●総合 86 点 

字  数 1292 字 思考語彙 59 点  (18 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 62 点  (38 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 77 点  (111 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙59

























































77
知識語彙62
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 ○文章の中心がよくしぼられています。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

051504140608130505060511090706050201020404030708040708090606101516041111061109


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
25 ある。
77 とだ。
25 いる。
65 けだ。
32 いる。
40 らむ。
62 ない。
19 なる。
28 いる。
28 とだ。
27 切だ。
36 ない。
37 ある。
34 れた。
22 いた。
18 きた。
10 する?
3 やる?
7 れた。
19 った。
14 よう。
15 った。
44 った。
39 のだ。
17 った。
43 ある。
35 いる。
47 らだ。
29 きだ。
17 ある。
33 婚!?
41 話だ。
49 した。
20 った。
46 いる。
50 切だ。
33 ない。
53 ある。
34 たい。
77
65
62
53
50
49
47
46
44
43
41
40
39
37
36
35
34
34
33
33
32
29
28
28
27
25
25
22
20
19
19
18
17
17
15
14
10
7
3

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
それは欧米人は「いいえ」も「はい」もはっきり言うのに対し、日本人は「はい」をいうことにはためらわないが「いいえ」をはっきり言うことをためらうということだ。 (77字)
 

【本文】
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「いいえ」は、事実に対して向けられている。つまり、英語では「ノー」とはっきり言うことができ、むしろ、事実を事実としてはっきりと否定することが、相手の尊重にもつながるわけだ。しかし、日本人の「いいえ」は話し手の意向に対して向けられている。日本語の返答では、否定が「質問」の方に向けられているために、微妙な心理がからむ。そのためきっぱり否定したりすると、「いいえ」が事実の否定をとびこえて、相手の考え方や感じ方の批判にまで及ばないとも限らない。そこで「いいえ」は自然に控え目になる。日本人の「いいえ」は話し手の意向に対して向けられている。日本人の表現の仕方は外国人には理解しがたいということだ。
 欧米人のように「いいえ」をはっきり言うことは大切だ。曖昧な態度を取らず、自分の意志をはっきりと示せば誤解を招くおそれがない。私も、「いいえ」をはっきり言わなかったがために誤解を招いたことが度々ある。あるとき学校から、必須ではないがレポートを書くという課題が出された。その帰り道で私は友達と話しながら帰っていた。その友達(Aさんとして億)が私にあることを言ってきた。「レポートどうする?やる?」と聞かれた。正直、私はレポートをやる気はなかった。だから「う~ん、どうしよう。やろうか迷ってる。」と言った。Aさんに「だったらやろうよ!!」と言われてしまい、断るにも断れない空気になってしまった。そのため「できたらやる」、つまり日本人の定番「善処する」と言ってしまったのだ。結局、やる気が湧かずやらなかった。そしたらAさんに「やるって言ってきたからやったのに!!」と言われてしまった経験がある。それ以来は「はい」、「いいえ」を比較的大きい声で言うようにはしている。
 しかし、日本人が「いいえ」をはっきりと言わないのは相手に対する思いやりの気持ちが働くからだ。相手の気持ちを配慮する日本人の奥ゆかしさは大切にすべきだ。昔話に「かぐや姫」という話がある。これは竹から生まれたお姫様が美しい女性になって男から多くの求婚!?しかしかぐや姫にはある秘密が,,,かぐや姫はいったい誰の手に⁉といったような話だ。(違います)この話でかぐや姫は求婚者たちに無理難題を押し付けこの無理難題を解決した人と結婚をする、と明言した。つまりはっきり「いいえ」と言わなかった。数々の求婚にはっきり「いいえ」と明言しなかったかぐや姫の優しさがうかがえる1作となっている。
 確かに誤解のないように自分の意志を伝えていくことも相手に対する思いやりを持つこともどちらも大切だ。しかし、いちばん大切なことは、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるようにその時と場合に応じた態度をとることである。これから私は、その時、その場所にあった態度をとれるように心がけたい。

原文   森リン ベスト5