授業の渚 he-01-3


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 Hi! Billyです。元気だった? 毎日寒いね! なんといっても、起きるのがつらいよーー!
起きてからもストーブに近づきすぎて、何度もしっぽが焦げそうになっちゃったよ!

 さて、今週の感想文は「まさかソフィーは」です。この長文は、ヨースタイン・ゴルデルと言う人が書いた「ソフィーの世界」からの抜粋だけど、この本は、「哲学への入口」として、世界で読まれているんだよ。

 なぞの人物が少女ソフィーといろいろ話をして、その内容は「自分って誰だろう? 」という疑問に近づいていくものなんだ。

 では、第1段落、要約から始めよう。全体の字数が1200字だから、四段落ぐらいに分けて書くということで、要約も300字ぐらいにまとめていくとバランスがとれるよ。要約がむずかしいという人は、長文の中から大事なところを3〜6箇所選び、それらがうまくつながるように文を直して書いていこうね。

 第2、3段落は、似た話だよ。コドモは柔軟で先入観をもたないので、純粋にものを見ることができるが、大人は頭が固く、固定観念にしばられてしまう。そんなポイントから似た話を探すといいかもしれないね。

 君自身も、学校で理科を習う前の小さいころ、「虹の階段にのぼれる」「お月様に手が届く」「暗闇にはこわいお化けがいる」
などいろいろな想像をして、それを信じたりしていたよね。たくさんの「どうして? 」を連発した人もいると思うよ。「トトロ」だってコドモにしか見えないでしょう?

 そんな自分の小さいころの話=前の話、やおうちの人や友だちに聞いた小さいころの話=聞いた話をどんどん書いていこう。

 それから、もう一つの話として、「先入観をもってしまったために失敗した」というような例があったらかけそうだね。
クラス替えではじめての先生になり、うわさで怖い先生と聞いていたので、必要以上に緊張したけれど、話してみたらやさしくて拍子抜けした、とかね。南の島はあたたかい、と厚手の服を持たずに旅行したら、夜はうんと冷えてカゼを引いてしまった、とかね。

 最後は、まとめの段落。「人間にとって成長するということは……」「人間にとって不思議に思うことは……」を使って大きくまとめます。

 「人間にとって、驚きをもつ、ということは、ものごとを深くしるための大切なきっかけとなる」

 「人間にとって成長するということは、知識を増やすと同時に、純粋な心を少しずつ失うことでもある」

 ちょっと寂しいかな? 君はどんなふうにまとめる?

 使えそうなことわざとしては
 「初心忘るべからず」や「のどもとすぎれば熱さ忘れる」があるね。


 では、君もソフィーといっしょに考えながら、しっかり取り組んでくれたまえ!

 今週もがんばって! Let’s GO!