●総合 91 点 

字  数 1218 字 思考語彙 72 点  (28 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 100 点  (113 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 96 点  (173 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙72






































































96
知識語彙100
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 △文のリズムが標準と異なっています。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △中間の長さの文がやや少なめです。
 △長い文と短い文が多く中間の文がやや少なめです。
 △文の長さの平均がやや長めです。
 百字を超える文2ヶ所(-2点)
 ▲167字 国内用の授業は積分微分などもはや何の次元の話をしているのか分からず、先生にこれがどのように実生活で活用するかを尋ねても、「受験で使うから」がおもな回答にたいして、海外版の授業は電卓を使いそもそも計算問題は行わず、さらに実践的な内容に、数学的な……
 ▲122字 「学問とはすでにある知識からどんどん上乗せし続けていくのではなく、人々の好奇心から、自主的に自由なところから始めることのできるものである」つまり学問で一番重要なのは、それがそのように技術に活用できるかではなく、どのくらい興味を湧くかなのである。
【語彙バランス】
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-1点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

11111614050807151043150512101512220312152512


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
50 ろう。
45 ろう。
70 ある。
58 ない。
26 ある。
31 題だ。
30 らだ。
51 ある。
36 ある。
167 きた。
64 因だ。
19 ある。
48 いた。
42 ある。
63 いる。
45 える。
79 える。
12 ある。
55 ない。
51 える。
122 ある。
50 点だ。
167
122
79
70
64
63
58
55
51
51
50
50
48
45
45
42
36
31
30
26
19
12

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
国内用の授業は積分微分などもはや何の次元の話をしているのか分からず、先生にこれがどのように実生活で活用するかを尋ねても、「受験で使うから」がおもな回答にたいして、海外版の授業は電卓を使いそもそも計算問題は行わず、さらに実践的な内容に、数学的な検証や評価の方法を学び、自分たちの身の回りの生活を別の視点から考えるすべを得ることができた。 (167字)
 

【本文】
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強するのか」という思いがあるだろう。「この勉強をやって将来にどう生きるのか」、これらを考えたことのない生徒は存在しないだろう。実際にこれは学問においても同様であり、歴史学において、この学問で現在の人間を形象化することはなく、全て過去を評価し過去で完結する学問である。世界的に見た場合、歴史学は世界平和を築く為の洞察力を要請する学問であるのに対し、日本ではそのような意識は見られない。専門が多様化し、文化をしていく時代になったのである。現代社会はそんな学問が好奇や意欲よりも先行しているのが問題だ。
 その一つ目の原因は学問に活用という意識が薄れているからだ。僕の学校では、二種類の数学の授業を受け、一方は国内用、もう一方は海外的な授業をするといった特性がある。この学習での一番の気づきが、この授業の形態と目的が全く異なることである。国内用の授業は積分微分などもはや何の次元の話をしているのか分からず、先生にこれがどのように実生活で活用するかを尋ねても、「受験で使うから」がおもな回答にたいして、海外版の授業は電卓を使いそもそも計算問題は行わず、さらに実践的な内容に、数学的な検証や評価の方法を学び、自分たちの身の回りの生活を別の視点から考えるすべを得ることができた。このように、日本の教育がそもそも現代の生活への活用という点まで目を向け切れていないという実態が分かり、それがこの一つ目の原因だ。
 二つ目の理由は、歴史的な要因にある。明治以降、日本は列強の国々に追いつくために、追い越せ追い抜けを方針に、国の成長を急務としていた。それはつまり、国の技術や産業が、列強を追い抜かせるぐらい最先端に行くという事である。これは実際に今の社会では半導体などの世界の製品の中枢の部品として重宝されるが、自分たちの日常生活とは乖離したものとなっている。つまり、この歴史的な思惑が、日常と研究、研究につながる学問をかけ離れた存在にしたといえる。こどもの識字率の向上などとは違い、技術に特化する法の仲間入りを果たした学問を、その学問領域をさらに狭く細く分化させ、僕たちの遠い存在となってしまったといえる。これが第二の原因である。
 たしかに勉強をすること、意味の分からいと思う学問は、自分たちの最先端に触れられる為にも必要なのかもしれない。しかし、日常生活とその技術が密接な関係を持たない今、学問は私たちに効果を持たなくなってしまうといえる。「学問とはすでにある知識からどんどん上乗せし続けていくのではなく、人々の好奇心から、自主的に自由なところから始めることのできるものである」つまり学問で一番重要なのは、それがそのように技術に活用できるかではなく、どのくらい興味を湧くかなのである。だからそれができていない今において、現代社会の問題は、学問が好奇や意欲よりも先行しているという点だ。

原文   森リン ベスト5