思考力を育てる作文教育
思考力を育てる作文教育

世の中は、覚える勉強の時代から考える勉強の時代へと変わっている。



考える力、作文力を育てることがこれからの学力の中心になる

 これまでの学力は、覚えた知識をどれだけ正確に再現できるかという「記憶力」を中心に評価されてきました。
 しかし、AIが身近になった今、学力に求められるものは大きく変わりつつあります。

 AI の時代には知識の量よりも身につけた知識を活用する思考力が大切になってきます。
 ところが、現在の教育では思考力を伸ばす教育は十分には行われていません。

 思考力とは、第一に難しい文章を読み取る力、読解力です。
 第二には、自分の考えたことを文章で表現する作文力です。
 作文力は読解力に支えられているものですから、作文力を伸ばす学習に力を入れることで、読む力、書く力、考える力という思考力が育っていくのです。

 しかし、現在の学校教育は、多くの生徒を一斉に指導するという形をとっているため、一人ひとりの作文に十分な時間をかけることが、難しくなっています。
 そのため、答えのある問題や選択式の問題では、それなりにいい成績を取れる生徒が、記述の試験や自分で考えて文章を書く問題では、解答欄を空欄のまま提出するというようなことが増えているのです。

 AI の活用が社会全体に広がっていく時代には、自分の言葉で考える作文力を育てることが必要になります。
 作文力は、知識の勉強とは異なり、短期間で身につけることはできません。
 小学生時代から文章を書く機会を増やし、自分の考えを文章化することに慣れておく必要があるのです。

▶ 小学1・2年生の勉強次第で作文が好きになる
▶ 小学3・4年生は最も小学生らしい作文が書ける時期
▶ 小学5・6年生は考える作文が書けるようになる
▶ 中学生は構成を意識した論理的な文章が書ける時期


小学1年生、2年生の勉強次第で作文が好きになる

 小学 1、2年生の時期は作文の勉強というものに対する最初の印象が決まる時期です。
 この時期に子供の書いた作文を正しい書き方に直そうとすると、作文を書くことを負担に感じるようになります。
 それまで耳で聞いて口で話すという音声のコミュニケーションだけだった子供にとっては、文章を読んだりすることや書いたりすることは初めて経験することなのです。
 この時期に大事なことは、子供が書いた作文には、たとえ表記のミスなどがあっても、ただ褒めることだけにすることです。

 また、ひらがなが読めるけれども、まだ十分に書けない子については、お母さんが子供と話したことを作文に書いてあげるという親子作文の方法があります。
 この親子作文で最初の作文の勉強を経験すると、どの子も作文を書くことが好きになり。自分で作文が書けるようになってからも、作文の勉強を楽しむことができるようになります。

 まだ字が十分に書けない小学 1、 2 年生の時にこそ。親子で協力して作文の勉強を始めていくことに効果があるのです。



小学3年生、4年生は、最も小学生らしい作文が書ける時期

 小学校 3、4年生は作文を書くことが楽しくなる時期です。
 この時期の子供たちは、あったことをただ書くだけでなく。なるべく自分らしく、面白く、表現豊かに書こうという意識が出てくるのです。
 小学校 3、4年生の作文は最も小学生らしい作文が書ける時期と言ってもいいでしょう。

 小学 5、6 年生になると主題を考えて書く作文になるので、作文を書くことに勉強として取り組むような面が出てきます。
 それに対して、小学 3、4年生の作文は子どもたちが自分の経験した出来事を自由にのびのびと書くことができるのです。

 しかし、この小学3、4年生の時期に作文を書くことが苦手に感じるとすれば、その苦手という感覚は学年が上がるにつれてさらに深まってしまいます。
 書き方のコツさえつかめれば、誰でも作文を楽しく書くことができる時期ですから、この時期に書く練習をたっぷりしておくといいのです。

