわかりません。どんなしくみですか?

2、ほかの人の文章に投票するのはどのようにするのですか?

3、「評価」で先生が見られているのが何なのかちょっとわかりにくいのですが。低学年では、あまり細かく評価する必要もないように感じるのですが、その点どうでしょうか。

▼教室より このへんは、全体的に、もっとわかりやすくしていきたいと思います。

【上記の質問が、オンラインコースの方の質問なので、オンラインでの話にしぼって説明します】

 国語問題は、毎週送られてくるメールで、国語問題というところをクリックすると、漢字の問題などが8題掲載されているページにジャンプします。同じページに載っている解答を見て、作文用紙の国語問題の欄に○や×をつけておくというやり方です。

 クラウン数というのは、毎学期末に渡される賞状(「山のたより」に掲載する)に基づいて与えられる点数です。この点数に応じて賞品と交換できます。賞品との交換時期は、言葉の森新聞でお知らせします。

 評価は、課題フォルダの項目表に基づいて行なっています。項目の種類は、小1から高3まで統一しているので、低学年はやや細かい評価になっています。確かに、低学年ではあまり細かい評価は必要ありませんので、今後改善していきたいと思います。

●父母より(小6) 毎回、親切にご指導いただいています。今学期は難しい(きらいな)長文が多く、とても苦労していました。だんだん自分の好きな長文とそうでないものとの取り組みに差が出てきてしまいました。中学受験を考えているので、どんな長文でも興味を持って読むようにしてほしいのですが、どのようにすればいいのでしょうか。悩み中です。

▼教室より 長文の中には、子供が喜んで読むものとそうでないものとがあるようです。経験上、文章的に美しいものは子供も好んで読むようです。逆に内容や文章に芸術性が感じられないものは読みたがらない傾向があります。ですから、ひととおり読んだあとは、自分の好きなものをくりかえし読むということがあってもいいと思います。

●父母より(社) 教室で行なわれているプログラムの勉強や懇談会などの内容が知りたいです。

▼教室より 言葉の森新聞などで、随時お知らせします。また、プログラム研究会については、ホームページに研究会の内容をくわしく掲載しています。

http://www.mori7.com/saa/pmpro.php

●父母より(中2) 夏休みの読書感想文を書くときのコツみたいなものと、「言葉の森おすすめ図書」がありましたら教えてください。

▼教室より アンケートの掲載が遅れてしまいましたが、感想文の書き方は7月2週の言葉の森新聞に載せています。ただし、これは小学生から高校生までだれでもが書ける無理のない構成の見本ということで載せていますから、実力のある人は当然もっと別の構成で書くと思います。学校では、宿題を出すだけで、書き方の指導をしないので、あえてこういうかたちで書き方の見本を載せました。

 推薦図書については、「図書の広場」というページに、これまでのおすすめ図書を掲載しています。

 これは、今後もっと新しいものに改定していく予定です。

http://www.mori7.com/nohara/tosyof.html

●父母より(小4) 自習用紙を封筒にしたくないので、市販の封筒を使いますので、よろしくお願いします。

▼教室より はい、どういうかたちでも結構です。4年生は、学校でローマ字を習いますから、インターネット経由で送る練習をしていってもいいと思います。

●父母より(小5) 昨年の9月からお世話になっています。毎日の読書以外の長文・短文はしっかりやれていますが、部活が週末も平日もびっしりあり、勉強をゆっくりする時間がとれず少々心配です。しかし、気長に作文の上達を見守り、中学校、高校、大学になるにつれて勉強量が増えてくれればと思っています。

▼教室より 現在、中学生の生活はかなり忙しいです。特に、練習熱心な部活などに入ると、勉強の時間がなかなかとれなくなります。私(森川林)の子供(中2)もバスケットボール部に入っていて毎日朝練があります。そのため、小学生のときまで早朝にやっていた長文音読などの自習が時間的にできなくなってしまいました。しかし、作文の勉強は、長く続けていくことが大事ですから、こういう忙しい時期は無理をせずに、できる範囲で勉強に取り組んでいくといいと思います。

 

