人間がいちょうのメスの木を植えないで、くさいのをさけるためにオスしか植えようとしないことは、すこししぜんはかいみたいで、人間はじぶんかってだとおもいました。 （79字）

　

　「あ、ぎんなんふんじゃった。」
とぼくはつぶやきました。ぼくがみつけた秋を感じるものは、さつまいも、なし、ぶどう、さんま、どんぐり、もみじ、かれたはっぱです。その中でもとくに、知られているのはぎんなんだと思います。どうしてかというと、いまのじきは、道路や人がとおるところには、ぎんなんがあって、ふむと足のうらがきたなくなるからゆうめいだと思います。
　ぼくがみたぎんなんは、宮前平の東急ストアのよこの道路にたくさんおちていました。ふんでみると、ぷちっと音がして、まるで電気のスイッチをぱちっと消すような音がして、ふむとくさいけど、ふんでみるときもちがよかったです。
　お父さんに、ぎんなんにはオスとメスがあることをききました。オスのことを聞いてみると、オスはぎんなんを落とさないからいちょうなみきにはオスしか植えてないことがわかりました。メスは、ぎんなんを落とすので、メスはすこしそうじをする人がたいへんだとおもいました。おじいちゃんは、ぎんなんをひろって、家にもってかえって、むいてたねだけをとり、あぶらであげて天ぷらにしてたべていたそうです。
　人間がいちょうのメスの木を植えないで、くさいのをさけるためにオスしか植えようとしないことは、すこししぜんはかいみたいで、人間はじぶんかってだとおもいました。