 小学3、4年生の時期に伸び伸びと書いたことが蓄積になって、高学年の難しいテーマの作文も取り組めるようになるのです。



小学5・6年生は、考える作文が書ける時期。親子の対話が生きてくる

 小学 5、6 年生は考える作文を書く時期になります。
 子供たちが小学 5年生になると、それまでの事実の描写中心の作文から自分なりの考えを書く、主題を中心とした作文を書く力がついてきます。

 この抽象的な思考ができる時期は、作文の勉強だけでなく、国語、算数、理科、社会のいずれの分野でも抽象的な思考をする必要が出てきます。
 小学 5、6年生の作文が、その後の中学生、高校生になる時期の作文や小論文の基礎になるのです。

 また、中学入試で作文の試験がある場合も、作文に自分なりの考え方を盛り込むことが求められるようになります。
 小学 5、6年生の作文の課題は、感想文が中心で、その感想文の元になる課題の文章は、中学入試の難しい説明文のレベルの文章なので、作文の練習を通して読解力、記述力が身につきます。

 この時期の勉強の特徴は、作文の準備として親子で対話する機会を作れることです。
 親子の対話によって子どもは。実例の幅を広げ、自分の感想を深めるための語彙力を育てるのです。



中学生は、思考力が伸びる時期。構成を意識した論理的な文章が書けるようになる

 中学生、高校生になると学校での作文の授業はほとんどありません。
 それは覚えるための勉強が多すぎるせいで、考えたり。本を読んだり、作文を書いたりする時間的な余裕が取れないからです。

 しかし、中学生の時期は最も思考力が伸びる時期ですから、この時期に作文の学習をすることは、その後の高校生、大学生になってからの文章力や思考力の土台になります。

 中学生の作文の課題は、構成を意識した論理的な作文になります。
 中学生の時期に構成を意識した意見文を書く力がつけば、それはそのまま高校生の作文力につながり、大学入試の作文小論文試験にも十分に対応することができます。

 中学生の作文の課題は、高校入試の難しい説明文のレベルの文章をもとにした感想文ですから、作文を書くことを通して説明文の読解力が身につきます。

 中学生の作文の学習は、学校教育に頼らずに家庭で独自に進めていく必要があるのです。



AI時代には考える力が必要になる――作文の学習は家庭で独自に進めるもの

 作文の勉強法で大事なことは、作文を書いた後に赤ペンで添削をしてもらうことではなく、作文を書く前にどういう構成で書いたら良いかという事前の指導を受けることです。
 この事前指導によって作文が苦手な生徒でも楽に書き出せるようになり、作文が得意な子はさらに自分の作文力を向上させることができるのです。

 言葉の森は創設以来 40年以上にわたって、小学生から高校生、さらには大学生の作文指導を行ってきました。
 作文指導を受けている生徒の中には。小学生の時期から言葉の森の作文を始めて、高校生まで続けている子も少なくありません。

 現在の学校教育では。子供たちが文章を書く勉強する機会はほとんどありません。
 それに対して言葉の森では毎週一回、小学校高学年からは1200字以上の作文を書くわけですから、作文を書く練習をしていない生徒に比べて、考える力に大きな差がつくのです。

 これからは AI が学校教育だけでなく、社会全体で、仕事でも、日常生活でも活用されるようになります。
 その時に従来の記憶力に頼った勉強をするのではなく、自分で考える力を育てる勉強が必要になってきます。

 言葉の森の少人数クラスでは、単に作文を書く練習をするだけでなく、毎週自分が読んでいる本の読書紹介をしたり、作文に書くことを事前に予習をしてメモを書くようにしたり、また月に一回互いの作文を発表し、質問や感想を述べ合う発表会を企画したりしています。
 このことによって、単に文章を書く力をつけるだけでなく、読む力、話す力、聞く力などのコミュニケーションの力をトータルに育てているのです。

 現在の学校教育では、特に中学生・高校生の場合は、授業の中で作文を書く勉強する機会がほとんどありません。
それは現在の記憶力中心の学習と 1 学級 30 人から 40人のクラス編成のもとでは先生が作文の必要性を感じていたとしても、実際に作文を指導する時間を取ることができないからです。

