●総合 91 点 

字  数 1253 字 思考語彙 69 点  (26 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 108 点  (129 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 101 点  (190 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙69








































































101
知識語彙108
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △文章の中心がよくしぼられていますが、もう少し話題を広げてもいいでしょう。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
 △文の長さの平均がやや短めです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)
 抽象度の高い言葉が多く、やや重い文章になっています。(-2点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

10050812030411120911090505090909071011100412050407100406130712070713060616


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
48 ろう。
27 うか。
37 まう。
47 思う。
17 うか。
15 れる。
42 らだ。
42 いた。
31 いる。
46 れる。
35 ろう。
26 らだ。
18 った。
30 った。
39 ない。
28 思う。
31 思う。
42 いる。
43 える。
46 らだ。
18 すい。
41 する。
23 のだ。
20 うだ。
31 いる。
39 する。
17 れる。
28 ある。
61 れる。
39 ろう。
35 思う。
35 ある。
33 よう。
50 思う。
20 ある。
25 ろう。
44 たい。
61
50
48
47
46
46
44
43
42
42
42
41
39
39
39
37
35
35
35
33
31
31
31
30
28
28
27
26
25
23
20
20
18
18
17
17
15

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
最近耳にするようになった「多様性」という標語も、時代にそぐわない差別的な発言を攻撃する理由として利用されるように思われる。 (61字)
 

【本文】
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らどうだろうか。世間という不安定な軸しか持たないと、世間に振り回される羽目になってしまう。私は、日本では個人主義のような確固たる思想が根付かず世間の意向に流されやすいのは問題だと思う。それはどうして起こったのだろうか。ここで二つの原因があげられる。
 その原因は第一に、日本に農耕民族の社会があったため、世間の目を気にしやすいからだ。例えば母が、学生時代を振り返って昔は先輩に後輩は逆らえない風潮があったと言っていた。今でも一部の部活動では世間を強く意識させる仕組みが残っている。日本ではどの時代でも、皆に合わせて仕組みを守ることが農耕を主としたことで根付いたと思われる。ただ、前述した風潮は一部の世間では通用していないと考える向きもあろう。近年では、「個性」を伸ばそうという動きがあるからだ。それにより、世間の指向性が高まった。何かが好きな同じ指向を持つ者同士で寄り合うことが多くなった。つまり「個性」とは世間の分化した一部であり、世間をより狭くしているに過ぎない。ここでも世間の目を気にする性は変わらずあると私は、思う。例えば私は、逆に世間に埋没しないように腐心してきたように思う。それは狭隘な世間の急激な分化における倫理観の偏重を感じていたからと今は、考えている。一枚岩だった日本の世間は、皮肉にもそれ自体の分割によって堕落しつつあると私は、考える。
 また第二の原因としては、情報伝達の発達により批判や中傷をされやすい社会になっているからだ。戦争の最中には、流言が横行しやすい。民衆は、確固たる思想を持たざるゆえに、或いは弾圧を恐れて少数派をつまはじきにする。いわば「世間に負けた」状態になってしまうのだ。日本では今は平和だといわれているようだ。しかし、国際的には冷たい戦争による情報戦が日本でも起きている。第一の原因に代表される価値観の偏重を世間のすべてだと思い込み世界中に拡散する。すると偏重した価値観は糾弾される。世間の分裂によって民衆が戦争の道具と化しているのである。最近耳にするようになった「多様性」という標語も、時代にそぐわない差別的な発言を攻撃する理由として利用されるように思われる。このように、世間が小さいものでありながら広大な範囲に敷衍しうるのは問題だろう。確固たる信念を持ち、かつ広く世を思いやる心が誠の大和魂だと私は、思う。
 確かに、個人主義が根付いていながらともに助け合えるという意見もある。しかし世間とは、絶対的ではなく相対的なおぼつかなき価値といえよう。だから私は、日本では個人主義のような確固たる思想が根付かず世間の意向に流されやすいのは問題だと思う。利己心を第一とする風潮が広がりつつある。すなわち利のために世間と迎合する小人の心であろう。これから私は、玄覧を広く開いた義を強く持ち、自分本位から現状を変革できる奴雁でありたい。

原文   森リン ベスト5