| はうー、きもちわるうー |
| オナガ | の | 森 | の広場 |
| しっぽ | / | ほし | 小4 |
| 「なあんてステキィ、君と会えるなんてえ、…」 |
| あれは、確か音楽の時間だったでしょうか、なんだか急に目がチカチカして |
| きて、頭が痛くなってきました。すぐに治ると思っていたので、先生には言い |
| ませんでした。だんだんがまんできなくなってきました。 |
| 音楽がおわったころは、もう、頭が痛くて痛くて、たおれそうでした。とう |
| とう先生に、 |
| 「先生、私、頭が痛い…。」 |
| とかの泣くような声で言ってしまいました。そのころ、ちょうどお母さんが |
| 、役員の会があるので学校に来ていました。後少しでお母さんが帰ると言う時 |
| に、お母さんを呼びに行った先生が、お母さんに会いました。私は、すでに気 |
| 持ち悪くなっていました。 |
| お母さんの顔を見ると、安心したのかどうかわかりませんが、急に涙が出て |
| きました。 |
| 家に帰る時には、もうおばけのような真っ白な顔をして、冷や汗がたらたら |
| 垂れていました。 |
| 病院の先生は、 |
| 「オート下痢症ですねえ。じゃあ、注射をしようか。」 |
| と言って今までに見たこともないような太い注射をうたれました。 |
| 家にかえってもずっとねていました。それから、五時間ほど後になると、す |
| っかり元気になりました。 |
| 注射がきいたのか、吐いたり下痢をしませんでした。すぐに治って良かった |
| です。 |