| ひとこと | (7月2週) |
| 規則と自由 |
| アジサイ | の | 滝 | の広場 |
| JIRO | / | あすな | 中3 |
| 私の学校の校則に、「知らない人とボートに乗らない」というものがある。 |
| 今の時代に、知らない人とボートに乗る人なんているとは思えないし、いたと |
| したらそれこそ恐いと思う。どのような理由でこんな校則ができたのかという |
| と、昔学校の近くの公園でボートに乗ろうと誘われた女学生がいて、しかも相 |
| 手は「中年の男性」だったということである。しかしこんな規則はもう要らな |
| いと思うのは当然のことだ |
| 規則というものは時代と共に改善されていくべきであり、それは誰が見て |
| もわかりやすいものでなくてはならない。私も学校では、これ以外にもかなり |
| キテレツなものがあるが、毎日の生活に支障の出るものはないし、(靴下の規 |
| 定、スカート丈、鞄の持ち方は別((だからって守っているわけないけどね))) |
| 常識的なものが多い。けれど団体生活にルールは必要で、その常識も守れない |
| 人がいるから規則があるのだと思う。 |
| 「こがにとおかあさん(笑)」という童話は、子供のカニに前に向かって歩 |
| くようにいったお母さんのカニは前に歩くという常識を教えようとしたけれど |
| 、実は自分も横歩きしか出来なかったというものだけれど、これは、規則を一 |
| 番の常識としておしつけようとするよりも、社会にそって改善していくほうが |
| いいということだと思う。 |
| 規則があれば、みんなそれにしたがって生きていけばよくて、人々をまと |
| めるには一番いい方法である。しかし、規則に縛られて個性が発揮できない社 |
| 会では、前進することができないと思う。 |
| 確かに、規則がない方が良いに決まっているが、自由になるということは |
| 大変であり、自由になったからといって何をしても良いといわけではない。何 |
| をするにも自分の責任になってしまう。けれど、「できあがった規則をなんと |
| かまもろうとするよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則 |
| を生かす道である」とあるように、規則をなくすのではなくて、それを使える |
| ものにしていくことが、学園生活や社会に必要なのではないかと思う。 |