●総合 87 点 

字  数 1308 字 思考語彙 66 点  (23 個)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0-
00-02-04-06-08-10-12-14-16-18-20-22-24-26-28-30-
知識語彙 108 点  (129 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1-
00-09-18-27-36-45-54-63-72-81-90-99-08-17-26-35-44-
 表現語彙 112 点  (228 種)
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-0--0--0--0--0--0--0--1--1--1--1--1--1--1--2--2--2--2-
00-15-30-45-60-75-90-05-20-35-50-65-80-95-10-25-40-55-

点数はほかの人の点数との関連で毎日少しずつ変わります。
棒グラフは全作品の分布で、濃い部分は当作品の位置です。 をクリックすると、最新のデータをもとに再計算されます。

【総評】 点数はそれぞれの級の合格ラインの目安です。 20080901 改訂
12級11級10級9級8級7級6級5級4級3級準2級2級準1級1級
総合52点~59点~62点~64点~69点~72点~74点~78点~81点~86点~88点~90点~91点~92点~
相当学年小1小2小3小4小5小6中1中2中3高1高2高3大社大社
合格率95%95%90%90%85%85%80%70%60%50%40%30%20%10%
思考語彙34点~35点~36点~37点~40点~43点~50点~52点~55点~62点~65点~67点~70点~73点~
知識語彙40点~41点~42点~43点~47点~49点~52点~56点~60点~65点~70点~78点~85点~90点~
表現語彙46点~48点~50点~52点~56点~57点~58点~62点~65点~71点~73点~80点~86点~91点~
思考語彙:意見や説明を書く力/知識語彙:難しい言葉や漢字を使う力/表現語彙:多様な実例や表現を書く力
 
  
思考語彙66







































































112
知識語彙108
△上の三角形の高さは思考語彙
▽下の三角形の深さは知識語彙
三角形の横の長さは表現語彙
○円の大きさは字数
(円はひし型の後ろに隠れている場合があります)。
【文体】
 ○文の流れが自然です。
 △もう少し文章の中心をしぼっていきましょう。
 △中間の長さの文が多く長い文と短い文がやや少なめです。
【語彙バランス】
 説明に比べて、素材がやや多い文章です。(-0点)

△三角形の高さは思考語彙、▽逆三角形の深さは知識語彙、
△▽の底辺は表現語彙、○円の幅は字数。

【文リズム】  (一文中の文節的語彙群の数) ~6個 7~10個 11~14個 15~18個 19個~

160910111108030408080809111015110711070712101208080910101208100910


【文の長さのグラフ】 -20字短い文 21-40字やや短い文 41-50字中ぐらいの文 51-70字やや長い文 71字-長い文
49 える。
31 える。
46 しい。
41 ある。
57 ろう。
47 れる。
19 うか。
15 れる。
34 とだ。
33 いた。
28 いる。
42 思う。
42 れる。
39 きた。
58 いる。
39 れる。
36 がる。
39 ける。
35 える。
27 とだ。
43 思う。
38 思う。
47 いる。
30 ない。
34 れる。
43 ゆく。
45 ある。
41 いる。
44 たい。
45 ある。
41 ない。
51 れる。
45 たい。
58
57
51
49
47
47
46
45
45
45
44
43
43
42
42
41
41
41
39
39
39
38
36
35
34
34
33
31
30
28
27
19
15

【最長の文】 (最長の文は、文章全体の特徴を表しています)
生物としては異物である胎児を親が育てるのも、粒子間距離や遺伝情報の近さが想像を融通無碍に流すからと私は、考えている。 (58字)
 

【本文】
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難しい。しかし、私が考えるに、大きな自我が社会であり、肯定する以前に世界の必要条件である。自我の中にあるすべては関わり合っているのだから、我の肯定こそが社会の肯定であり、世の病を我がことにすることだろう。多発化する災害に慣れてしまって、助け合うことができなくなってしまうことが問題として予測される。それは、どのように解決されるだろうか。ここで二つの対策があげられる。
 その対策は第一に、まず自分ができると思うことから始めてみることだ。例えば、私の中学校ではひまわりを東日本大震災の被災地へ送っていた。私も、生徒会活動で摘んだ花から種を採ったのを憶えている。このように、生命が脅かされているという実感が直接支援することで湧くのだと私は、思う。自分の命がどうなるのかが、宇宙で起きることと等しいという直感がいま、私の中を流れる。思いを馳せれば、このような苦境を想像し、環境の差を考えることが身を助けてきた。生物としては異物である胎児を親が育てるのも、粒子間距離や遺伝情報の近さが想像を融通無碍に流すからと私は、考えている。状況の違いを認識することで、同質な主体の境が外れ、大きな自我の流れが生まれる。そうすれば現状を変えようとする原動力が、悲劇を食い止めることにつながる。直接衣食に苦しむ人を救うことのみならず認知し想像することが万物の流転を助ける。見えているものを自分の一部に取り入れることから始めたいと、私は考える。
 また第二の対策としては、皆の力を纏めて届けることだ。前にひまわりの例を出したが、おそらく物理的に足りないことを満たす支援団体は多いと思う。しかし、見返りのない生産を伴わない労働にはより目を向けるべきだと私は、思う。中村哲医師の所属する医療団PMSでは、現地での信頼を築くために国を越えた取り組みを行っている。そのような関係性は、利害を考える単純な経済の話に留まらない。むしろ、普段やっている家事や挨拶などの小さなことでも、魂は救われる。人類や生態系という「自我」の中で、共通の願いを見出して生きることで、力は纏まってゆく。個人が集まって慈善団体をするよりも、包括的な自我が身体を別々に動かすことがよいときもある。私は、一挙一動の間に大きな自我を見出すことで、積極的遠慮をなすべきだと思っている。つまり、皆の力とは自助も共助も遠く慮り思いやる自我から起こるものであると私は、言いたい。
 確かに、自分のやりたいことではなく誰かのために無心になって尽くすべきだという意見もある。しかし、利他の心とは、他者の理屈ではなく究極の利己心を伴う行動でなければならない。だから、多発化する災害に慣れてしまって、助け合うことができなくなってしまうことが問題として予測される。これから私は、自分が何によってあるのかを考え、自分を思いやり尽くすことで社会に貢献したい。

原文   森リン ベスト5