| ひとこと | (8月2週) |
| 無題 |
| イチゴ | の | 谷 | の広場 |
| りさ | / | あいす | 中2 |
| 今までの人生で幾度となく相手のことを思いやるということは経験してきた |
| だろう。そして、その時々によって自分の意見を押し通すか、相手の意見を尊 |
| 重するかでまよっただろう。 |
| 部活動は良い例になる。私は、マンドリン・ギター部にはいっている。も |
| うすぐコンクールをひかえていて、練習も日に日に厳しくなっていく。たまに |
| 、プロの先生が教えに来てくれるが、出席率が悪いとなかなかすすまない。用 |
| 事があって休むのはしかたない。私も何回か休んだことがある。しかし、「め |
| んどくさい」を理由に休む人はもっと相手のことを考えるべきである。 |
| 反対の例もある。電車に乗っている時自分がすごく疲れていたらおばあさ |
| んが乗ってきても席はゆずらないだろう。自分のことをまず優先してしまうの |
| が、人間の本能だ。 |
| 「走れメロス」では、メロスとセリヌントゥスの相手を思いやる気持ちと |
| 、自分のことを大事に思う気持ち二つがうまいぐあいにまとまっている。 |
| こうみてくると、他人のために考えることも大切だが、自分のことを考え |
| ることも忘れられない。つまり、これからは自分のためにやっていることが相 |
| 手のためににもなる世界をつくっていかなければいけないのだ。例えば、誰で |
| も声をかければ座れるような電車をつくるなどである。もっと考えれば、たく |
| さん例が出てくると思うが、そんな気遣いのいらない住みやすい世界をつくっ |
| ていきたいものだ。 |