  光る表現(小1−小3) 2001年9月1週号

●はるーたんさん(いてふ/小1)の作文より(ポプリ先生/8.3週)

 みずでっぽうをうえからみるとうちゅうじんみたいでおもしろいかおでした。おゆをかけたりかけられたりしてすごくたのしかったです。評:ほんとうにおもしろいかおだね。せんせいもみてみたいなあ。

●かっぴーさん(いくす/小2)の作文より(けいこ先生/8.3週)

 やっとクルッと回れました。「やったー。」と、わたしはさけびました。できたとき、まるでゆめのようでした。お父さんもお母さんも「よかったねぇ。」と言ってはく手をしてくれました。わたしは「お父さんがいっしょうけんめい教えてくれたからできたよ。」と言って、お父さんにだきつきました。お父さんはにこにこしていました。 評:なかなかできなかったさか上がりが、できるようになったしゅん間。うれしさがはじけるようなかんじだ。教えてくれたお父さんへのかんしゃの気もちをわすれないというのも、かっぴーさんのいいところだね。

●いちごさん(いすも/小2)の作文より(けいこ先生/8.3週)

 泣いている赤ちゃんの口をおばちゃんが手でふさいでいました。……赤ちゃんがなくと、そとのてきに見つかるので、日本へいがその家ぞくをおこるからだそうです。私は同じ日本人なのにどうしてそんなにおこるのかふしぎに思いました。 評:せんそうは、国どうしのたたかいだけでなく、同じ国の人どうしでもこんなにかなしいことをひきおこすのね。

●椿さん(いそら/小2)の作文より(スズラン先生/8.2週)

 (ねんどでビーズを作ったこと)さいしょにはまだかたいから、まるめます。まるめたらのばして、うずまきのかまぼこみたいにまいていきます。そして、あと二色えらんでやわらくしてまるめます。その二色をさっきのうずまきみたいなのにくっつけます。そして、カッターできって、たけひごであなをあけます。そして、オーブンでやいて、できあがりです。:評:ビーズがだんだんできていくようすがよくわかりますね。

●彬誉さん(あろに/小3)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 やけくそになっても守りきりました。   評:やけくそになっても、というところがいいね。いっしょうけんめいさがつたわってきます。

●稔さん(あわき/小3)の作文より(ももんが先生/8.3週)

 ぼくは、この石を買ってもらったとき、とてもうれしかったです。みんなにじまんしたいくらいでした。【評:「(まるで)こんな気持ちだったよ...」というたとえをつかって、そのうれしさを上手に表現できましたね(^o^)。】

●りゃりゃさん(いいに/小3)の作文より(ミルクティ先生/8.2週)

 うち上げ花火は、おうちのベランダからみました。何回も何回もヒューバーンヒュードンといろんな音があって、色も青赤黄むらさきピンクなどいろいろな色がありました。いろいろな色音などいろんなのがあり、次のは、どんなのかなと思いわくわくドキドキでした。<評>うち上げ花火の大きさと美しさを音と色を使ってうまく表現しましたね。まさに夜空にさく大輪の花ですね!

●瑞幾さん(いおね/小3)の作文より(ドラえもん先生/8.2週)

 弟は木刀をもっているからぼくといとこは「こっちからくるで」といったりしていました。弟が木刀をふるたびに「バン!」と音がしました。【評】「バン!」という音をいっしょに書いたところが、雰囲気が伝わってきていいね。これからも「色」「音」「におい」などをいっしょに書いていくといいね!(^o^)

●春まきくんさん(いせね/小3)の作文より(メグ先生/8.1週)

 バンバンと音をたてながら大きな花火が見える。まるでほんものそっくりな花火だ。5発くらいいっぺんだと花ばたけのようだ。【評】たとえがうまく使えたね。5発いっぺんだと、お花畑というのがおもしろいね

●マーヤさん(いちこ/小3)の作文より(さかな先生/8.2週)

 わたしが、小さい時から、大切にしている物は、ハート形で、上に、ガッキをもったてんしがのっています。そのてんしは、花でつくったかんむりをかぶり、オレンジっぽい、きれいなきれが、かかっています。かわいいバイオリンをひいていて、すわっています。足もとに、ばらの花がさいています。はねはほそくて、こわれやすいといったかんじです。★評:天使のついたすてきな入れ物の様子、目に浮かぶようですね。

