授業の渚 ti-08-3


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 第一段落で、三文抜き書きをしていきます。長文の最初の方から一文、途中から一文、最後の方から一文というように、全部で三文くらい選んで、行を続けて書いていきましょう。【例】「次の朝早く、海蔵(かいぞう)さんは、また地主の家へ出かけていきました。「お前さんは、感心なおひとじゃ。」と、老人はやっと口を切っていいました。海蔵さんは、思いがけない言葉をきいて、返事のしようもありませんでした。(三文抜き書き)
 三文抜き書きに続けて、「私がこの話を読んでいちばん……と思ったところは……です。」と感想を書きます。【例】「私がこの話を読んでいちばんよかったと思ったのは、老人が海蔵さんの言葉に動かされて考えを変えたことです。」

 第二段落は似た話です。自分のしてしまった失敗を素直に謝ったというような話が書けるとぴったりです。この話とは逆に、素直に謝ることができなかったという話でもいいです。また、けんかをしてしまった友達が素直に謝ってくれると、自分も素直な気持ちになれますね。そんな話を書いてもいいでしょう。

 第三段落も似た話です。似た話が見つからない場合は、「もしぼくが海蔵さんだったら……」などと想像した話を書いてみましょう。

 第四段落は、この長文全体の感想です。【例】「私はこの話を読んで、間違ったことをしてしまったときは素直に謝るのがいちばんだなあと心の中で思いました。」