●総合 90 点
点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 ☆をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。
【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
級 | 12級 | 11級 | 10級 | 9級 | 8級 | 7級 | 6級 | 5級 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
総合 | 52点~ | 59点~ | 62点~ | 64点~ | 69点~ | 72点~ | 74点~ | 78点~ | 81点~ | 86点~ | 88点~ | 90点~ | 91点~ | 92点~ |
相当学年 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | 大社 | 大社 |
合格率 | 95% | 95% | 90% | 90% | 85% | 85% | 80% | 70% | 60% | 50% | 40% | 30% | 20% | 10% |
思考語彙 | 34点~ | 35点~ | 36点~ | 37点~ | 40点~ | 43点~ | 50点~ | 52点~ | 55点~ | 62点~ | 65点~ | 67点~ | 70点~ | 73点~ |
知識語彙 | 40点~ | 41点~ | 42点~ | 43点~ | 47点~ | 49点~ | 52点~ | 56点~ | 60点~ | 65点~ | 70点~ | 78点~ | 85点~ | 90点~ |
表現語彙 | 46点~ | 48点~ | 50点~ | 52点~ | 56点~ | 57点~ | 58点~ | 62点~ | 65点~ | 71点~ | 73点~ | 80点~ | 86点~ | 91点~ |
■思考語彙:意見や説明を書く力/■知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/■表現語彙:多様な実例や表現を書く力 |
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△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
| 【文体】 ◎文の流れがリズミカルです。
○文章の中心がよくしぼられています。
△文の長さの平均がやや長めです。
百字を超える文1ヶ所(-1点):
▲124字 恐らく、我々の内にある自閉的な傾向がそれを快いと感じさせるのであろうが、だとすれば我々は現在、人に見られ、批評され、こちらからもそれを返すことによって形づくられていた対人関係のわずらわしさから、一斉に逃避し、自分自身の内側へこもりはじめたのである。
【語彙バランス】
△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、 △▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。
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【文リズム】 点 (一文中の文節的語彙群の数)
■~6個 ■7~10個 ■11~14個 ■15~18個 ■19個~
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07 | 04 | 09 | 27 | 09 | 18 | 05 | 08 | 09 | 08 | 11 | 08 | 06 | 13 | 15 | 15 | 13 | 08 | 07 | 09 | 14 | 17 | 11 | 06 | 11 | 05 |
【文の長さのグラフ】 ■-20字短い文 ■21-40字やや短い文 ■41-50字中ぐらいの文 ■51-70字やや長い文 ■71字-長い文
32
った。17
ない。49
ろう。124
ある。31
多い。78
いた。16
題だ。32
れる。41
いる。29
する。40
いた。35
った。23
する。46
した。74
いる。63
思う。62
じる。36
ある。26
れる。41
ない。70
いた。62
いる。60
ない。24
事だ。59
ある。16
題だ。
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124
◆78
◆74
◆70
◆63
◆62
◆62
◆60
◆59
◆49
◆46
◆41
◆41
◆40
◆36
◆35
◆32
◆32
◆31
◆29
◆26
◆24
◆23
◆17
◆16
◆16
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【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
恐らく、我々の内にある自閉的な傾向がそれを快いと感じさせるのであろうが、だとすれば我々は現在、人に見られ、批評され、こちらからもそれを返すことによって形づくられていた対人関係のわずらわしさから、一斉に逃避し、自分自身の内側へこもりはじめたのである。 (124字)
【本文】
その昔、サングラスを持つということは、ちょっとした冒険であった。もちろん今はもうそんなことはない。どうやらサングラスの「隠れ蓑」としての役割はまだ残っていて、それが一般に利用されているのであろう。恐らく、我々の内にある自閉的な傾向がそれを快いと感じさせるのであろうが、だとすれば我々は現在、人に見られ、批評され、こちらからもそれを返すことによって形づくられていた対人関係のわずらわしさから、一斉に逃避し、自分自身の内側へこもりはじめたのである。現代の社会は同調圧力が強く、それに負けてしまっている人が多い。例えばコロナが流行りはじめた時、他の国ではマスクをしてる人も、してない人もたくさんいて自分の意志で決めていたのに、日本人はほとんどの人がマスクを付けていた。自分を開放できない社会は問題だ。
第一に考えられる原因は他人と比べてしまう心にあると考えられる。今インスタグラムやツイッター、ティックトックなどでたくさんの写真が投稿されている。私もよく自分と同じくらいの年代の子の写真などを見たりする。最初は出てくる人全員がとても可愛くて、細くてスタイルが良くてすごいと思っていた。そんな話を友達にしていたら友達が「それ、加工すればなれるよ」と言った。よく写真を見てみると、確かに少し変な気もする。友達にアプリを教えてもらって写真をとったら編集がたくさんできて、全然私とは違う人が完成した。私はここまで加工した写真を自分だとは思えないのだが、周りの人はみんな加工しているしSNSの中の自分ということでいいんじゃないかといっている人もいる。加工をした写真を載せる人を見て、自分もこうしたいと自分の写真も加工してどんどん加工で対決してるみたいになってきているなと思う。みんな加工をしているので似たような顔、体型の人がたくさんいて自分というものがなくなってしまうのではないかと私は不安に感じる。
第二に考えられる原因としては、人の目を気にしすぎる日本人の特性である。日本人は人からどう思われるかよく気にすると言われる。マスクを外して良くなってから、マスクを外している人はまだそんなに多いわけではない。ニュース番組で「あなたはマスクを外すつもりですか」というインタビューに対して、他の人がどうするのかを見てからにすると答えた人はたくさんいた。また日本は校則が厳しい学校も多く、「ブラック校則」と呼ばれる多くの校則では他の人と髪型や服装をそろえることが求められている。自分がどうしたいのかより、まず他人と合わせることを大事にするのが日本人のいいところでもあり、悪いところなのかもしれない。
確かに他人を気遣い集団で行動することも大事だ。しかし、自分の個性とは他の人と揃えているだけで生まれるものではなく、自分で考え行動することによって生まれるものである。自分を開放できない社会は問題だ。
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原文
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森リン ベスト5