『１０歳で天才になる。』 将来、僕がやりたい仕事は、会社を自分で作るか、自然の魚を食べれる屋台をやるか、漁師もいいな。 （59字）

　

お母さんの仕事　　　松崎　礼
『学校の先生なんか絶対になりたくない!チョークで手も洋服も汚れるし、生徒は生意気だし．．．』
母は学校の先生をしている。高校生の頃は、先生になるとは夢にも思わなかったそうだ。1番なりたくない職業が教師だったと母は言った。けれど大人になってから、高校の担任の先生からすすめられて先生になった。
僕は母がそう思っていたなんて知らなかった。普通に先生になりたくてなったと思っていた。僕は母が楽しそうに学校の先生をやっているように見える。多分、人に教えることが好きになったんじゃないかな。
『先生になってよかったね』
と、僕は心の中で思う。
今、僕の小学校はオンライン授業をやっている。社会の授業でポスター作りをしている時、今どんな状況かをスクリーンショットして先生に見せるように言われた。それで、僕だけがスクリーンシェアのやり方を知っていたから、みんなに教えてあげた。
『ありがとう』
と、みんなが言ってくれて、嬉しかった。教えたことを褒められて照れちゃった。まるで僕が天才のように感じた。『10歳（てんさい）で天才になる。』
将来、僕がやりたい仕事は、会社を自分で作るか、自然の魚を食べれる屋台をやるか、漁師もいいな。なぜかというと魚が好きだから。釣って食べる仕事ができたらgood。『魚様、sirかな』

母が好きじゃなかったことが好きになって嬉しいと僕は思う。人間っていうのは好きじゃなかったことが大人になったら好きになるのではないだろうか。なぜなら経験や努力をするからだ。僕も好きじゃなかったことを経験や努力をして好きになりたいな。
『先生って楽しい〜！』
と母は今頃言っているだろう。