- ● 本日の一字 「猫」(facebookグループより)
かんじのいと
2012年07月18日 13時50分07秒
33
「へんの部分が猫っぽいwww にゃあ!」
「うん、へんに猫っぽい。
あと、草かんむりが耳っぽい。(=^. .^=)ミャー」
「グーッと細長く伸びた体、尖った耳のある顔。
見れば見るほどそう思えます、象形文字じゃないのに。(笑・ちなみに、けものへんに発音の「苗」(ビョウ)から成る形声文字です)」
「中国語では『マーオ』と読むそうで、猫の鳴き声から来ているとか。けものへんが、なんとなく猫背ですよね~。」
「さすが微妙なところを見ている。
うちの犬もときどき猫背になることがあります。」
「そうか!けものへんのあの曲線具合がじつは動物を象徴するものなのかも! エモノを狙っているときとか、威嚇するときとか・・・。ひらめいちゃいましたよ!!!」
「今調べたら、けものへんは「犬」を崩してできた偏なんですね。」
「へえ。今日は、どんどん賢くなっていく(笑)。
ありがとうございます。」
「私もちょっとは脳が若返ったかな(笑)」
- ● 本日の一字 「猫」(facebookグループより)
かんじのいと
2012年07月18日 13時59分56秒
35
「(またまた)漢字デザインの授業では、やはりケモノ偏をネコ全身で表す人が多いです。
ぐったり寝ている姿など。」
「なんだかこれまでにないくらい盛り上がっている。やはり動物ネタは強いなあ。(笑)『けものへん』について私も賢くなりました。
猫や狼にはつくのに、犬には「けものへん」がつかないんだなあ、愛玩動物だからかなあ……などと考えていたら、まさかその大元が「犬」の字だったとは。
案外、イヌがけだものたちのボスなのかも!?」
「『漢字デザイン』、たいへん気になります! すごく可愛らしいイラストがイメージできますね。(笑)
他にもユーモアあるデザインがたくさんありそう……。
差し支えなければ、その実物というか、作例の画像を当ページにアップしていただきたいです。m(__)m」
「『猫は苗を荒らす鼠を捕まえて、苗の害をなくす獣(けものへん)』ということは、最近のぬこさま達は、ちょっと違う?」
「なるほど! 「苗」がつくのはそういう理由なのですね。
稲作、米食の日本人にとって、稲をかじる鼠は害獣、それを退治する猫は益獣。犬ほど懐かない(笑)猫が、昔から飼われていたのにはそんなわけがあったのでしょうか。
益獣“猫”と、癒しの“ねこ”は今や別の存在価値の生き物と言えるのかも?」
「トムもジェリーにやられっぱなしだし・・・ってちょっと違うか?」
などなど、本当にたくさんのコメントをいただきました。
皆さん、ネコちゃんがお好きなようですね。(笑)
- ● 本日の一字 「犬」(facebookグループより)
かんじのいと
2012年07月12日 15時00分18秒
31
「確かに、この犬の字、かわいい。お手やお座りも、ちゃんとできそう。」
「確かに、かわいい♪ 漢字の本を見てみたら、『点は犬の命 「`」は犬の耳です』と書いてある。私、ずっと点はしっぽだと思っていました(^^;) わんわ~んとご機嫌に走る犬を横から見た姿かと。」
「漢字デザインの授業では、点を足跡であらわすのが人気です。」
などなど、コメントをいただきました!
- ● 本日の一字 「風」 (facebookグループより)
かんじのいと
2012年06月22日 13時45分37秒
28
「私の辞書によると、篆文の『虫』は、風雲に乗るたつの意味だそうです。雨・雲の象徴の竜が雲にのって流れ動くといった感じですかね。『凡』は風をはらむ帆の象形だそうです。」
「風、そして竜巻きなど、どれもタツ関係なのですね。
とはいえ、現実は虫にやられました。雨のおかげで、蚊が大発生。夏の終わりの虫さされは、冬を越しそうで、悲しい年ごろ。」
「昔の人の物の分け方はかなり大雑把でしたよね。なんでも虫にしてるのが多かったですね。蛇だって長蟲ですからね。」
「千の風に 千の風になーって。自由で心の中にまで入り込んでくる気がします。虫だったのかしらん。」
など、たくさんのコメントをいただきました!
