授業の渚 a-06-3


↑スタート/ストップ音声オン/オフ↑
みなさん、こんにちは。
今日は6.3週ですね。アカシアの課題フォルダでの勉強ものこりわずかになりました。
今週の●はじゆうなだいめいと、災い転じての感想文ですね。

じゆうなだいめいですから、何か書きたいことを決めて取り組んでくださいね。
何にもな〜い、という人は、今日のことで書きましょう。

そして、大切な項目が4つありましたね。

●はじめに絵をかく
●なまえ・すうじをくわしく
●たとえ
●おもったこと

この4つの項目を書きいれて、全部の項目シールをはることを目標にしてね。
目標の字数は100字です。
がんばりやのみんなですからきっとだいじょうぶですね。


さてさて、今週は感想文の課題も●になっていますねえ。
感想文。
なんだか難しそう……と、ドキドキしている人もいるかな?

今日は感想文の書き方を説明することにしますね。

よーく聞いていてね。

まず、今回の長文は読んでいますか?
長文を読んでいないと説明を聞いてもよくわからないと思います。
まだ読んでいない人は、ここでストップ。
先に長文を読んでからもう一度説明を聞いてください。
長文を読みながら考えてほしいことがありますよ。

それから、長文を読んだ人も、もう一度確認してみましょう。


これが、長文を読むときのお約束です。

まずひとつめ。この長文を読んで一番心にのこったところはどこ? それを考えてください。
心にのこったというのは、おどろいた、すごいと思った、不思議に思った、など、なんでもかまいません。
そして二つ目。この長文のお話と似ているな、同じだなと思える出来事を思い出してみましょう。このことを「似た話」と呼びますよ。おぼえておいてね。

この二つを考えてみてね。そうすると説明がよーくわかりますよ。



さあ、ちゃんと読んだね。お約束もばっちり?

それじゃあ、説明を始めますね。



「災い転じて福となす」
このことわざ、初めて聞いたかな?

わるい目にあっても、それをきっかけにしてしあわせにかえてしまうということわざです。またわるいことがおこると二どとおこらないようにちゅういするので、かえってしあわせになれるといういみもあります。

長文の中でこのように説明されていましたね。
なんだか魔法のようですね。
悪いことがあったのにそれを幸せに変えてしまうんだって。いいねえ。



みんなもこんな経験をしたことがありませんか?
ちょっと考えてみましょう。
ここでちょっとストップしてもいいよ。


さあ、では似た話はまたあとでくわしくお話することにして、まずは感想文の書き方を説明していくことにしましょう。

じゆうなだいめいで書いていく普通の作文とはちがって、感想文には、書き方のルールがあります。
みんながやることは4つ。たった4つです。これは5年生や6年生になっても変わりません。
4つの手順を順番どおりにしっかり書いていけばいいのです。
なんだかやる気がでてきた? そうでしょ、そうでしょ!!

えーっと、感想文を書いていくときも、いつもと同じように絵をかくよ。
自分が感想文に書きたい内容の絵を書いていこうね。


さあ、では、まずは感想文の書き方その1。こう書いていくよ。

このお話をよんでわたしがいちばん〜なのは○△□です。

この〜と○△□のなかに当てはまることを書き入れていけばオッケー。
そのために、長文を読むときのお約束が役に立つのです。

たとえば
このお話をよんでわたしがいちばんびっくりしたのは、さいなんがしあわせのもとだったということです。
このお話をよんでわたしがいちばんほっとしたのは、まことくんがどろぼうにあわずにすんだことです。

なんていうように、じぶんのかんがえた「いちばん〜なのは○△□」を書いてみてください。

これで感想文の書き方その1が終わり。
さあ、次。感想文の書き方その2に挑戦。


わたしにもにた話があります。それは〜。

ほら、どう? 長文を読むときのお約束に出てきたよね? 似た話っていうの。あれのことですよ。


にた話を考えるのは、なかなかむずかしかったですか? 

そうねえ、こんなのはどう?

あまりおしゃべりしないお友だちがいました。ちょっとしたことでその子とケンカしてしまいました。でも、仲直りしてからは前よりもずっとなかよしになりました。ケンカをしたときはかなしかったけど、ケンカがしあわせのもとになりました。

ね、こんな経験だったらみんなもあるんじゃないかな?




そしてつぎは感想文の書き方その3。

もうひとつ、似た話を書きますよ。
自分の似た話でもいいし、似た話はもう見つからないよおという人は、お母さんやお父さんに似た話がないか聞いて見ましょう。

それでも見つからないときは、もし〜だったら、と想像した話を書くといいですよ。


じゃあ、いくつか見本をお話しましょう。

もうひとつ、似た話があります。

おとうとがぼくのおかしも食べてしまいました。なんでだよお! と、ぼくはとってもかなしかったけど、あとでこっそりお母さんにおいしいおかしをもらいました。

注射をしに病院に行きました。こわくてにげたかったけどがまんしました。そうしたら、えらかったね、とごほうびにケーキを買ってもらいました。



それから、もし〜だったら、でもいいですよ。

もしわざわいがわざわいのままだったら、ほんとうにいやになってしまうでしょう。


これで感想文の書き方その3も無事クリア。さあ、あともうちょっと。残るはひとつ。がんばろう!

最後はこれ。
感想文の書き方その4。

このお話を読んで○○だと思いました。

このお話を読んでどんなことを考えた?
なにか感じたこと、思ったことはありませんか?

「わたしはこのお話を読んで、悪いことのあとにはいいことがあるんだなあと思いました。」
「ことわざはおもしろいなと思いました。」

なんでもいいです。お話を読んで思ったことをすなおに書いてみてください。


さあ、これで完成!
書き方の手順を守って書いてみましょう。
字数は短くて大丈夫。
項目も入らなくても気にしないでね。

まずはチャレンジ!
楽しく挑戦してみましょう。