●総合 84 点 

字  数 1094 字 思考語彙 56 点  (15 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 98 点  (109 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 94 点  (166 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙56


































































94
知識語彙98
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ◎文の流れがリズミカルです。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-1点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

1106100311081210050406101310080609110707111105030513050420


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
50 多い。
27 いる。
43 する。
18 らだ。
38 れる。
34 れる。
55 ある。
50 ある。
22 思う。
10 ある。
26 らだ。
44 った。
57 った。
32 した。
34 れる。
29 まう。
36 れる。
51 思う。
37 らだ。
37 いる。
44 ある。
41 きる。
49 いる。
19 いる。
28 った。
44 思う。
21 切だ。
26 ない。
88 きる。
88
57
55
51
50
50
49
44
44
44
43
41
38
37
37
36
34
34
32
29
28
27
26
26
22
21
19
18
10

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
そうでないと、ついには自分が生きた通りに考えるようになってしまう。」という名言もあるように、世間にとらわれずより柔軟な考えを持つことで、個人や社会が大きく発展することができる。 (88字)
 

【本文】
 日本人の多くは、社会を構成する個人よりも、世間の中にいる一人の人間として行動している部分の方が多い。そして、自己は世間に対して、受け身の立場に立っている。日本人は、世間の目を気にしながら生きており、自分の能力も必要以上に示さないようにする。世間から爪弾きされるのが怖いからだ。その世間が持つ排他性や差別的閉鎖性は、公共の場に出たときにはっきりと現れる。電車の中で宴会を始めたり、騒いだりする人たちは常にどこでも見られる。このような事態に対して問題は、ここでつくられている仲間意識が多くの人たちによって是認されているという点にある。そのような時私達日本人は、自分たちが排他的な世間を作っているのだ、という認識がほとんどないのである。私は、世間に関わりすぎるのは良くないと思う。その理由は二つある。
 一つ目の理由は、個人の意見が持ちにくくなるからだ。私が小学六年生の頃、学校で休み時間中に友達と遊んでいたら、ボールが敷地外に出てしまった。先生に言ってから取った方がいいと思ったが、周りの友達が黙っていようと言ったので、そのことは先生に告発できなかった。坂本龍馬は土佐藩という小さな世界にいるのに嫌気がさし、脱藩した。当時、脱藩は君主を裏切る行為だったので、見つかれば処罰が課せられる。現代でも、一回団体や組織に入ると抜けるのに躊躇してしまう。また、抜けて他の組織に入った場合、「裏切り者」というレッテルが貼られる。世間の「沈黙の了承」や「空気を読む」というのは、良いことも悪いことも紙一重になってしまっていると思う。
 二つ目の理由は、同じような視野でしか物事が見られなくなってしまうからだ。アメリカでは、ライバル企業に転職するというのは当たり前のことになっている。様々な考えを持った人がいるというのは、理解し合うのに時間がかかるというデメリットがある。しかし、周りからの色んな意見が刺激を与え、団体や組織が大きく進歩することができる。日本人の海外就職者数は、2005年は百一万人だったが、2016年は百三十一万にと大幅に増えている。ここ数年で社会がグローバル化している。また、SNSの発達により個人でつながれるようにもなった。今後、排他的な日本の村社会が崩れ、様々な考えが様々な場面で取り込まれるようになると思う。
 確かに、仲間同士で助け合うことも大切だ。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きた通りに考えるようになってしまう。」という名言もあるように、世間にとらわれずより柔軟な考えを持つことで、個人や社会が大きく発展することができる。

原文   森リン ベスト5