●総合 79 点 

字  数 1402 字 思考語彙 52 点  (12 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 125 点  (163 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 117 点  (242 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙52













































































117
知識語彙125
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-1点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

050208100203060406061113151508070705050710040921171805161010051104071506


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
27 きる。
8 八時。
40 いく。
47 思う。
14 きか。
12 れる。
35 とだ。
16 いる。
29 力だ。
21 った。
46 った。
60 きた。
72 のだ。
61 ずだ。
42 とだ。
33 ある。
28 とだ。
17 しい。
23 くい。
28 ある。
45 すい。
17 ある。
35 いい。
85 った。
65 うだ。
83 うだ。
29 った。
62 しい。
48 かる。
41 うだ。
21 単だ。
64 ずだ。
23 切だ。
36 ある。
49 ある。
39 たい。
85
83
72
65
64
62
61
60
49
48
47
46
45
42
41
40
39
36
35
35
33
29
29
28
28
27
23
23
21
21
17
17
16
14
12
8

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
制服着用が始まってから100年ほどであり、当初、男子学生にとって、学校制服とは身分や所属を伝えることで飛び抜けて優秀で将来有望な「私」を堂々と社会に誇示できる衣服だった。 (85字)
 

【本文】
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世辞にもうまいとは言えない実力だ。先日、野球部内で紅白戦をやることとなった。案の定ボールはうまく取れず、バッティングもいまひとつと技術面ではほかの人に比べると低かった。技術面では勝てない、なら自分の得意な走ることで貢献すればいいのではないか、と思った私はバントをし、塁に出ることができた。また守備では、俊足を生かしてカバーに入ったり、速球を止めたりすることで流れを作ったりすることができ、結果としてチームに貢献することができたのだ。自分の短所ばかりに目がいくと何も貢献できないように思えるが、自分の長所に目を向けて生かそうとすれば結果もついてくるはずだ。
第二の方法としては、物事を全面否定するのではなく、ほかの視点からも見てみることだ。今、社会では制服を廃止しようという話が持ち上がっている学校もある。なぜみんな同じものでそろえる必要があるのかということだ。学校の制服のルールは確かに厳しい。寒くても暑くても変えることができず、着にくい。ただ、制服にはほかの観点から見てみると、良いことがある。例えば、制服を着用することでどこの学校なのか一目でわかるから人ごみの中で友人を捜しやすい。また、仲間意識からか安心感もある。また、普段着だと緊張感がないが制服だとほどよい緊張感も持てるからいい。制服着用が始まってから100年ほどであり、当初、男子学生にとって、学校制服とは身分や所属を伝えることで飛び抜けて優秀で将来有望な「私」を堂々と社会に誇示できる衣服だった。女子学生については、女性の袴には皇室や宮中を連想させる高貴なイメージがあったため袴に憧れや着用願望を抱いた女学生が多かったようだ。輸入品のカシミヤの袴にリボンやパラソルなどの西洋小物をコーディネートして、明治の女学生たちは時代の先端をゆく、「和」と「洋」のハイブリッドなおしゃれを楽しんだようだ。中でも女学生に熱狂的に受け入れられたのはセーラー服だった。当時の回想によると、校則違反をしてでも、上着丈を短く、スカートのひだ数を多くし、理想とする制服に改変した女学生もいたらしい。こうして男女制服の歴史を振り返ってみると、制服に対してさまざま思いが重ねられてきたことが分かる。母は帰省時、母校の制服を着た生徒を見かけたとき、懐かしさと心地よさを感じたそうだ。この続いてきた制服を廃止することは簡単だ。しかし、悪い点ばかりを見て全面否定するのではなく、良い点も模索してそのものに対する理解を深めることで良いものが出来ていくはずだ。
確かに、欠点を改善しようとすることも大切だ。しかし、可能性や利点を生かす、引き出すことがそれ以上に大切なことである。君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限りそれは手の届くところにあるという名言がある。ごみのように思えるものの中にも、大切なものを見つけ出せるような人間になりたい。

原文   森リン ベスト5