●総合 79 点
点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 ☆をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。
【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
級 | 12級 | 11級 | 10級 | 9級 | 8級 | 7級 | 6級 | 5級 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
総合 | 52点~ | 59点~ | 62点~ | 64点~ | 69点~ | 72点~ | 74点~ | 78点~ | 81点~ | 86点~ | 88点~ | 90点~ | 91点~ | 92点~ |
相当学年 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | 大社 | 大社 |
合格率 | 95% | 95% | 90% | 90% | 85% | 85% | 80% | 70% | 60% | 50% | 40% | 30% | 20% | 10% |
思考語彙 | 34点~ | 35点~ | 36点~ | 37点~ | 40点~ | 43点~ | 50点~ | 52点~ | 55点~ | 62点~ | 65点~ | 67点~ | 70点~ | 73点~ |
知識語彙 | 40点~ | 41点~ | 42点~ | 43点~ | 47点~ | 49点~ | 52点~ | 56点~ | 60点~ | 65点~ | 70点~ | 78点~ | 85点~ | 90点~ |
表現語彙 | 46点~ | 48点~ | 50点~ | 52点~ | 56点~ | 57点~ | 58点~ | 62点~ | 65点~ | 71点~ | 73点~ | 80点~ | 86点~ | 91点~ |
■思考語彙:意見や説明を書く力/■知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/■表現語彙:多様な実例や表現を書く力 |
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△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
| 【文体】 ○文の流れが自然です。
○文章の中心がよくしぼられています。
△中間の長さの文がやや少なめです。
△長い文と短い文が多く中間の文がやや少なめです。
百字を超える文2ヶ所(-2点):
▲153字 しかしながら、たとえ需要―供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、だれも列をつくって待とうとはしないだろう、行列が頻繁にみられる現代の公共的場面では、年齢や社会的地位や性差や人種差などは体系的に無視される……
▲115字 しかし「存在するものには、良いとか悪いとか言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言があるように、そのルールが良い悪いを言う前に、ルールには人々が平等で安全で、そして平和に暮らすことができるようにするという理由があるのだ。
【語彙バランス】 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、 △▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。
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【文リズム】 点 (一文中の文節的語彙群の数)
■~6個 ■7~10個 ■11~14個 ■15~18個 ■19個~
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08 | 12 | 14 | 39 | 04 | 09 | 05 | 06 | 11 | 09 | 04 | 11 | 12 | 05 | 06 | 04 | 12 | 04 | 01 | 08 | 09 | 10 | 03 | 07 | 05 | 11 | 28 | 05 |
【文の長さのグラフ】 ■-20字短い文 ■21-40字やや短い文 ■41-50字中ぐらいの文 ■51-70字やや長い文 ■71字-長い文
26
ある。47
ろう。54
ある。153
ない。14
思う。35
らだ。15
った。24
きる。32
きる。26
なる。19
のだ。46
思う。47
らだ。14
する。19
いる。19
まう。56
いる。12
なる。11
ろう。25
なる。48
うだ。40
いる。25
ある。19
ない。15
った。43
ある。115
のだ。18
思う。
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153
◆115
◆56
◆54
◆48
◆47
◆47
◆46
◆43
◆40
◆35
◆32
◆26
◆26
◆25
◆25
◆24
◆19
◆19
◆19
◆19
◆18
◆15
◆15
◆14
◆14
◆12
◆11
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【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
しかしながら、たとえ需要―供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、だれも列をつくって待とうとはしないだろう、行列が頻繁にみられる現代の公共的場面では、年齢や社会的地位や性差や人種差などは体系的に無視されるが、そうした先着優先の平等主義がないところでは行列は生まれない。 (153字)
【本文】
今日の都市生活に欠かせない行列という社会現象がある。モノを手に入れたりサービスを受けたりする順番を待つ行列は、近代の工業化社会に特有のものだろう。一般にモノやサービスの需要―供給関係に一定程度以上の不均衡があるところではどこでも行列ができる可能性がある。しかしながら、たとえ需要―供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、だれも列をつくって待とうとはしないだろう、行列が頻繁にみられる現代の公共的場面では、年齢や社会的地位や性差や人種差などは体系的に無視されるが、そうした先着優先の平等主義がないところでは行列は生まれない。私は行列は良いことだと思う。
その理由は第一に、行列があることで平和でスムーズに物事が進むからだ。私は小、中学校で給食があった。人気の給食のときはいつもおかわりの行列ができる。列があると順番ができ、勝手に取って行く人がいなくなり安心できる。後ろに人がいることを考え、取る量も自然と平等になる。小、中学生の行列はとても平和なものだ。行列ができることで優先順位というルールができて、全員が平等に回ってくるので平和であると思う。
行列が良いことだと思う第二の理由は、行列というルールがないと混乱が起き、不愉快になるからだ。私は毎朝電車を使い登校する。朝の渋谷は通勤、通学の人で溢れている。早く行かないと電車に乗り遅れてしまう。会社に遅刻してしまうという人が多いのか、エスカレーターで並んでいる行列にどんどん割り込んでくる人がたくさんいる。私はとても不愉快になる。私だけではないだろう。ルールを守らない人がいると周りの人が不愉快になる。人が溢れるといえば、東京ディズニーランドとディズニーシーの合計入場者数が三億人を突破したそうだ。しかしこんなに人が訪れる東京ディズニーリゾートではしっかりと秩序が保たれている。アトラクションに乗るのに百分待ちなどが普通である。だが誰も割り込んで前へ行く人がいない。さすが夢の国だなと私は思った。
確かに、車が通らない信号を待つなど、秩序を守ることが馬鹿らしく思うことがたまにある。しかし「存在するものには、良いとか悪いとか言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言があるように、そのルールが良い悪いを言う前に、ルールには人々が平等で安全で、そして平和に暮らすことができるようにするという理由があるのだ。だから私は、行列は良いことだと思う。
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原文
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森リン ベスト5