●総合 96 点 

字  数 1816 字 思考語彙 77 点  (32 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 109 点  (132 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 107 点  (209 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙77











































































107
知識語彙109
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △文の長さの平均がやや長めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

191907100604080608101309051020070614120611071110140613090609230522111109220707


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
81 ある。
83 ない。
26 なる。
41 ずだ。
32 ある。
22 ある。
28 力か。
23 応力。
36 ある。
48 いか。
50 かぶ。
43 ない。
30 ある。
42 点だ。
94 ない。
42 ある。
27 いる。
56 れる。
54 ある。
24 ろう。
50 ある。
25 思う。
48 きる。
37 しい。
61 のだ。
30 ある。
59 れる。
52 いる。
27 能だ。
36 思う。
98 ある。
28 ある。
84 的だ。
58 ろう。
51 思う。
34 ある。
91 ある。
31 まう。
34 のだ。
98
94
91
84
83
81
61
59
58
56
54
52
51
50
50
48
48
43
42
42
41
37
36
36
34
34
32
31
30
30
28
28
27
27
26
25
24
23
22

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
学校教育の中で、チームでの活動を増やして個人の力をつけつつ、集団としての意識を持ったり、コロナであっても委員会は活性化させ、学年は違えど上手く人付きあいできるようにしたり、と取れる方法は色々ある。 (98字)
 

【本文】
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たは傾聴すること、そしてその後の判断に基づく対応力だとすれば、自分の考えに固執せずにいる姿勢が欠かせない。有事に、こんなはずじゃなかった、とか、この人が悪い、とか思っている暇はないのである。例えば、私は母親のことを人間としてすごいと思っている。母は、私の意見に反論・否定することが基本的になく、傾聴した上で自論を「私はこう思う。」とだけそっと添えてくれる。大人になると、ある程度自分の人生経験があるからか、意見を変えたり他人に賛同したりすることは難しいこともある。相手が子供なら尚更、そう感じることも多いだろう。しかし、母はそう思うことなく、一人の人間の会話として対等に扱ってくれ、時には納得してくれるのである。私はこれも一種の適応能力といえるのでないかと思う。一人の人間に対してそう考えることが可能であれば、あらゆる人に対してもその姿勢を取ることができる。それが連鎖すれば、あらゆる場面で対応できる適応性を身につけているに等しい。すなわち、適応能力とは勉強して身に着けるものでなく、あらゆる人や物事を認められる受容性がもたらす産物ではないかと思うのだ。
第二の方法としては、適応能力を伸ばす教育をすることである。昨今の教育は、コロナのこともあって、タブレット端末やペーパーが多く、実際に体験することがあまりにも少ないと考えられる。例えば、ボランティアであったり、大会を運営することであったりと、適応能力が伸ばされる機会が失われている。しかし、知識だけでは適応力を身に付けることは不可能だ。したがって、適応能力をつけるには場数を踏むことが大切になってくると思う。学校教育の中で、チームでの活動を増やして個人の力をつけつつ、集団としての意識を持ったり、コロナであっても委員会は活性化させ、学年は違えど上手く人付きあいできるようにしたり、と取れる方法は色々ある。また、当意即妙の代名詞として有名なのは、清少納言である。枕草子の著者である彼女は平安で一二を争う才女だが、よく機転が聞き、特に「香炉峰の雪はどうだろうか。」という定子の問いに、簾をあげてみせた、と言う対応の秀逸さは代表的だ。定子は清少納言の文人としての才能だけではなく、即興の振りに対してもユーモアを持って返せる人柄も評価していたのだろう。適応、と言うのはその場限りの偶然ではなく、知識や経験を蓄えた上で成り立つ、精密なものであるように思う。
確かに、知識を身に付けることはどの分野にも通じる最初の一手である。しかし、トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われている時である、と言う名言のあるように、適応すると言うのは自分の内在的な能力を外部に向けて発散できる一つの手段なのである。どれだけいい札を持っていようと、使わなければ持ち腐れてしまう。自分という主は変えずに、いかに上手くプレーするかが試されているのだ。

原文   森リン ベスト5