●総合 83 点 

字  数 1336 字 思考語彙 59 点  (18 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 75 点  (63 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 97 点  (177 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙59


























































97
知識語彙75
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ◎文の流れがリズミカルです。
 △文章の中心がよくしぼられていますが、もう少し話題を広げてもいいでしょう。
 △文の長さの平均がやや長めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-2点)
 概念的な言葉よりも、描写的な言葉がやや多い文章です。(-2点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

17092415060407110709030912040913140806231808140713151514


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
62 いた。
39 うか。
91 思う。
67 った。
25 うか。
15 った。
33 ない。
44 さだ。
31 えた。
42 れた。
20 うか。
35 ある。
54 うだ。
14 違う。
44 ある。
52 ろう。
59 ろう。
52 ろう。
30 ある。
74 いる。
79 いる。
32 ろう。
50 ろう。
41 ない。
48 ある。
59 ある。
67 ろう。
62 思う。
91
79
74
67
67
62
62
59
59
54
52
52
50
48
44
44
42
41
39
35
33
32
31
30
25
20
15
14

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
花便りのいろいろの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから私のまだ知らないところにあの美しさを表す言葉があるのかもしれないがもし日本語にそれがなければそれは語彙の貧弱を意味すると思う。 (91字)
 

【本文】
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葉があるのかもしれないがもし日本語にそれがなければそれは語彙の貧弱を意味すると思う。
 今年の3月WBCで日本が優勝したときに友達に「優勝したね」と言われて、私が「本当にすごかったね。」と言いそうになって言葉に詰まった。でもあの感動を「すごい」で済ましていいのだろうか。とふと思い考え込んでしまった。2か月ほどたった今でもなんと表現すればいいのかいまだにわからない。ぴったりくる言葉が見つけられずまるで歯の間に詰まったゴミがとれないような、もどかしさだ。とりあえずその場では「言葉にならないほど感動した。」と答えた(笑)。別の友だちに「WBC優勝したね。」というと「ねー、本当にヤバかった。」と答えられた。「やばい」とはどういう意味なのだろうか。私も日常でついつい使ってしまうが、意味の範囲がとても広くて便利である。もともとは江戸時代などに牢屋の看守を囚人が厄場と呼んでいて、厄場のお世話になりそうなときに使っていたそうだ。しかし今では使われ方が違う。もちろんそのような状況のときにも使うがWBCの例のように良い意味でも使われることもある。時代とともに言葉も変化していって、なくなった言葉もあればまだある言葉、意味が変わった言葉もあるのだろう。それだけではなくきっとうまく自分の気持ちを表現できる言葉を考えてみたりした結果、新しい言葉を生み出していったのだろう。
 一つのことを表現するのにも、人によってピタリ、と当てはまるような言葉はちょっとずつ違ってくるのだろう。百人一首の中にも同じ「紅葉の美しさ」を表す表現が何個もある。例えば菅原道真の「このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」という句では紅葉を美しい錦に例えて神様へささげる幣の代わりに、と表現している。在原業平の「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 染めくくるとは」では川が紅葉によって真っ赤に染め上げられている、と情景が目に浮かぶような表現をしている。きっと1つのことを言うのにも人の数だけ表現の仕方があるのだろう。でも上の句のようなこんなに美しいセンスのある表現や納得のいく表現を編み出すのはきっと至難の業だろう。
 人間にとって言葉とはいつでも自分の思うことを言い表せるような万能なものではない。確かに日本語には様々な美麗な表現があるけれどもすぐにお眼鏡に適うような表現を探すのは困難である。今まで私は言葉とは完璧な人間にとっての道具だと思っていたけれど日常生活で時々ピタリ、といく言葉を思いつかない時がある。しかし「窮すれば通ず」という言葉があるようにきっと古人は納得のいく言葉を探索して作り出していくうちに語彙は豊かになっていったのだろう。人の数だけ表現の仕方があるのだろうから、どう表現したらいいのかわからないことに出合ったら自分で探していくのも興味深いと思う。

原文   森リン ベスト5