  光る表現(小4) 2001年9月1週号

●みゆさん(あはみ/小4)の作文より(ドラえもん先生/8.3週)

 地主も心がやさしくなったのでよかったと思いました。もし、ぼくも、わるいことをしたら、あやまりにいこうかな。【評】わるいことをしてしまって、あやまるということは簡単そうで実はけっこうむずかしいことかもしれないね。海蔵さんのように素直にあやまれる人間であってね。(^^ゞ

●ともっちさん(いえさ/小4)の作文より(けいこ先生/8.3週)

 (二つだけなったプチトマトは)すっごくまっ赤で、太陽の分身みたいです。……ほかは、うすいきみどり色の、細長いものばかり。トマトもまるで、まっ赤になりたくないような様子です。 評:まっ赤になったトマトは、そういえばお日様のかおりがするね。「まっ赤」と「うすいきみどり色」、色の対比がトマトの様子をわかりやすく伝えているね。

●みかんさん(いこい/小4)の作文より(ももんが先生/8.2週)

 このプールの中で、一番楽しかったのは、すべり台です。このすべり台は、角度が急なので、スピードが速いからです。すべる前は、すごくドキドキします。『ピッ』とふえがなると、すごいいきおいですべります。けい子ちゃんも「キャー。」といいながらすべっています。すべり台からプールに入るときは、必ず鼻をつまみます。最初のころは、つまんでなかったけれど、鼻に水が入ってから、つまむようになりました。このすべり台はとても楽しいけれど、もしできるなら、もっとすべっている時間が長かったらいいなあと思います。【評:元気いっぱい楽しんでいるようすがよく伝わってきますね。あっという間に終わってしまうできごとも、このように「まわりのようす」や「心の中で思ったこと、そうぞうしたこと」をくわしく書くと、生き生きとその時のようすがよみがえってくる文になりますね(^o^)。】

●りんこさん(いしか/小4)の作文より(ふじのみや先生/8.3週)

 とてもむずかしい問題で…(略)…(うーん、なんだろう)と思って、ドンドン足をふみならしました。 評:わからなくてうずうずする気持ちを、動作をまじえてじょうずに説明しています。

●かずさん(いしす/小4)の作文より(かつみ先生/8.2週)

 十秒もたたないうちにわすれものにきづきました  評:よくある風景だよね。それだけ緊張していたってことかな?それとも、結構リラックスしすぎてしまっていたってことかな?

●かずさん(いしす/小4)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 上から外の景色を見るとマンションが見つからなくて田んぼがいっぱいで、東京とはちがっていました。  評:東京とはちがっていました、というところが、ポイントになっているね。

●駿作さん(いしと/小4)の作文より(メグ先生/8.2週)

 チキンナゲットもあったから、今度はそっちをねらって食べようとして、一つ食べることにせいこうしました。なみにのって、もっと食べようとしたけど、お母さんに見つかってまた食べられなくなって、お姉ちゃんにたのんでもらおうとしました。【評】「なみにのって」という表現がうまいね。でも、調子に乗りすぎると失敗してしまうこともあるみたいですね。

●きのこさん(いすこ/小4)の作文より(こあら先生/8.3週)

 (前略)正直にごめんなさいと言ったら、お母さんが「ちゃんとあやまればいいよ。形あるものはこわれるんだから」とやさしく言ってくれました。コップを割ったのに、なんだかいい気持ちになったことがあります。【評】有加ちゃんが、素直な心であやまったから、お母さんも許してくれたんだね。これでもし「コップがすべっただけだもーん、あたし悪くないもーん」ていう態度だったら…(笑)

●たんぽぽさん(いそく/小4)の作文より(メグ先生/8.1週)

  トンボの目は、まるで小さな虫がたくさんいるみたいな目です。【評】トンボの目のようすをユニークなたとえを使って表すことができたね。

●かばんさん(いそも/小4)の作文より(スズラン先生/8.1週)