- ● 本日の一字 「米」 (facebookグループより)
かんじのいと
2012年05月19日 09時55分12秒
25
本日の一文字は……「米」です。
「北米」にお住まいだという参加者の方に触発されて。(笑)
この場合はもちろん、「亜米利加」(アメリカ)を指すわけですが……。
外国を示す字である(と多くの人が理解している)と同時に、日本人がこよなく愛する主食の名前でもあり。
これほど、二つの別々の意味で、国民の意識に浸透している「一字」もないのでは? と思いました。
この字を分解すると、「八」「十」「八」になりますよね。
そこから、「お米は一つぶ作るのに“八十八”日かかる。そんな農家の人の働きを思い、一つぶも残さず食べなさい」……という話を聞いた覚えがあります。
なんとも、説得力があります。
「漢字の糸」(
http://www.facebook.com/home.php#!/groups/176689672384714/ )
- ● 本日の一字 「米」 (facebookhグループより)
かんじのいと
2012年05月19日 09時59分05秒
26
「この米と言う字に関して自分なりに随分以前に解釈した事があって(^^;発表もはばかられるんですが、あえて(^^;水を足して火に十分かける。オバカな思い付きでした(^^;」
「単位を表す(米)メートルにも使われますね。
また、長寿を祝う八十八歳を「米寿」といいますよね。」
「メートルは米で、キロメートルは粁。粁は国字だけど、メートル(米)を千倍にしたらキロメートルなので、この字が生まれたそうです。」
と、たくさんのコメントをいただきました!
- ● 本日の一字 「辰」
かんじのいと
2012年05月09日 10時37分28秒
22
本日の一字は……「辰」。
今年の干支ということで、facebookグループには年始に投稿いたしました。
投稿者Kさん:
「今年は辰年なんですね。海外にいるとまったく忘れてしまって…。平成も忘れつつあり、子供たちは平成!?なんか遠い話だね~なんていっています。教えてくれてありがとうございます。」
管理人いと:
「平成ももう24年、ということは干支も二周していることになりますでしょうか。海外で迎える新年というのは、やはり違うものでしょうか?」
投稿者Kさん:
「私が住んでいる米国は、1月2日から子供たちも夫も学校、仕事が始まります。ゆっくりお正月を楽しむ日本が懐かしいです。
でも、年越しそば、お雑煮はちゃんと食べましたよ。」
といった、世界中にネットワークが広がっているfacebookならではのコメントから、
投稿者Yさん:
「中国では十二支の中で一番人気が中国を象徴する龍だそうです。 ところで漢字、龍、竜、辰はどう使い分けるのでしょうか。 生徒に聞かれて困ったな~でした。ご存知でしたら教えて下さい。」
投稿者Mさん:
「下記が詳しく調べた内容です。
私も勉強になりました。
●『辰』
もともと、年・日・時刻・方位などを表す言葉。
(辰時は午前7~9時である。)
言い伝えによると、竜の一群が雨を降らせる時間であるため、この辰時に竜が配された。
「辰」は『漢書』律暦志によると「振」(しん:「ふるう」「ととのう」の意味)で、草木の形が整った状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために神話上の動物である龍が割り当てられた。
●『竜』
中国人が創造した、もっとも神聖な生き物のイメージであり、神霊の観念を形として表したものである。
麒麟・鳳凰・霊亀とともに四霊のひとつとして扱われる。
鳥や獣、水棲動物、自然や天象の精華を一身にあつめ、ヘビの頭、シカの角、ウサギの眼、ロバの口、ヘビの体、魚のウロコ、タカの爪、馬の歯などを持っている。
空を飛び、道を走り、さらには水中も泳ぐことができる。
その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔すると言われる。
旧字体では「龍」だが、字としては「竜」の方が古く、甲骨文字から使われている。荘厳にするため複雑にしたのが「龍」である。
●『龍』
人名用の漢字。古くは、金文・篆書体で利用とされている。
もともと、「竜」から発展してきたもの。
左側にある「立」+「月」で「竜」を表し、右側に模様や長い胴体を表したものがついて、中国などの「龍」を表す。
「竜」は「龍」を省略した字体で、意味の違いは無い。」
投稿者Yさん:
「早速のお返事どうもありがとうございました。 わかりました。 日本では辰を見るけれど、中国にはないのですね。 それにしても『龍』という字はカッコいいですよね。 凧にもこの字があるとどんどん飛んでいきそうで。」
管理人いと:
「おおー、私も勉強になりました!
