●総合 86 点 

字  数 1418 字 思考語彙 58 点  (17 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 70 点  (54 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 75 点  (104 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙58

























































75
知識語彙70
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや長めです。
 百字を超える文1ヶ所(-1点)
 ▲106字 しかし、「大人の叱りは最高の愛」というように、大人は子どもたちのために、つまり未来の国のために、子どもたちに叱ることを恐れず、子どもたちも大人の「叱る」という愛を受け止めて、成長していけるようにいることが大切だ。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

081816080307091213061307131015140906140607101019131212062204


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
34 良い。
72 なる。
72 いる。
31 いる。
18 きだ。
33 とだ。
33 為だ。
52 思う。
64 する。
26 のだ。
67 思う。
40 いる。
66 ある。
41 ジだ。
61 った。
50 増す。
39 ある。
26 とだ。
58 思う。
23 思う。
26 きる。
59 とだ。
42 思う。
70 思う。
58 ない。
48 思う。
47 きだ。
29 ある。
106 切だ。
23 ある。
106
72
72
70
67
66
64
61
59
58
58
52
50
48
47
42
41
40
39
34
33
33
31
29
26
26
26
23
23
18

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
しかし、「大人の叱りは最高の愛」というように、大人は子どもたちのために、つまり未来の国のために、子どもたちに叱ることを恐れず、子どもたちも大人の「叱る」という愛を受け止めて、成長していけるようにいることが大切だ。 (106字)
 

【本文】
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 そのための一つ目の方法は、自分自身に対して厳しく生活することだ。他人に思ったことを直接伝え、叱ることは容易に誰にでもできる行為だ。だが、その「叱る」という言動の裏には、自分はそのことを確実に出来ている、という根拠が不可欠であると思う。それに対して真摯に取り組み、出来ている人から叱られるから、説得力があり、自分のためを思って言ってくれているという感情が発生する。今でもそうだが、幼いころには母によく叱られたものだ。それは、大人になって他者と関わるときに、恥ずかしい思いをしないようにという、教育であると共に、子どもに対しての母からの愛なのだと思う。「~してあげる」という言い方をやめなさい、と言われたことが特に印象に残っている。どういうことかというと、この言葉を語尾につけると、上から目線に受け取られてしまうし、他者を見下しているように聞こえてしまう時がある。だから、どんな人にも対等に接し、尊敬の念を持ちなさい、という母からのメッセージだ。そう母に叱られて以降、私は「~してあげる」という言葉を極力使わないようにし、使ってしまたら自然と自ら反省するようになった。確かに母は、この言葉を日常生活で使ておらず、どんな人もリスペクトしており、だからやはり説得力が増す。このように、他人を叱るためには、自分自身を常に律して生活することは重要である。
 二つ目の方法は、子どもを叱る社会を形成することだ。現代社会では、一昔前では当たり前のように起きていたことが今ではパワハラなどと問題になってしまうことが多々あると思う。この変化にはメリットもデメリットもあると思う。メリットとしては、子どもが傷づくことなく生活できる。デメリットとしては、傷つかず、叱られることなく教育されるが故に、わがままになってしまったりと、強い子に育たないことだ。日本には封建社会であった時代があるが、その影響がだんだんと薄れてきているのだと思う。上下関係が厳しく、身分・立場的に逆らうことが出来ない、という環境や意識が強いのが封建社会で、そのころは今以上に他人を叱る傾向にあったと思う。時には暴力的になってしまうこともあったのかもしれないが、それは大人の子どもへの一種の愛ある教育だったのかもしれない。その時の感覚が今では変化していき、子どもを叱ってはいけないという感覚が親にはある人もいると思う。だが、時には封建社会の時代の風潮を思い出し、叱るべき時に子どもを叱る社会を形成していくべきだ。
 確かに過度なしかり方はかえって悪影響を及ぼすこともある。しかし、「大人の叱りは最高の愛」というように、大人は子どもたちのために、つまり未来の国のために、子どもたちに叱ることを恐れず、子どもたちも大人の「叱る」という愛を受け止めて、成長していけるようにいることが大切だ。だから私たちは、叱るときに叱るべきなのである。

原文   森リン ベスト5