授業の渚 sa-06-2


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みなさん、こんにちは。

先週の進級試験、どうだった?
字数も項目も、ばっちりクリアできたかな?

いつもがんばってるみんなのことだもの、きっと大丈夫だったと思います。

今日は6.2週ですね。
●の課題は「カタツムリをみつけたこと、がんばったこと」ですよ。
準備はできてますか?

でんでんむしむしかたつむり〜♪

みんな、歌ったことがあるでしょう?

カタツムリはみんなしってるよね?
実際に見たこともあるよね?

え〜、ない? ほんと?
それは困ったわ。
それじゃあ、ない人はがんばったことで書いてね。
★勉強をがんばった
★サッカーをがんばった
★ピアノをがんばった
★お手伝いをがんばった

なんでもいいですよ。
「あのときはほんとうによくがんばったよね。」
そう自信をもっていえるできごとを書いてみましょう。


私、雨の日ってわりと好きなの。カエルだからね。雨が似合うイメージでしょ?
カタツムリも同じみたい。
雨の日によく会うカタツムリの知り合いがいるのよ。
ご近所に住んでる、クラークっていうちょっと暗いカタツムリ。

彼がときどき愚痴を言うのよ。
え? どんな愚痴かって?
じゃあ、特別に教えてあげる。特別だからね。

「最近の子どもたちは、おれのことを見ても知らん顔なんだよ。昔はもっとチヤホヤされてたのになあ。」

って。

そうなの? みんな、カタツムリを見つけてもあんまりうれしくないのかなあ?

それでね、クラークがお父さんに聞いた話があるんだって。
確か、こんな話だったわ。

「おとうさんが子どものころは、人間の子どもたちに見つかったら最後。あ、カタツムリだ! と大声をあげられて囲まれちまうんだ。
持ち上げられたり、転がされたり、さんざんだっよ。」


みんな、外を歩いているときにあちこち見たりしないのかしら? きっと忙しいのね?


カタツムリを見つけたことがある人は、いつ、どこで見つけたのかを思い出してね。そして、中心を決めていきましょう。

「わたしは、2年生のときにカタツムリを見つけました。遊びにいった公園の木の葉っぱにのっていました。」

「ぼくはこのあいだ、学校でカタツムリを見つけました。なかなかかわいいので家に持って帰って飼ってみることにしました。」

こんなふうに、見つけたときの状況を書いていきましょう。
そして、いちばん〜なのは〜です、という中心を決める、に取り掛かりますよ。

たとえば、カタツムリを観察してみるといろいろと不思議に思うことはないですか?

●どうやってえさをたべるんだろう?
●ねるときはからに入るのかなあ?
●どうしてからがあるのだろう?
●目はいったいどこにあるの?

よくわからないことばかりです。
この中から、いちばん不思議に思うことを取り上げるという手もありますね。

「わたしがいちばん不思議だなあと思ったのは、カタツムリにはからがあることです。」
こんなかんじにね。

実はカタツムリは生まれたときからからがついているんですよ。知ってたかな?


それから、ほかの項目。
もし〜だったら

「もしわたしがカタツムリだったら……」
などでもいいね。

むかしは日本でもカタツムリを食べていたそうですよ。
子どものおやつに焼いたカタツムリが出てきたとか…
「もしおやつにカタツムリがでてきたらいやだなあ」
なんて書いてもいいね。


それから、たとえだね。
カタツムリの姿やのーんびりした動きなどをたとえをつかって表現してみましょう。
つのを出す様子を
「まるでまわりをうかがっているかのように」
とか、ね。

ほかに、カタツムリを探しているときの様子を
「まるで宝探しをしている気分です」
なんて書くのもいいね。

さ、あと一つ、残りの項目はなんだったかな?


はい、これです。
自分だけが思ったこと。

毎回お話しているように、ここはみんなの個性がいちばん発揮できるところだよ。
自分だからこんなことを考えられたんだと思うな!
そう自慢できるような思ったことを書いてみましょう。

私だったらこんなことを書こうかな。
「カタツムリは毎日旅をしているみたいでいいなあと思いました。」

さあ、みんなも考えてみてね。

目標の字数は300字です。
がんばって書いてみましょう。