授業の渚 ha-05-2


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ハギ の山 5 月 2 週 少年のころの桜は(感)

 Hi! 今年のサクラ、見にいったかな? 日本人が大好きなサクラ、何か特別な風情を感じるようだね。
僕もサクラって好きだなあ・・・

 今回の課題は、そんなサクラの散る様子をどんなふうに言葉にしたらいいかを考えるなんていう、とても心豊かな題材なんだ。
君はふだんから、言葉を大切に使っているかい? 

 では、書き方の説明にうつろう。
 まず第1段落には要約を入れよう。僕の考えたポイントはこのあたり。「桜の)散り初めのころのある日、枝を離れた花びらを見ていて、これが地面に達するまでのあいだの状態を、ぴたりと表す言葉がないのに気がついた。」「桜の花びらと、からまつの葉と、自然はついに言語の及びえないものなのであろうか。」「もし日本語にそれ(を言い表す言葉)がなければ、それは日本語の語彙の貧弱を意味する。」君はどこが大事だと思った? 難しかったら、長文を3つに分けてそれぞれからポイントをみつける「三文ぬきがきの手法」でやってみてもいいね。

 次に第2、第3段落だ。この2つの段落にはそれぞれ、似た話を入れる。これは、「言葉にできないような感動を味わった」体験が入るといいね。たとえば「初めて見た日の出の美しさに私は言葉がでなかった」とか「人の失敗をとがめずにやさしく許してくれた友達に、ありがとうの言葉さえいえずに、言葉をなくしてしまった」「あまりのおいしさに、僕は言葉では表しきれない、と思った」など、どうかな? または、この長文に題材を得て、君もサクラの散る様子を言葉にしてみる試みなんていうのもよいかもしれないね。その中にたとえやユーモア表現が使えたら言うことなしだ!

 最後に第4段落である。結びをばっちりきめよう。一般化の主題だったね。「人間にとって」「人とは」を使って、広くみんなに共通するような意見を考えよう。「人間にとって言葉とは・・・」おっとここで、「ことわざ」が加わると最強だ。「人間にとって言葉とは、帯に短し襷に長しのことわざのように、心のうちを完全に表現できる道具ではないのだ」とか「人は、言葉によって自分の意志や感情を表現するが、ことわざで言うと過ぎたるは及ばざるが如しのように、なかなか思うように伝えられないことも多い」あたりでどうかな?


 どう? わかったかな? ううう。僕もこの気持ちを君にうまく伝えられたか、心配だな。。。
君も、いろんな言葉を使って、君の気持ちに少しでも近づける表現を考えてね! 
では、成功を祈る! Let’s GO!