それは「自分なりの意見をきちんと持っている人」、「それを正確に人に伝えられる人」、「常にステレオタイプの発想をさけようと努めている人」、「海外のことだけでなく、日本についてもよく知ろうとしている人」や「異文化と正面から向き合おうと心がけている人」などである。 （129字）

　

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々ある。それは「自分なりの意見をきちんと持っている人」、「それを正確に人に伝えられる人」、「常にステレオタイプの発想をさけようと努めている人」、「海外のことだけでなく、日本についてもよく知ろうとしている人」や「異文化と正面から向き合おうと心がけている人」などである。これからの時代時代は国際化時代から地球時代へと移り変わりつつある。これに適応して国際感覚だけでなく地球市民としての意識が要請されるようになってきた。地球市民は、地球で暮らすすべての人びとが人間らしく生きることをたがいに保障しあうという理念によって結びつくものである。地球市民であるということは、私たち一人一人を包み込むもっとも普遍的な定義である。私は自国の利益だけでなく全地球的な利益を考えることのできる人間になりたい。
　そのための方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことである。そうすることで、周囲の意見や同調圧力に負けることがなくなり、統合的な考え方ができると考える。私は今まで、ちゃんとした自分の意見を持つことなく学校生活を送ってきている。それは同調圧力などに押さえつけられた、といったものではない。そうではなかったのなら、何故私は自分の意見を持たないのかと不思議に思うだろう。私は友達と喧嘩や仲違いしたくない、先生に怒られたくない、などという思考で学校生活を送っているからだ。家では自分の意見をしっかり持つため、親にはそういうふうに学校でもすれば良いのにと言われた。学校生活で自分の意見を持たない私だが、これから自分の意見を持つことで以前よりもよりよい学校生活が送れると考える。また、そうすることで、他人とのコミュニケーションがもっと円滑に進む利益もある。
　また、第二の方法としては、広い視野を持つことである。私は狭い視野のままだと反対する意見自体を排除してしまうと考える。現在ロシアの大統領であるプーチン大統領は大統領就任当時、つまりは2000年に経済改革をし、それが高く評価されている。彼の政策は安定を求め、愛国心に溢れたものである。その内容は未払いだった年金の支払いを再開し10年余りで国民総生産を倍にするというもので、それは僅か数年で成就している。しかし、視野が狭いあまりに会談や交渉などといった平和的な解決方法ではなく、戦争という直接的で強引な解決法に至ったのだと考える。もし、広い視野を持つことができていたら、もっと平和で穏便なものになっていたのではないかと感じた。また、広い視野を持つことは、柔軟な思考をすることができる利益を人間に齎すと考える。
　確かに、自国の利益を守ることも大事である。しかし、『私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。』という名言があるように自国の利益だけではなく、地球全体の利益を常に考えながら生きていきたい。