文章を書くには

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書いた人はnaneさん 2002/02/21 10:38:45

コメント先: 話し言葉を文章に表現できるのはいくつくらいからか( (森川林 さん) 2002/02/21 10:38:45:

 文章を書くには、精神の圧力のようなものが必要です。作文を書く前に書きたいことを喋ってしまうと、その圧力が減圧してしまうのか、予想したほどいい文章にならないことがよくあります。ですから、作文を書く前には内容をあまりくわしく聞かない方が、子供にとっては書きやすくなるようです。 

 もう一つは書き慣れの問題で、文章を書き慣れていないうちは、手と言葉と頭の連動がまだスムーズにいっていません。これは子供に限らず大人でも同様です。水泳でも水に慣れていないうちは、一応は泳げるもののすぐにくたびれます。力の配分がまだスムーズではないからです。考えと言葉と手が継ぎ目なくつながるようになるためには、長文の音読を始めとする反復練習が必要です。

 作文の授業でよく行なわれている、書き出す前の箇条書きは、かける時間のわりにはほとんど役に立ちません。構成を考えるという頭の仕組みができるのが小学5年生以降ですから、低中学年のうちは、構成メモを考えさせると、かえって子供が混乱するようです。

 したがって、(1)目標の字数を決めて、(2)書く前の話は抑え気味に、(3)長文音読の練習と並行しながら、作文を書くというやり方をしていくといいと思います。




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