| 日本のある会社が・・・ |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| ドリカム | / | うせ | 中2 |
| 日本人は、なるべく早く目の前にいる人が、どういう人間なのかを判断、整 |
| 理、類別するという持って生まれた性癖のようなものである。そして人は、ひ |
| とりの人間のイメ-ジをひとつに固定したがるものらしい。自分が良く認識し |
| ていると思っていた人間の意外な側面を発見したとき「あなたらしくない」と |
| いう言葉で自分のなじみの枠にもどそうとするが、当人にとて見れば、迷惑な |
| 話である。考えてみると、日本には個人の秘めたる才能をできるだけ伸ばさな |
| いようにする基盤があることに気がつく。それを解決するには、自分で自分を |
| 誉めちぎるのである。 |
| 私のクラスには、本当は出来るのに隠してしまう人と、完璧にできなくても |
| 、何事にも挑戦する人がいる。私は、挑戦する方に入る。私は、本当は出来る |
| のにやらない人の気持ちが、良く分からない。私ならば、少し無理なことでも |
| 引き受けてしまうし自分の出来ることなんか、喜んで引き受けてしまう。そし |
| て、その仕事が達成した時の喜びは、難とも言えなく嬉しくて、またひとつ自 |
| 分が成長したと思う。 |
| 中学校へ入る前に、学校の先生から「入学式の時、新入生の言葉を言ってく |
| れないかなあ」と頼まれた時「ああ、いいですよ」と答えたのである。私は、 |
| 人前に出るととても上がってしまって、しかも普通に話してても、よくつっか |
| かてしまう話し方なので、完成率が50パ-セントも満たない確率で、挑んだ。 |
| その結果、少しはつっかっかたものの自分なりに良く |
| 出来たなあと思っている。 |
| この事により、全然知らないほかの小学校の友達と仲良くなれ、また、この |
| 事をきっかけに学級委員になり、もっと人前で話す機会が増えました。 |
| しかし、いろいろな仕事をしていくと「あなただから、これは大丈夫ね」と |
| 全てをまかされてしまうと、いろいろな人の期待に押しつぶされてしまい、と |
| てもプレッシャ-を感じて、うまく出来ない時もある。こういう時、何事にも |
| 謙虚な人は、このようなプレッシャ―におそわられなくてすんでしまう。 |
| だが、何事にも謙虚であったならば、いつまでたっても、成長が出来ない。 |
| また社会に出ても、押さえぎみであれば仕事をまかされても、100パ-セン |
| ト以下の確率ならば断ってしまって出世も出来ないと思う。しかし、外国なら |
| ば出来なくて当たり前の仕事を引き受けるので、世界の億万長者ビル・ゲイツ |
| 氏が生まれてくるのであろう。 |
| 積極性も、謙虚さも、全て外見からみた自分であり中身の能力は、みんな同 |
| じである。それを大きく見せたり小さく見せることは、相手の性格である。性 |
| 格を変えることは出来なくても、中身をどれだけはっきりし、成長させること |
| により大きくなれるのではないか。 |