おばあちゃんが一生懸命育てた野菜を、僕がカレーに変身させて、それを家族がおいしそうに食べることを考えると、 まるで愛を届けるリレーをしているようで、僕の心はワクワクします。 （87字）

　

　「鼻をくすぐる、いい香りだなー。」
5月９日、ぼくはカレーを作りました。
どうしてかというと、おばあちゃんが育てた新じゃがと新玉ねぎが僕の家に届いたからです。
その箱を開けた瞬間に、僕はカレーを作りたくなりました。

大変だったことは、材料を切ることです。
ニンジンは、あまり好きではないので、包丁で何度も何度もザクザクと細かくきりました。
じゃがいもは、ホクホクした食感が好きなので、ざっくりと大きく４等分にしました。
玉ねぎは、目にしみるので、水泳ゴーグルをして切りました。
「コックさんが水泳をしながら、料理をしているようね」
クスクス笑いながら、お母さんが言いました。もし僕がじゃがいもだったら、鍋の中でスイスイ泳ぎたいなと思いました。

作っていて楽しみなことは、おばあちゃんと僕の愛を家族に届けることです。
おばあちゃんが一生懸命育てた野菜を、僕がカレーに変身させて、それを家族がおいしそうに食べることを考えると、
まるで愛を届けるリレーをしているようで、僕の心はワクワクします。
出来上がってから家族みんなでカレーを食べると、
「世界一おいしいカレーだね！」
あまりのおいしさに、鍋いっぱいに作ったカレーはすっかりなくなりました。

「日本のカレーは、とろみがあるけど、インドやタイのカレーはスープの様なのよ。」
お母さんが得意そうな顔で、ぼくに教えてくれました。。
国によって色々なカレーがあることを知ったので、ぼくは緑色のカレーを食べてみたいなと思いました。
手作りカレーを家族に食べてもらって笑顔を見ることができたので、僕はとろけそなほど幸せな気持ちになりました。
毎日色々な味の料理をつくってくれるお母さんは、幸せな魔法使いだと思いました。