| ひとこと | (4月4週) |
| 心で納得することの大切さ |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| りさ | / | あいす | 中2 |
| 子供の世界は「不思議」にみちている。大人にとってあたりまえのことが子 |
| 供にとってはすべて不思議なのだ。その不思議に対して、大人に答えを聞いた |
| り、自分なりに考えたりして、子供は、自分の知識を蓄え、人生観を築いてい |
| く。時には、自分なりに不思議なことに対して自分なりの説明を考えつくこと |
| もある。その時に子供の考えを聞かずに「あたりまえのことなのよ」と答えて |
| しまったら子供のなぞはいつまでたってもとけないだろう。その子にとって納 |
| 得のいくこたえが必要だ。しかし、その当たり前のことをしらずにいると次第 |
| に都合の悪いことがでてくる。そこでそのなぞを説明するためには、人間の内 |
| 的世界をかかわらせないやり方が正確になることに人間はだんだんきがつきは |
| じめた。現にこの力はすばらしいものだ。しかし、子供が作った作り話をまっ |
| たく放棄すると、自分の心のことや、自分と世界とのかかわりが無視されたこ |
| とななる。たとい作り話でもそのときのその子供の「世界」とのかかわりを示 |
| すものとして、最も適当な物語をみだしたということができる。 |
| 確かに人間の内的世界をかかわらせない、知識のほうが、おおいにやくにた |
| つ。暗記さえすればテストの点もとれるし、文明も発達する。 |
| しかし、自分で物を考えて納得することも大切だ。例えば、理科の実験。実 |
| 験して経験をつむごとに自分の考えの土台をつくることができる。自分だけの |
| 自分らしい考えをもつことができればこれからの人生が変わるかもしれない。 |
| 「自分の心のうちに持っていないものは、何一つ自分の財産ではない」とい |
| う言葉があるように心で実感していないものは自分のものにはならないのだ。 |