●総合 78 点 

字  数 887 字 思考語彙 56 点  (15 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 63 点  (39 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 67 点  (77 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙56


















































67
知識語彙63
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや長めです。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

11131704071108060706090607151511120318


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
46 いる。
54 いる。
90 いる。
30 ない。
34 切だ。
40 らだ。
35 ない。
29 いる。
29 した。
36 いだ。
47 らだ。
25 きだ。
23 ある。
57 げた。
75 うか。
52 切だ。
65 うか。
18 ない。
98 ある。
98
90
75
65
57
54
52
47
46
40
36
35
34
30
29
29
25
23
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【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように、はっきりと言うのも控え目に言うのも、時と場合を考えて使い分けていかないと、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまうのである。 (98字)
 

【本文】
 欧米人は「いいえ」をはっきりと言うが、日本人は「いいえ」をやや控え目に言う習慣を持っている。英語の否定は質問を受ける側の現実の行為の有無に向けられているが、日本語の否定は質問者の意向に向けられている。また、英語では事実を事実としてはっきりと否定することが相手の尊重にもつながるのに対して、日本語では控え目な態度によって、否定が事実だけに限定されることを無意識のうちに示唆している。そのようなとき、外国人にとっては解しがたいことが少なくない。
 確かに、欧米人のように「いいえ」と意見をはっきり言うことは大切だ。曖昧な態度を取らず、自分の意志をしっかりと示せば誤解を招く恐れがなくなるからだ。逆に自分の意見をはっきりと示さないと、後で後悔することになりかねない。僕はしっかり意志表示をしないので、いつも損ばかりしている。最近も、友だちの誘いを断りきれずに、結局出かけて後悔した。本当は出かけたくなかったのに、はっきりと断らず、曖昧な返事をしたせいだ。
 しかし、日本人が「いいえ」をはっきりと言わないのは相手に対する思いやりの気持ちが働くからだ。相手の気持ちに配慮する日本人の心は大切にすべきだ。そのような心を表した昔話に、「笠地蔵」がある。正月を迎えるのに必要な資金を得るために笠を売りに行ったおじいさんだが、雪をかぶった地蔵を見て、笠をかぶせてあげた。地蔵は人ではないが、貧しいのにも関わらず自分以外の人のことを考え、尊重するおじいさんの心には、日本人の表現の仕方に通じるものがあるのではないだろうか。
 確かに、誤解のないように自分の意志を伝えていくことも、相手に対する思いやりを持つこともどちらも大切だ。しかし、一番大切なことは、はっきり言うべきときとそうでないときとを見分け、その場に応じた態度を示していくことなのではないだろうか。「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように、はっきりと言うのも控え目に言うのも、時と場合を考えて使い分けていかないと、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまうのである。

原文   森リン ベスト5