| ひとこと | (4月4週) |
| 無題 |
| アジサイ | の | 道 | の広場 |
| 健太 | / | ねも | 高1 |
| 大人になって毎日おなじようなことを繰り返していると、あまり不思議な事 |
| がなくなってくる。何もかもわかったような気になると、今度は面白くなって |
| きて、不思議な事を提供してくれるテレビ番組やいろいろなものを見るべきで |
| ある。 |
| 第一に、小さな子供に、科学的説明をするのもいいが、科学的説明ばかり小 |
| さな子供にしていると、駄目な人間になってしまうと思う。第二に、科学的の |
| 説明ばかりじゃなくて、物語的説明をしてあげる事も大切である。例えばセミ |
| はなんでミンミン鳴いてばかりいるのと子供が、尋ねたとき、もしその子の母 |
| 親が、夏が来たと、知らせているんだよと何て言ったとしたら自分の答えに満 |
| 足して再度質問しないと思う。その時に母親がなぜって、セミはミンミンと鳴 |
| くものですよ、とか、セミは鳴くのが仕事なんだよ、とか、答えたとしても納 |
| 得はいかないと思う。私なら、絶対と言ってもいいように納得はいかないと思 |
| う。 |
| 確かに、科学的説明も大事だが、物語的説明も大切だと思う。燈台はろうそ |
| くを立てる台。遠くは明るいが、かえって燈台のしたは暗い、というので、遠 |
| い事はよく気がつくが、身近にある事はかえって気がつかない、ということ。 |