 (くもの巣にひっかかっているクワガタをみつけて)そのクワガタは動きませんでした。「あれ、死んでいるのかなぁ。」というと、お父さんが、「ちょっと落としてみようか。」と言って落としました。でも、動きませんでした。「どうしたのかなぁ。」と言いながら、つん、とさわってみました。すると、いきなり歩き出しました。「やったぁ、動いた。」そして、近くの草原ににがしてやりました。:評:情景が見えるようなお父さんとの会話ですね。クワガタは助かったことに気がついて、きっと喜んで草原に帰っていったことでしょう。

●萌さん(いたわ/小4)の作文より(ふじのみや先生/8.3週)

 私が一番心に残ったことは、かいぞうさんがろう人にあやまった所です。わたしは そこのかいぞうさんが大好きです。 評:「大好き」というひとことに、ひまわりさんの気持ちがギュッとつまっていますね!

●みゆきさん(いちさ/小4)の作文より(けいこ先生/8.3週)

 私が小さい時は、(ドナルドの人形が)自分より大きいので、本当の人に見えて、ご飯の時にいつも「マンマだよ。」と言って、本当に、口の中に食べ物を入れてしまいました。 評:「小さいときから大切にしている」というテーマにそって、小さいころの題材をうまく入れられたね。

●悟さん(いつあ/小4)の作文より(メグ先生/8.2週)

 おふろのとなりは、つめたい水みたいで足がこおるところでした。【評】夏の暑いときにも、足がこおりそうだなんて、どんなに冷たいかがよくわかるよ。

  光る表現(小5−社) 2001年9月1週号

●友葵さん(あしも/小5)の作文より(ゆり先生/8.3週)

 「アメリカ人は何でも日本人よりも進んでいて、アメリカ人の方が上だ。」と思っていた。(略)一番の理由は、アメリカ人は論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持っていて、テレビとかでも色々な意見を発表しているからだろう。『ここが変だよ。日本人』というテレビ番組でも、アメリカ人は、すごい上手く比喩を使って上手に表現している。だからこそ、迫力がありこの番組が面白いのではないかと思う(笑)。【評:テレビ番組で見た分かりやすい例を使って、うまく理由が説明できていますね。】 

●みんこさん(いせあ/小5)の作文より(ふじのみや先生/8.2週)

 チューリップなんかは、とくにそうだ。まるでカエルの足形みたいな花。いつもまっすぐでキレイなみどりのくき。おりがみでも切ってつくれるような、かんたんな葉。 評:たとえによって、絵がパッとうかんできます。 

●さくらんぼさん(とあ/小5)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 私にとって、国際人とはその国の生活になれていてその国の言葉、歴史がわかっている人だと思います。 評:華ちゃんの意見がしっかりかけていていいですよ。

●シュシュさん(あさつ/小6)の作文より(えみ先生/8.3週)

 そのとき1しゅんまるでいままで明るかった電気がいっきにていでんしたみたいだった。【評】雰囲気ががらっと変わった様子を電気にたとえてうまく表現しています。

●雅貴さん(あめす/小6)の作文より(ももんが先生/8.3週)

 「笑う角には福来たる」と言う言葉があるけれど本当にそのような話を聞いたことがある。「あなたは病気のためもうすぐ死にます」と言われたので、最後だと思いたくさんおもしろいビデオを見て、たくさん笑って病気を治した人がいるという話だった。本当に福がきた。だからユーモアはすごく大切なのだ。【評:まさに「笑う角には福来たる」「病は気から」だね! 「ユーモアの大切さ」にしっかりと結びつく、効果的なことわざと実例の使い方です。とてもいい(^o^) 。】

●SMILEY(^o^)さん(あるわ/小6)の作文より(ドラえもん先生/8.2週)

 読書とは人間にとって、いろんなことを教えてくれたり、いろんなことを発見できたりする、なくてはならない宝物である。【評】本当に読書が好きだということが伝わってくるね。これからも、いろいろな本を読んでね。(^o^)

●たかやんさん(いくの/小6)の作文より(スズラン先生/8.3週)