先に『竜』があり、あとからわざわざ『龍』を作った、というのは意外でしたね。字というものは簡略になっていく一方だとばかり……」
という勉強になるコメントまで、たくさんお寄せいただきました。
奇しくも近頃は“竜巻”が世間を騒がせています。
本日も大気が不安定とのこと、皆様十分にご注意ください。
「漢字の糸」(
http://www.facebook.com/home.php#!/groups/176689672384714/ )
- ● 本日の一字 「字」 (facebookページより)
かんじのいと
2012年04月26日 11時53分46秒
20
本日の一字は……意外にまだ取り上げていなかった、「字」。(笑)
「子」と、「いえ(家)」を表す「うかんむり」から成る“会意文字”。
これらのパーツから分かる通り、本来的な意味は「子を生み、家でそだてる、はぐくむ」ことだそうです。
普通に思い浮かべるのはやはり「文字」としての意味ですが、そんな深い意義が込められていたのですね……。なんとなく簡素で事務的、味気なく思えていた「字」の、新たな一面を発見した気がします。
と思ったら、もう一冊の辞書の方では、一般的な「文字」のことだけが紹介されており、子育てについては解説されていませんでした^^;
別個に「字育」という言葉が取り上げられていたので、上記の意味を表したい場合、現在ではこちらの熟語を使うのかもしれませんね。
「漢字の糸」(
http://www.facebook.com/home.php#!/groups/176689672384714/ )
- ● 本日の一字 「丸」 (facebookグループより)
かんじのいと
2012年04月18日 11時30分37秒
18
本日の一字は……「丸」。
これも、単純だけれど実はよく分からない字ですね。とりあえず、見た目にはまったく“まるく”ない。
この字はなんと初のパターン、“指事文字”です。
『一見して意味が分かるように、ことがらを示した文字』……と解説してもよく分からないかと思いますが、「上」や「下」の仲間というと、理解しやすいでしょうか?
「仄」(ソク)=「かたむく」の字を左右反対にしたもので、「かたむくと転がるもの」つまりは「まるいもの」……を表すのだそうです。
そんな複雑な成り立ちの字だったとは……。
まさか「丸と仄」が「上と下」と同じ関係性だなんて、考えたこともありませんよね。
それはそれとして、「言葉の森」の生徒の作文には、たくさんの「丸」をつけて返すようにしております。(笑)
「漢字の糸」(
http://www.facebook.com/home.php#!/groups/176689672384714/ )
- ● 本日の一字 「雨」 (facebookグループより)
かんじのいと
2012年04月11日 18時25分03秒
16
「かこいが雲とは!では「雲」という字は・・・?ということで調べてみたら、「雲」は形声文字。「云」(ウン)は雲の回転するさまにかたどる・・・とあります。雲の回転を観察してそれを文字に表した古代中国人に脱帽。」
というさらなる補足コメントを、グループ参加者の方からいただきました。
しかし、「雲」の「云」を除いた部首は「雨」(あめかんむり)なんですよね。なんだか堂々巡りというか、こんがらがってしまいます。(笑)
- ● ※補足のコーナー
かんじのいと
2012年04月11日 18時21分45秒
15
「雨奇晴好」(うきせいこう)。
雨の日でも晴れの日でも、それぞれに趣がある景色が見られる、という意味の四字熟語です。
教室前の通路がすっかり水たまりになり、それを渡るためにハシゴがかけられる、これも雨天ならではの景色。(笑)
生徒の一人が「プールみたいになってて、ユメちゃん(言葉の森の看板犬)なら泳げそうだと思った」と言っておりました。
- ● ※補足のコーナー
かんじのいと
2012年04月07日 09時51分51秒
13
人間が生きる上でとても重要な行為を表す字……ということで、同じ「みる」でも、たくさんの字を当てる場合があります。
「見る」「視る」「観る」「診る」「看る」「覧る」……
どれも少しずつ、違う意味合いを持っているのが分かります。日本語って本当に多様ですね。
また、「みて、きく、“みきき”する」という意味でも、「見聞」と「視聴」という二語があリます。
ふだん何気なく使っている言葉でも、改めて調べてみると、面白いものです。