●総合 89 点 

字  数 1437 字 思考語彙 67 点  (24 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 86 点  (85 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 96 点  (173 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙67






























































96
知識語彙86
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや短めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲102字 今日では、道徳的共同体を潰してきた法的社会が普通の社会となり国家となっている共同体の本質は感覚であるから理屈理論すなわち知よりも情が尊ばれるしかし法が現代の社会を動かすものだということを認めざるを得ない。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

280515060904092105071804121007041205150903081405060408040408080805120602090403052002


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
102 ない。
22 ある。
64 ある。
22 思う。
42 ある。
16 ある。
29 わる。
72 いる。
20 思う。
27 らだ。
63 まう。
20 ある。
52 ない。
41 多い。
49 ない。
23 いる。
51 える。
20 める。
54 える。
41 ある。
12 ある。
38 れる。
53 れる。
17 いる。
35 ろう。
15 ずい。
29 のだ。
22 いる。
25 通だ。
25 減る。
35 能だ。
34 ある。
16 いる。
50 ろう。
21 ない。
9 ない。
28 ない。
11 民だ。
12 たい。
23 ろう。
76 じる。
11 ない。
102
76
72
64
63
54
53
52
51
50
49
42
41
41
38
35
35
34
29
29
28
27
25
25
23
23
22
22
22
21
20
20
20
17
16
16
15
12
12
11
11
9

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
今日では、道徳的共同体を潰してきた法的社会が普通の社会となり国家となっている共同体の本質は感覚であるから理屈理論すなわち知よりも情が尊ばれるしかし法が現代の社会を動かすものだということを認めざるを得ない。 (102字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
多いからである。法律とは、まさにその目標である。道徳的というのは、まさに千差万別で、その人その人で変わる。例えば、最近よく言われる、肉を食べないビーガンにあわせ、肉を使わなかったり、大豆肉を使う店もあるが、それでは味気ないので肉をくれという人もいる。この場合、どっちが正解か等はないと思う。それは、ビーガンの道徳と、肉を食べる人の道徳だからだ。もちろん、もしどちらかの人をよしとして、法を決めれば、もう片方の人々が悪となり、国家の枠組みから外れた悪い人間となってしまう。しかし、法は最低でも守るべきものである。だから、その目標の中に、共同体のような答えのない問いをねじ込み、無理に正解をつけることはそうそうしない。人を殺してはダメだとか、人の物を取ってはダメだとか、ある程度まかり通るものが多い。このようなものであれば、いかような人だとしてもある程度は、まかり通るし、特段非難されるものでない。多くの人に目標にされるべくしてつくられている。まして日本は、民主主義国家であるから、一方の道徳をないがしろにし、もてあそぶことはあまりないと考える。最初に述べたように、人間は目標を求める。そしてそれにこたえて、なおかつ我々自身が、変える手段を持っているのだから、法優先が、現代社会に合うと考える。
 また、第二の理由として、国家という枠組みの中で、道徳社会は無理があるからである。共同体とは、限界がある。共同体の中で、一つの道徳を貫くことは、出来なくはないが、必ず不都合が現れる。たとえば、自分の友人が何らかの罪を犯し、それを自分が、見た時に、証言せず、逃すこともやろうと思えばやれる。しかし、それには必ず被害者もいる。見逃すことがまかり通ってしまうと、この被害者の人数も増えていくだろう。それが国にまで及ぶのはまずい。国の政策が良くないと、あえて法を破る人ばかりでは困るのだ。それに、国家というのは、数万人と人口がいる。せいぜい一人当たり、100人と知り合うのが普通だ。その中でもさらに親しい人となると、もっと人は減る。そのような莫大な人口の中で、道徳政治では、現代のような国では不可能だ。

 確かに、法ばかりを信じ、共同体の道徳をなくすのも無理な話である。人間は、目標もいるが、友もいる。その友が、おいそれと自分を売るようなやつでは、まともに信用もできないのは火を見るより明らかであろう。それに、法は、一部の感情は考慮に入れない。いや入れられない。いくら残念で心傷む話があろうと、減刑あっても免罪はない。それが国に住む国民だ。それは確かに許しがたい。だからある程度は、共同体的なことも必要だろう。だが、「自由が放縦出ないと同様に、秩序も自由の欠損ではない」という名言もあるように、法中心で、ある程度共同体というのが、いい具合に世が回ると僕は感じる。一長一短には進まない。

原文   森リン ベスト5