 (ユーモアについて)「物も言いようで角が立つ」ということわざがあるように、つまらないということを強調すると、相手の気分を悪くしてしまうので、言うときには考えて言わなくてはならないと思う。:評:ユーモアのつもりで言った相手に対して、ちょっと、、、、と思っても優しい心遣いをしなければということですね。ユーモアを考えるのは楽しいけれど難しいですね。

●ミュウさん(あおゆ/中1)の作文より(ももんが先生/8.2週)

 授業、部活、塾直行、バレエ直行、10時頃帰宅、疲れてすぐねる。【評:毎日の忙しさを一文でしっかり表現していますね。ミュウちゃん、がんばれ〜!(^o^)】

●ひろりんさん(あしゆ/中1)の作文より(とこのん先生/8.2週)

 それでもそれを乗り越えたら感動と達成感を味わえる。私も部活で「怒涛の六日間」という練習があったが、乗り越えてとてもうれしかった。昔からがんばってきたのだ、最後まで辞めずに終わりたい。評:実際に部活動と勉強の両立に励んで、そこからいろいろな感動を味わっている体験があるからこそ、の意見。とても説得力のある意見です。

●A.Lさん(あそき/中1)の作文より(かつみ先生/8.3週)

 前に、僕がその人に何部に入ったのか聞いてみると、勝負、昆布、ハーブと最後に「ぶ」がつくものを言ってくる。そして、最後には廃部にいきついてしまった。なんともつまらないやつだ。それでも、暗い人は暗い人なりに、何か考えているのかもしれない。  評:先生は、結構これっておもしろいぞ、って思ったのですが・・・A.Lさんのやさしさ、何か考えているのかもしれない、という予測を立てている所でわかります。

●日本太郎さん(あねひ/中1)の作文より(クマのプーさ先生/8.3週)

 その人と全く正反対の人がいる。その人は、自分の意見ははっきり言うし、すごく自分らしさを出している。私は、この人の方が数十倍好きだと思った。【評】自分の意見をはっきり言うって、勇気のいることだけれど、とても大切なことですものね。そういう人を大好きという太郎君の姿勢もステキですよ。

●晃章さん(あらか/中1)の作文より(ポプリ先生/8.3週)

 夜は灯篭流しをしました。心をこめて作った灯篭を川に流しました。まるで光が川をつつんでいるようでとてもきれいでした。ぼくはこの光景をぜったいに忘れないと思います。ぼくはこの三日間広島にいて、多くのことを学びました。せかいちゅうの人々が武器を捨て、世界中から戦争が無くなれば世界が本当の平和になると思います。原爆ドームと広島の町を中心に人々は平和と戦争について考え続けなければいけないと思います。評:実体験に基づいた意見こそ本当です。心から平和について意見のいえる中学生になってね。

 

●こめさん(いせか/中1)の作文より(きょうこ先生/8.3週)

 「僕が一番楽しみにしていた不二洞の見学だ。・・・中には不思議な形をした岩がたくさんあった。これを見て、自然がこんな形をした岩を作るなんてと思った。」いったいどんな形をしていたのだろう。う〜ん。これはきっと実際に見なければ分からないものなのかもしれないね! 感動して見上げている崇明くんの様子が目に浮かんでくるようでした☆ 

●尚志さん(いても/中1)の作文より(クマのプーさ先生/7.1週)

 プレゼントは銅メダルという形で残ったが、僕は泊まった時や試合中そしてメダルをとった時の思い出も含めて、プレゼントだと思っている。【評】プレゼントと思う尚志君の感性がステキですね。そして形のあるものと形のないものを対比させたのが強調効果があっていいですね。

●ミッキーさん(けく/中1)の作文より(えみ先生/8.2週)

 どちらかを選んで後に後悔をすることだけは避けたいし、自分に言い訳をつくってあきらめたくはない。【評】とても前向きで力強い意見。日ごろから目標をしっかり持っている姿勢がうかがえる一文。

●たまごさん(せろ/中1)の作文より(さかな先生/7.3週)

