授業の渚 ni-07-2


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第一段落は要約です。要約は、三文抜き書きと同じようなものと考えておけばいいです。長文の中から大事なところを三つか四つ選び、それらがうまくつながるように文を直して書いていきましょう。

 第二段落は、似た例です。日本人があいまいであるとはよく言われることです。イエスとノーをはっきりと言う外国人に比べて、日本人は自分の意思をはっきりと示さないことの方が多いと言えるでしょう。みなさんも、何か質問をされたときに、「べつに……。」、「どちらでも……。」などと言って、あいまいに答えをにごしてしまうことがあるのではないでしょうか。また、相手を思いやって、はっきりと答えを言わない場合もあるかもしれません。友達に「この服似合う?」と聞かれて、似合わないと思っても「似合わない。」とはなかなか言えないものです。(笑)

 第三段落も、似た例です。日本人は余白を好むということで何か実例が書けるといいですね。長文には絵の例が挙げられていましたが、絵に限らず日本の芸術には「余白」、「間」といったものを大事にするものが多いようです。落語でも間は大事な役割を果たしていますね。

 第四段落は、長文を読んでわかったことをまとめます。日本人のあいまいさは、「甘え」と決めつけてしまうことはできない、奥の深いものなのかもしれません。