 思考力を伸ばす作文教育は、小学生の時から家庭で独自に取り組んでいく必要があるのです。




●言葉の森の作文クラスは、毎週の読書紹介があるので読書の習慣がつきます

 言葉の森では、毎週授業の前に一人ひとりの読書紹介の時間があります。
 この毎週の読書紹介で読書の習慣がつき、友達の読書紹介を見て聞いて読書の幅が広がります。
 作文の基礎になる力は、読書で作られます。
 文章を書くための土台となる語彙力や表現力が読書によって身につきます。
 言葉の森では、作文の書き方を教えるだけでなく、作文の基礎となる読書に力を入れています。

●言葉の森の作文クラスは、毎週作文の発表会があるので、発表会を通しての交流があります

 言葉の森では、作文の5人クラスの中で毎月1回作文発表会があります。
 それぞれの生徒が自分の作文を発表し、その後、質問や感想を述べ合います。
 この発表会によって友達の書いた作文を参考にすることができ、互いに質問や感想を述べることによって友達との交流が深まります。

●言葉の森の作文クラスは、自動採点ソフト「森リン(もりりん)」による評価があるので、作文を書く意欲につながります

 自動採点ソフトの森リンによって作文の点数がすぐに表示されるので、勉強の目標ができ、よりよい作文を書こうという意欲が育ちます。
 作文を送信すると、その直後に森リンによる点数が表示され、400字から600字のAIによる講評が表示されるので、作文の勉強に確かな手応えを感じられます。
 また、森リンの点数を上げて学年別のベストテンに入ることを目標にすると、毎回より良い作文を書こうとする意欲が生まれ、作文力も回を重ねるごとに上達していきます。

●言葉の森の作文クラスは、感想文課題の内容が入試問題の難しい説明文のレベルです

 小学5、6年生の感想文の課題は、中学入試の国語の難しい説明文のレベルですから、感想文を書くための準備の段階で読解力が身につきます。
 同様に中学生の感想文課題の文章は、高校入試の難しい説明文のレベルですので、感想文を書く過程で読解力が身につきます
 さらに同様に、高校生の感想文課題は、大学入試の現代文の難しい説明文意見文のレベルですので、作文の勉強をする中で現代文の読解の勉強もできるのです。

●言葉の森の作文クラスは、作文に書く表現項目の指示によって考える力が育ちます

 小学校高学年の感想の書き方は、自分の個人的な感想ではなく、人間にとってそれがどういう意味を持つのかという考え方なので、物事を深く大きく考える方が身につきます。
 同じように、中学生・高校生の場合は、理由を考える、方法を考える、原因を考える、などという項目があるので、作文を書く過程で深く幅広く考える習慣が身に付きます。

●言葉の森の作文クラスは、作文の準備に親子の対話を生かすことで語彙力が育ちます

 作文の準備をする段階で、身近な人に取材をしたり、身近な人の考えを聞いたりするという指導があるので、子供たちは自分の体験や自分の感想だけでなく、保護者に聞いた似た例や保護者なりの考え方を知る機会ができます。
 この親子の対話によって子供たちは自然に親の生き方や親の人生観を学び、それによって物事を深く考える力が身につきます。
 親子の話が多くなると、子供たちの語彙力が自然に伸びていきます。

●言葉の森の作文クラスは、作文指導を小学1年生から高校3年生まで行っています

 言葉の森の作文指導は、小学1年生から高校3年生まで一貫したカリキュラムで構成されています。
 小学生時代から作文を勉強を始めて高校生まで続ける生徒もいます。
 小学生時代から毎週書いた子供たちの作文は、成長の確かな記録となります。
 現代の子供たちは、学校教育の中では文章を書く機会があまりないので、文章を書く力が育ちません。
 文章力の大切さがわかるのは、学生時代よりも社会に出て仕事をするようになってからとも言えます。
 小学生時代から毎週作文を書く練習をしてきた子は、長い文章も楽に書けるようになります。
 AI時代には、将来の学力の中心は知識の力ではなく考える力になります。
 すぐには身につかない文章力を小学生時代から着実に積み上げていく必要があるのです




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