AO入試

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書いた人はささら on 2002/09/25 19:54:43:

こんばんは。
 
政治系の学部のAO入試を受けます。
とりあえず志望理由を書いてみたのですが、
どうも抽象的になってしまって・・・。
担任からは、これじゃ全然だめだ
みたいに言われてしまいました(>_<)
あとは、政治経済についての知識が足りないとか、
あの大学が要求するレベルに達してないとか・・・。
もっと具体的に掘り下げて、
説得力を持たせるようにするには
どうしたら良いですか?
それから、文章は「だ・である」より
「です・ます」の方が適当なのでしょうか?
時間が無くてあせってますが、
しっかり頑張るつもりです。
アドバイスお願いします。
 
 
 政治は社会を構成する肉体であり、経済はその肉体を流れる血液である。といった表現を耳にしたことがある。今の日本の現状は貧血どころか出血多量状態であることは、昨今のニュースを見ていても明らかであろう。先日の米国同時多発テロ事件で、ますます世界は混沌とした情勢になり、サミットなどの国際的会議においても各国の解決策はマッチポンプであるとしか言えない。
 そのような中で平和主義を一番に掲げる日本は一体どうしたら良いのかと考えていたところ、スイスが国連に加盟したというニュースが飛び込んできた。私にとって大きな驚きであった。スイスは他国からの干渉を受けるどんな団体にも属さない永世中立国だ、と小さい頃から聞かされていたからである。日本とスイスの共通点は、他国と関係が良好でなければ、つまり貿易が出来なければ国益が成り立たず、しかしながら自国の意思は貫きたい、と考える部分である。そのスイスが国連に加盟したことで、私には日本とスイスが重なって見えてきて仕方が無いのである。孤立を避けるための同調、それが本当に正しいのだろうか。加盟の理由は国連とスイスの目指すところが同じだから、という。本当に、スイスと国連の目指す「平和」は同じだろうか。
 スイスは国連に加盟していても中立を貫き、国防も安全保障も国連に託す気はないようだ。それは、国連は平和のためと銘打っているものの、仲介にも調停にも全く強制力が無いからではないか。だが、自国の意思が世界的に求められる「貢献」と違っていたとしても、米国などの大国主導の国連に加盟していれば拘束される場合もあるはずだ。だったら何故?と、これだけでも首をひねるのだが、際立って私の記憶に残ったのは米国の報道の無反応さである。明らかに国連軽視であり、それは盛んに報道されるところである。また、日本とスイスは平和主義という観点では似ているが、日本は逆の意味で国連を当てにしていないと思う。日本において報道される国連は美化され、理想化されただけのものであって、資金を提供するというポーズだけで、実際に日本が頼りにしているのは米国なのではないだろうか。
 私はスイスの政治について学びたい。豊さと安定を守るために国際協調という新たな方向に走り出したスイスを見つめてみたい。そして、日本とスイスの類似点と相違点を比較した上で、国連と日本の世界平和への役割について研究したいと思う。大学で専門分野を絞り込んだ後、行政大学院の修士課程で知識を深め、国際機関やNGOなどの実務分野で働きたいと考えている。



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