 名言に「理想に到達するための手段はまた理想への到達を阻む手段でもある」とあるが、豊かで幸せな家庭を作るために女の人が働いているが、それは働いている女性本人にも、子供にも、相当無理を強いて幸せな家庭を作る障害になっていることもある。★評:女性の社会進出の流れの光と影を、しっかりと見詰めたね。名言の引用が冴えています。

●たまごさん(せろ/中1)の作文より(さかな先生/8.1週)

 「何か大きなもの」「神」「自然」、表現は違うが、自分の力ではなく、人為的でない何かによって作品が生まれている、このような境地に至った人間の謙虚さを感じる。仏教の般若心経に「色即是空」という言葉がある。これは、形のあるものはだんだんと変化していくが、その形に本質があるのではなく、本質は空である、という意味らしい。個性や表現を越えた普遍的なものを突き詰めていくと、この「色即是空」に通じるのかもしれない。★評:たいへん深みのある文章でした。生活の中に人工物がどんどん入り込んでいる現代は、つい忘れられがちな「謙虚さ」が最も大切な時代と言えそうだね。

●はるるさん(くあ/中2)の作文より(森川林先生/8.1週)

 言葉の流行によって略された言葉は、どこか汚らしい感じかする。けれども、ら抜き言葉は流行でもなんでもなく、本当の意味での言葉の進化だと思う。◆評:「ら抜き言葉」を言葉の進化ととらえて話を進めているところがおもしろい。長文をよく読み取っているね。

●TERUさん(ふり/中3)の作文より(ミルクティ先生/8.3週)

 『理想だけ?』現実にそんな教師がいたら、きっと色んなことが学べるだろう。(本当にいても困るが(笑))そして、自分に強い刺激を与えてくれた先生みたいになりたいと思う人も多いだろう。私も「GTO」に出てくる鬼塚先生みたいに強くなれたらいいなと憧れを抱いてしまう。しかし、そういう憧れだけで生きていこうとするのもよくないと思う。ドラマでは平気に「○○先生みたいになる!」などというが、その先生ばかりを理想として追いかけて、「自分」というものを失ってしまう場合もあるかもしれない。目標とする人がいてもいいと思うが、まるっきりその理想と同じではなく、自分なりのやり方や考え方を取り入れる必要がある。<評>GTOという入りやすい題材を使って、理想とする人を持つのもいいが、自分自身もしっかり持て! というメッセージへと結びつけたのが見事。意見を引き立たせる題材を選んだところにセンスが光ります。

●ひまわりさん(あなつ/高2)の作文より(こあら先生/8.3週)

 専門的知識が全くわからない人も、分かろうという意欲をもって聞くことが大切である。科学が著しく発展している中で、一般人が理解する事はもっと困難となっていくであろう。そこで必要なのは、専門的知識を提供する者と、それを判断する人が、お互いに、理解してもらおう、理解しようという強い意欲が大切なのである。【評】課題文の『科学と実生活の橋渡しをする解説・評論者が必要』という主張に、自分なりの意見を展開することができました。

●眠雨さん(うき/高2)の作文より(ミルクティ先生/8.2週)

 また、第二の原因としては、鎖国を続けた島国・日本が欧米諸国の文化環境とは余りに違っていたことがあげられるだろう。鎖国の中で日本の文化は洗練され、その独自性を強めていった。人々の意識が均一化されることにより俳句という世界でも類を見ない短文詩が生まれ、高い生産力により食卓のメニューが確定していった。大規模な合戦は行われなくなり、武士道は精神論として発展を見せた。そんな中に入ってきた欧米諸国の文化が異質なものとして残ったのも無理なからぬことだろう。<評>日本が明治維新後、外国文化を積極的に取り入れていった原因についての考察の一部。鎖国という特殊な状況下にあって洗練化されたものとして俳句・和食・武士道などを例に挙げ、説明が見事ですね。

●恵美子さん(いすあ/社)の作文より(森川林先生/8.2週)

 同僚や上司との和を一番に考え、しかしその中で自分の意見をどう盛り込むかが日常の大きな課題となっているのである。これは、筆者の言う「豊かに備わったシステム的な自律性」にあてはまるのではないだろうか。◆評:長文のキーワードをうまく生かしています。

 

 

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