●総合 92 点 

字  数 1294 字 思考語彙 67 点  (24 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 97 点  (108 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 95 点  (171 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙67



































































95
知識語彙97
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

070608120709111408060510170910040403130808131311080907121405060612


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
24 いる。
35 ある。
28 きる。
68 れた。
31 ある。
39 れた。
51 ない。
58 のだ。
35 うか。
22 ある。
26 える。
43 いる。
66 ある。
40 ある。
37 のだ。
17 たい。
14 やだ。
11 のだ。
60 ろう。
35 ある。
33 いる。
53 まう。
58 まう。
47 くる。
34 った。
37 わる。
36 きだ。
52 ある。
54 える。
26 ない。
38 のだ。
37 のだ。
45 ある。
68
66
60
58
58
54
53
52
51
47
45
43
40
39
38
37
37
37
36
35
35
35
34
33
31
28
26
26
24
22
17
14
11

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
しかし、1700年ころの日本では、先進国のイギリスが18世紀の産業革命期を迎えようとしていたときに、「新規御法度」というものが出された。 (68字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
イギリスが18世紀の産業革命期を迎えようとしていたときに、「新規御法度」というものが出された。この法律によると、新しいものは何もかも悪と見なされたのである。新規のものを製造販売することを禁じられ、目先の変化をつけることすら禁じられた。このような状況下では「発明の公開」を条件に、「独占権」を与えようという特許の思想などが育つはずもない。だが、ペリー来航により西欧の文化が日本に大量に入ってきたときに、「特許制度」も福沢諭吉によって日本に伝えられたのだ。享保時代のような観念が今も私たちの社会に残っているのではないだろうか。
 その原因は第一に、日本の横並び意識である。日本人は目立つことをしたがる人が少ないように思える。諸外国と比べ、日本では個性ではなくみんな同じがすばらしいという考えが主流になっている。日本の教育現場で今最も問題となっている「いじめ」はとくに、「みんなと違っている」ということが第一の起こる引き金だと聞いたことがある。黒人差別も同じように、白人たちが自分たちとの肌の色を比較して起こったものである。先住民族へのいじめや、部落差別、障がい者へのいじめも事の発端は同じなのだ。そのため、みんなと同じになりたい。ほかの人と異なるのはいやだ。と思うようになるのだ。しかし、みんながおなじになってしまうと、自分と違った考えや物事を知ることができず、この世では進歩が止まってしまうだろう。
 第二に考えられる原因は、日本人は周囲の目を気にしすぎるところにある。私たち日本人はとくに周囲の承認によって自分たちの存在を認めている。そのためその周囲が自分に向けるまなざしが鋭いものとなったとき、私たちは急に生きることに苦痛を感じてしまう。そのため、他人に認めてほしいという承認欲求のために周りに気に入られるように、自分の本章を隠して表の顔を作ってしまう。新しい開発や研究なども、人々にどれだけ受け入れられるかでそのもの自体の商品価値が変わってくる。ゴッホは没後しばらくしてからその作品に価値が見出されるようになった。時代の流れやそのときの人々の思想によって周囲の目というものは大きく変わる。そのため、周りの目など気にせず、自分のやりたいことをしっかりするべきだ。
 確かに特許によって、新たな参入者に対する障壁を作るという社会進歩に反するような特許の利用の仕方もある。しかしそうすることで、発明の分野だけでなく、社会や経済そして何よりも私たちの思想の自由に大きな影響を与える。私たちから考えることを取るとたいしたものは残らない。人間は考え、生み出し続けることによって大きく成長し、進化をし続けてきたのだ。特許とは私たちを縛り付けるものではなく、私たちに可能性を与えるものなのだ。だから私たちは、考え、発見をし、常に進化を続けて常に自分をアップデートしていく必要がある。

原文   森リン ベスト5