お母さんが、 「たくさんがんばってそうじしてくれたから、おこづかいをあげるね。」 と言ってくれたので、たくさんそうじしたかいがあったなと思いました。 （74字）

　

　きれいにすると一石三鳥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂井　颯真

「きれいになったわね。すごいじゃない！」
お母さんは、うれしそうにぼくをほめてくれました。ぼくは、部屋のそうじをがんばってやったのです。お母さんにほめられて、思わずとび上がってしまいそうなほどうれしくなりました。そして、もっとがんばろうという気持ちになりました。
　ぼくは、自分からモップで自分の部屋などをそうじしました。まるで王様の使いになったように熱心にやりました。少しつかれたけど、たっせいかんを味わうことができました。お母さんが、
「たくさんがんばってそうじしてくれたから、おこづかいをあげるね。」
と言ってくれたので、たくさんそうじしたかいがあったなと思いました。そこで、ぼくは、お母さんに「１０分で５０円」というおこづかいルールをていあんしてみたら、そのルールがさいようされました。ぼくは、まるで周りの音が聞こえなくなるくらい集中しました。そうじをがんばって終えたときには、お母さんはとてもにっこりして、おこづかいをきちんとくれました。
　ぼくは、その日からたくさんいろいろなそうじをやってみました。例えば、床の水ぶき、お風呂そうじ、トイレそうじ、窓ふきなどをやってみました。特に床の水ぶきは、時間がかかって大変でしたが、その分床がとてもきれいになってスッキリしました。多いときには２時間くらいやったこともありました。
ぼくは、お母さんが
「ありがとう、助かったわ。」
とよろこんでくれたときに、とてもうれしい気持ちになりました。
ぼくは、きれいにすることは一石三鳥だなと思いました。なぜなら、お母さんやお父さん、自分もきれいになってスッキリするし、おこづかいももらえるからです。これからもたくさん工夫して、そうじをしたり、ルールを作ったりしたいと思いました。