●総合 88 点 

字  数 2556 字 思考語彙 73 点  (29 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 124 点  (162 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 113 点  (230 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙73
















































































113
知識語彙124
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-4点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

0811101114141607041111131206021106121713021211110909110410160905050522050512051218081105


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
41 いる。
44 ろう。
47 いた。
40 いた。
57 った。
56 ある。
73 うだ。
36 ある。
16 せる。
43 れる。
45 のだ。
46 いる。
41 高い。
50 うだ。
54 いる。
24 くる。
47 れる。
74 品を。
49 のだ。
13 無い。
40 きた。
40 いる。
40 れる。
38 のだ。
36 ない。
48 ない。
17 違う。
34 術だ。
65 する。
37 得る。
19 とだ。
20 よう。
22 いた。
86 なる。
14 いる。
24 ない。
57 ろう。
31 うか?
44 のだ。
52 える。
39 った。
53 える。
21 する。
21 ろう。
86
74
73
66
65
62
60
57
57
56
54
53
52
51
50
49
49
48
47
47
47
46
46
45
45
45
44
44
43
43
41
41
41
41
40
40
40
40
39
38
38
37
36
36

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
この年頃になると、例えば古典的な例をあげると「授業中にテロリストがやってきて自分が学校を守る」「好きな人とのドラマのような恋愛」など多岐に渡って妄想を繰り広げるようになる。 (86字)
 

【本文】
1200字以上の本文は後半1200字のみ表示しています。>> 全文表示にする
典的な例をあげると「授業中にテロリストがやってきて自分が学校を守る」「好きな人(や『推し』)とのドラマのような恋愛」など多岐に渡って妄想を繰り広げるようになる。私も身近に重症な友人がいる。私自身、この手の妄想をしてないとは言い切れない。おそらくは、承認欲求や優越感などの欲望を刺激するため、あるいは憧れや願いを一時的に満たす為に行われているのだろう。しかし、これらを単なる「妄想」として片付けても良いのだろうか?というのも、欲望や願望は人間の最も私的であり、同時に良くも悪くも強い原動力になるものだ。歴史上に名を残す偉人、あるいは悪人の多くはその強烈な望みに沿い行動し、結果人類全体に大きな影響を与える。今時代ではいつでもインターネットを通じて自身の創作物を公開できるようになった。故に、私たちも単なる受け身の消費者ではなく、新たな創造に挑戦する発信者になれば良いのではないか、と考える。自己の個人的な衝動を一つの「作品」にする。その多くは情報の渦の中に埋もれるであろう。しかし、その数多の未熟な創作から、まさにダイヤの原石のようなものも発見されるかもしれない。現実に、インターネットに投稿された小説が書籍化し、漫画化し、最終的にはアニメ化もしくは実写化した作品が現在多く存在している。また文章でなくとも音楽や映像、その他のエンターテイメントでも同様の現象が見られる。現在の傑作は未来の古典とも言う。「偉大な創造」が今も認められ、成され続けるからこそ、過去のもまた尊厳を保つ。その血流を途絶えさせない為にも、自由に個々の創作を晒け出せる環境の構築が必要なのではないか。

そもそも、学問や芸術は長らく富裕層の趣味、娯楽であった。身分制が廃止された今でもその名残は残っている。現にクラシック音楽を学ぶ身としては、コンサートに訪れた観客と会話する際に、その空気感を肌で感じる。そうすると、「昔に比べて現代では偉大な作品や思想は敬遠されている」というのは誤りになるだろう。単純に、民主化によってごく一部の上流階級から、大多数の民衆に歴史の視点が変わり、その影響力が増しただけなのかもしれない。そして今も昔も、「大〇〇」と呼ばれるような芸術や学問は、一部の趣味人のものなのには変わりないのだろう。しかし、先進国の現代社会は以前より豊かになり、民衆の資力、選択肢も格段に広がった。命の危険を感じるような状況は極めて珍しく、社会は機能し殆どの人が空腹の時に食べられる。そんな社会に居るからこそ私たちは過去の創造を保持し続け、新たなものを生み出せる余裕がある。インスタントな娯楽は暇を費やすが、次の瞬間には忘れる。だが、偉大な創造物には一生を費やす価値がある。だからこそ、人間の理性と衝動の可能性の象徴であるそれらの作品を、現代そして未来でもその真価を否まずに相承していくべきだと私は考える。

原文   森リン ベスト5