漢字の書きは練習量に比例。しかし中学生になってからでも間に合う

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書いた人はnaneさん 2000/10/06 10:58:36

コメント先: 000920:漢字を覚えるのが苦手。何かいい方法は( (森川林 さん) 2000/10/06 10:58:36:

 漢字の読みの力と書きの力は別のものです。読みの力は読書量に比例しています。書きの力は書き取りの練習量に比例しています。
 漢字については生まれつきの記憶力の差というものはほとんどないと考えていいですから、書き取りの力は単純に練習の量に比例していると言っていいと思います。ですから、「何度も練習をして」と本人もお母さんも思っていると思いますが、その「何度も」がまだ少ないとのだと思います。
 しかし、小学校時代漢字の書き取りが大の苦手でも、読書をする習慣があれば漢字の読みは自然にできていますから、小学校6年生や中学1年生になってから、夏休みの間に数週間集中して漢字の勉強をすればほとんど完全に覚えられるようになると思います。
 また、小学3、4年生のころに学校から漢字の宿題があまり出なかったなどの理由で、この学年で習う漢字だけがすっぽり抜け落ちたまま中学生や高校生になっているという生徒が例年かなりいます。つまり難しい漢字は書けるのに易しい漢字を間違えたまま覚えているというようなケースです。ですから、中学生か高校生のある時期に、学校の勉強とは別に漢字検定などでそれまでの漢字のおさらいしておくといいと思います。
 漢字書き取りの力は学力には関係ありませんが、学習の量には深く関係しています。ですから、大学生や社会人で誤字が多い場合、高校生までの勉強が不足していると見なされます。マスコミなどの入社試験では、1200字程度の文章で誤字が2ヶ所あればそれだけでボツです。社会人になってから漢字の勉強をする時間はなかなか取れませんから、やはり中学生か高校生のある時期に常用漢字約2000字を一度徹底して覚え直すということが大事になると思います。



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