表現項目と作品例(小1・2相当)

表現項目キーワード
会話(かいわ)「 」
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
誤字(誤字が二つ以上ある場合は減点)
(作品例は項目の入れ方を示しています。合否の水準とは関係がありません)

 作品例 字数333字、素材語彙32種、強力語彙2個、重量語彙2種、得点55点

 五月のおわりごろ、学校のミニトマトのなえをうえるのに、土をたがやしていたら、よう虫が三匹出てきました。ほそいのが二匹と、太いのが一匹です。いえのプランターには、きゅうりのなえがあります。
 よう虫は、クワガタかカブト虫だとぼくはおもいます
 見つけてさわってみたら、やわらかかったです。それで、きょう室へかけだしました。りゅうは、きょう室にふくろがたくさんあるからです。それによう虫と、土を入れました。
 それで家にかえって、おかあさんは、
何これー。
と言いました。ぼくは、
よう虫。
と言いました。
 まるで、まるまってて、雪みたいでした。
 それで、プランターにうつしました。
 あつい日には、水を少しあげます。
 プランターにうつしてよう虫が元気になったとおもいます
(ukiwaさんの作文より)


 表現項目と作品例(小3相当)

表現項目キーワード
会話(かいわ)「 」
たとえまるで、みたい、よう
思ったこと思、おもいました、おもいます、おもった、おもう、おもって
誤字(誤字が二つ以上ある場合は減点)
(作品例は項目の入れ方を示しています。合否の水準とは関係がありません)

 作品例 字数883字、素材語彙58種、強力語彙6個、重量語彙9種、得点61点

 わたしが、この「父が母国をはなれたあと」を読んで、一番よかったなあ、とったところは、ロベルトがお金を落としたことを、お母さんや兄弟が、やさしくゆるしてくれたことです。もしわたしがアルフレットだったら、いっしゅん(えー、ごはんないのー)とうかもしれません。でもやっぱりよく考えてみたら、ロベルトが帰ってきたのは、もうかなりおそい時間で、そのときには、(どうしたんだろう。何かあったのかな。)と心配していたはずです。兄弟で一番強いロベルトが、こごえてふるえるほど、雪の中を、お金をさがし回ったのだとうと、かわいそうでしかたがないといます。そして、お母さんやリュドビクが、おもしろいことを言ってくれてよかったなあ、といました。
 わたしにも、にた話があります。学校から、友だちと三人で帰ると中、バスの中で友だちが新しいカメラつきけいたい電話を持っていたので、そのけいたい電話で遊んでしまったのです。いつも、お父さんやお母さんから、
バスの中ではしずかにしていなさい。
と言われているのに、大きな声でふざけ合ってしまいました。乗客の人が、ちょっとにらんでいるような気がしたので、(まずい。)とったけれど、ついはしゃいでしまいました。次の日、三人が先生に呼び出されたので、わたしたちは、すぐに(あ、あのことだ。)とわかりました。どんなふうにおこられるのかとてもびくびくしてしまいました。けれどもそんなにおこられなくて、最後に先生が
友だちに聞かれても、何にも言わなくていいよ。
と言ってくれたのでほっとしました。まるでだれかにつかまえられそうなときにげられた……そんな感じでした。友だちの一人は泣いていました。
 教室に帰ったら、クラスの友だちが
何してたの?
と、聞いてきたので、わたしたちは
ちょ、ちょっとね。
と顔を見合わせながら言いました。
 わたしは、この話を読んで、だれかがしっぱいしてしまったときも、明るくゆるしてあげたいなあ、といました。でも、その前に、なるべくしっぱいしないように、気をつけようともいます。
 よし、もうバスの中でふざけたりしない!
(uuuさんの作文より)

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