しかし、島がそんな怖さを恐れている人のために、移住者や、移住者に子供が生まれた場合などに、お祝い金を贈るという政策をとった結果、今まで島生活を怖くてためらっていた人がたくさん移住してきてくれて、今では盛り上がっているようだ。 (112字)
何らかの目標を達成させるためには、必ずしも何らかの逆っ境があるはずだ。逆境がない目標とは、目標といわないだろう。いわば、「壁」というものだ。目標を達成するにあたっての「壁」が大きければ大きいほど、多ければ多いほど、その目標を達成することができた時の達成感は大きいものになるともいわれる。たくさんの高い壁にぶちあたり、乗り越え、ついに達成した時と、あまり多くない低めの壁を乗り越えたときを比べれば、両方ともうれしくて、達成感もあるだろうが、大きさを比べれば前者の方が大きいだろう。そのためにはまず、その逆境をプラスにする必要がある。目標を達成しようとする自分の道を一つ一つ乗り越えていかなければならない。また、ただ乗り越えるのではなく、乗り越えるために頭を使って考えなければならない。とてつもなく、厳しく長い道のりかもしれないが、きちんとやっていけば、必ずその壁が自分の知識となって、いつか目標を達成する日が来るだろう。僕は、そんな逆境をプラスに変えていけるような人間になりたいと思う。
そのための第一の方法として、まず失敗に恐れず積極的にものごとに挑戦していくことだ。失敗に恐れ、いつも楽な道に進む消極的では、そもそもまず、自分を成長させてくれるかもしれない逆境に出会えない。困難に向かうためにはしっかりと覚悟をしていかなければならない。僕は、ある高校へ進学したいと考えている。その高校は、場所が相模原と遠く、さらに学力レベル(偏差値)も高いため入学後についていけない可能性もある。しかし、僕はその高校の推薦がどうしても欲しいため覚悟を決め、まず、朝早起きする練習、学習を今のうちからほぼ毎日行っている。一年後もし、僕がこの高校へ合格してしっかりと学力もついていけるようななった時の達成感や喜びは、家の近くにある平凡レベルの高校へ通った時の達成感や喜びとは桁違いに大きいものとなるだろう。寝坊や定期テストという自分にとっては大きな逆境への失敗を恐れずに、一つ乗り越え、朝に強く、高い偏差値を持てるような人となれれば、その高校へ通い、ついていくことは余裕になるだろう。そのために、今のうちから、失敗に恐れてはいけない。
また、第二の方法として、敗者に対しても考慮されるような社会体制を作ることである。成功者中心の世の中は、高い目標を持っている人にとっては、大きな敵となってしまうだろう。しかし、もしもその目標に対して挫折や失敗しても大丈夫なシステムがあれば、たくさんの人が高い目標に向かってスタートできるだろう。鹿児島県の奄美諸島に、「宝島」という島がある。とても小さな島で、空港がなく、週に数本の船で鹿児島港から約一日かかるというとても小さな不便な島だ。当然人々は沖縄か鹿児島へ出て行ってしまい、現在は過疎が進んでしまいとても大変な状態に陥ってしまっている島田。その一方で宝島の自然はとても美しく、田舎暮らを求めている人にとってはうってつけの島だ。しかし、移住は、そんなに簡単に決心できるものでもなく、移住者は以前まではあまり多くなかったそうだ。やはり、医者も一つしかなく、商店も一つしかないような島は、もし何かがあった時にはこまるだろう。しかし、島がそんな怖さを恐れている人のために、移住者や、移住者に子供が生まれた場合などに、お祝い金を贈るという政策をとった結果、今まで島生活を怖くてためらっていた人がたくさん移住してきてくれて、今では盛り上がっているようだ。このように、もし島生活に職などに就けず失敗しても大丈夫というような政策をとれば決心できる人も増えるだろう。
確かに、順境にいた方が心に余裕が持てる。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる。」という名言もあるように、困難に挑戦し、逆境をプラスに変える生き方も良いだろう。
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