授業の渚 na-05-3


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ナツメ 5.3週 「モグラは食虫類に属し」

 Hi! Billyだよ。今週の課題は、僕の友人であるモグラについてなんだ。長文しっかり読んである?
 しかし、人間ってひどいよね。畑の作物の根っこをかじったのはモグラだなんて思っているんだからさ。あいつは、そんなことはしないよ。だってミミズしか食べないんだもの。
ラーメン食べに行かない? って誘っても、「いや、僕はミミズのほうが」って断るんだぜ。

 さて、君は感想文の書き方、だいじょうぶ? なんだい? その不安げな顔は・・・OK。復習しよう。
 
 第1段落には、要約。
 第2・3段落には、似た例。
 第4段落には「わかったこと」だよね。

 準備はOK_? では書いていこう!
 まず第1段落、要約は三文ぬきがきの要領でやってみるといい。全体を大きく3つぐらいにわけ、それぞれから大事な一文を抜き出し、君の言葉でつなげていくんだ。たとえば、「モグラは大量にミミズを食べる。その生活に合わせて前足がシャベルのように進化した。人間の手は、道具を作り出すことによって、高い文化を創造した。意図的に作られた道具を持つことが人間と動物との大きな違いである。」てな感じだね。

 そして第2・3段落、ここには似た例を入れよう。え? どんな似た例? って。。。
そりゃあ君ね、人間と動物を比べてみればいい。動物はそれぞれ得意なことがあって、なぜ得意なのかといえば、特別な部分があるからさ。空を飛べる鳥には羽があるし、水中で生活できる魚たちには、水の中でも呼吸できるえらがある。人間は、そういう特徴はないけれどその代わり、頭を使って、「特別な部分に代わる」いろいろな道具を作り出すことができるよね。飛行機や自動車に始まって、たくさんの便利なものがあるだろう?
 僕なら「人間は、魚のように水中で呼吸をすることができないが、その代わりにアクアラングや潜水艦を考え出した。」とか「猫のように暗闇でも見えるように、電気を開発した」あたりを入れようかな。
 え? 一つしか思いつかなかった?
 そういう場合は「もし〜だったら」を使うといいよ。それから、たとえやダジャレもキメてくれよ! モグラもびっくりなやつをね! 「ショベルカーは、まるでもぐらのように土を掘ることができる」とかね!

 最後は第4段落。長文を読んでわかったことを書く。僕は「人間は、体の特徴としては、動物たちをうならせるようなすごい部分はないけれど、賢い頭と器用な手で自分の意図するものを作り出すことができるということがわかった」と書くよ。これってびっくりだよね。道具によって、たくさんのことが得意になったというわけさ。そうそう、ここにことわざも入れるといいな。えーと・・・「モグラの手は長所は短所ということわざがあるように、土を掘るには便利だがものをつかんだりするのには不便な形である。しかし、人間は・・・」なんて使うと、モグラ、たじたじだね。

 どうだい? 君にはすばらしい頭脳があることがわかっただろ? すごい作品ができそうだ! ではがんばってくれたまえ! LeT’S GO!