●総合 93 点
点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 ☆をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。
【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
級 | 12級 | 11級 | 10級 | 9級 | 8級 | 7級 | 6級 | 5級 | 4級 | 3級 | 準2級 | 2級 | 準1級 | 1級 |
総合 | 52点~ | 59点~ | 62点~ | 64点~ | 69点~ | 72点~ | 74点~ | 78点~ | 81点~ | 86点~ | 88点~ | 90点~ | 91点~ | 92点~ |
相当学年 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 | 中1 | 中2 | 中3 | 高1 | 高2 | 高3 | 大社 | 大社 |
合格率 | 95% | 95% | 90% | 90% | 85% | 85% | 80% | 70% | 60% | 50% | 40% | 30% | 20% | 10% |
思考語彙 | 34点~ | 35点~ | 36点~ | 37点~ | 40点~ | 43点~ | 50点~ | 52点~ | 55点~ | 62点~ | 65点~ | 67点~ | 70点~ | 73点~ |
知識語彙 | 40点~ | 41点~ | 42点~ | 43点~ | 47点~ | 49点~ | 52点~ | 56点~ | 60点~ | 65点~ | 70点~ | 78点~ | 85点~ | 90点~ |
表現語彙 | 46点~ | 48点~ | 50点~ | 52点~ | 56点~ | 57点~ | 58点~ | 62点~ | 65点~ | 71点~ | 73点~ | 80点~ | 86点~ | 91点~ |
■思考語彙:意見や説明を書く力/■知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/■表現語彙:多様な実例や表現を書く力 |
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△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
| 【文体】 ○文の流れが自然です。
○文章の中心がよくしぼられています。
百字を超える文1ヶ所(-1点):
▲117字 表向きは、日本のみならず、諸外国の政治・習慣などに重点を置き、これらを積極的に取り入れて、自身の国にも生かそうという考え方だが、同時にその国の独自の文化や習慣が消滅し、どの国をとっても、世界中で一貫した社会体制になってしまいかねない。
【語彙バランス】
△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、 △▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。
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【文リズム】 点 (一文中の文節的語彙群の数)
■~6個 ■7~10個 ■11~14個 ■15~18個 ■19個~
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06 | 05 | 09 | 14 | 08 | 09 | 08 | 16 | 08 | 10 | 16 | 11 | 10 | 04 | 08 | 07 | 31 | 11 | 08 | 08 | 10 | 07 | 07 | 06 | 13 | 09 |
【文の長さのグラフ】 ■-20字短い文 ■21-40字やや短い文 ■41-50字中ぐらいの文 ■51-70字やや長い文 ■71字-長い文
36
ある。18
える。39
思う。53
った。33
くい。49
いか。51
ある。69
ある。32
たい。48
いる。63
ある。39
いる。39
ある。24
ある。48
界だ。32
ない。117
ない。55
のだ。36
ある。40
った。39
ない。32
ない。28
思う。28
ある。66
思う。36
思う。
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117
◆69
◆66
◆63
◆55
◆53
◆51
◆49
◆48
◆48
◆40
◆39
◆39
◆39
◆39
◆36
◆36
◆36
◆33
◆32
◆32
◆32
◆28
◆28
◆24
◆18
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【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
表向きは、日本のみならず、諸外国の政治・習慣などに重点を置き、これらを積極的に取り入れて、自身の国にも生かそうという考え方だが、同時にその国の独自の文化や習慣が消滅し、どの国をとっても、世界中で一貫した社会体制になってしまいかねない。 (117字)
【本文】
物質的なことが重視され、心が置き去りになってしまっているのは問題である。この原因は以下の二つにあると考える。
心が軽視されている原因としては第一に、利益追求の風潮があることであると思う。最近では、「働き方改革」によって今までの労働の基準を覆し、個人の余暇の時間を多くとれるような社会になった。とはいえ、この改革がすべての職業に当てはまっているとは考えにくい。私が想像するには、過重労働ゆえに自身の生命を絶ってしまう方たちは未だに減少していないのではないか。たしかに、増加はしていないかもしれないが、大きく改善されたのか、と問われれば疑問が生じるところである。厚生労働省の過労死率の推移を見てみると、たしかに平成二十四年あたりからは減少傾向が見られるが、重要なのは、令和に突入してからの増加である。現在も過労死率はほぼ横ばいであり、改善が見られたとは言いがたい。過労死の中でも、精神的な苦痛を訴えて亡くなる人は、過労死の要因において上位三番目には入っている。お金を稼ぐためにやみくもに働くのみならず、上司からの圧力や、仕事量が彼らの首を絞めているこの状況は、何らかの改善が必要である。厚生労働省は、この対策として、テレワークや民間の活動団体への支援を挙げている。私たちも、過労死をはじめ、心が置き去りになっている社会を変えていく必要がある。
二つ目に考えられる理由としては、気持ちである。現代社会は、「グローバル化」が進んでおり、いかなることにおいても「グローバル」を強調する世界だ。「グローバル」と言えば聞こえは良いが、つまりは画一化にすぎない。表向きは、日本のみならず、諸外国の政治・習慣などに重点を置き、これらを積極的に取り入れて、自身の国にも生かそうという考え方だが、同時にその国の独自の文化や習慣が消滅し、どの国をとっても、世界中で一貫した社会体制になってしまいかねない。この状況が、画一化であり、日本独自の重宝すべき文化や習慣を破壊されないように、正しくグローバル化すべきなのだ。そして、グローバル化と同時に、現代社会は高度に情報化された世界でもある。世界中から様々な情報が取り込まれ、私たちにはやるべきことが多すぎるようになった。この社会では、機械的に作業を進め、個人の感情や意思などはほとんど配慮されない。この中で生きていれば、心の余裕は自然となくなってくるに違いない。だから、情報化しすぎる社会にも、長所と短所があると思う。
たしかに、物質的な豊かさが人々の心を満たすこともある。しかし、様々な技術や情報が発達するこの社会において、今まで以上に重視するべきことは、物質的なことではなく自己の内面的なことだと思う。だから、物資的な事柄に重点が置かれ、心が軽視されているのは問題だと思う。
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原文
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