移転のため11月27・28日は電話受付ができません 小1からの暗唱練習で、国語力も作文力もつく 勉強を楽しむ子供たち 12月1日から言葉の森が移転します 手助けを楽しむ

記事 3143番  最新の記事 <一つ前の記事 一つ後の記事> 2018/11/22 
すべての子供たちに豊かな日本語の作文力を――森林プロジェクトの作文講師資格講座
森川林 2018/01/20 04:23 


 日本は、言霊の幸はふ(さきおう)国と言われてきました。
 万葉集の時代には、貴族だけでなくさまざまな身分の人がそれぞれに歌を作り、歌を交わすという豊かな言葉の文化が育っていました。

 江戸時代に日本を訪れた外国人が驚いていたことに、日本人が女性も含めて日常生活の中で頻繁に手紙を書いてやり取りをしていたということがあります。

 また、太平洋戦争で日本軍と戦ったアメリカ軍がやはり驚いたのは,日本の兵士たちが末端の兵隊も含めて、多くの人が手帳にその日の日記を書いたり歌をしたためたりしていたことです。

 私の父に昔、戦時中に書いたものを見せてもらったことがあります。
 戦争が終わり志那から引き揚げるときに、日本に近づく船の上から見た富士山に対する思いが簡潔に書かれていました。
 日本の多くの兵隊が、このように戦争のような非常時の中にあっても、文章を書く文化を持っていたのです。

 このように言葉を大切にする文化というものが、日本の歴史に深く流れていたのですが、最近そこに陰りが出てきているように思います。

 読解力のテストで、中高校生の約半数が教科書の中に書かれている文章を正しく読み取れていないかったという結果が出ています。
 教科書の文章が読み取れないのであれば、例えば新聞の文化欄のコラムなどはさらに読み取ることができないのではないかと思います。

 高校生の不読率(1ヶ月に1冊も本を読んでいない人の割合)が5割を超えているという調査もあります。
 文章を読み取れない子、本を読めない子が年々増えているのです。

 読解力というものは、見方を変えれば思考力と同じですから、日本の子供たちの読解力が低下しているということは、将来の日本人の思考力が低下していくということではないでしょうか。

 そして、この読解力の低下よりもさらに大きな問題であるにもかかわらず、その問題がまだはっきりと見えていないものに作文力の低下があります。
 ひとまとまりの長い文章を書く力が、全体的に低下しているのです。

 読解力が思考力であるとすれば、作文力は創造力です。
 子供たちの作文力が低下しているということは、将来の日本人の創造力が低下していくことだと言ってもいいのではないでしょうか。

 この現状を改善するためには、子供たちの中に、本を読む文化、作文を書く文化を育てていく必要があります。

 言葉の森が作文教室を始めた動機は、普通の勉強は独学でもできるが、作文は第三者からの評価がないと本人だけで実力を向上させることができないと考えたからです。

 言葉の森が作文教室を始めてから、他の作文教室も少しずつ生まれてきましたが、まだ日本の子供たちに作文の文化を広げるところまでは行っていません。

 そこで、言葉の森はこれまでの長年の作文指導の蓄積を生かして、森林プロジェクトという作文講師資格講座を開始しました。
 この作文講座を受けることによって、言葉の森の膨大な教材や教授法をすべて使えるようになります。

 作文指導というものは、かつては国語の大家でなければできない難しい指導分野だと言われてきました。
 しかし、言葉の森の指導法を使えば、今では誰でも小学生から高校生までの高度な作文指導ができるようになっています。

 また、言葉の森では、これまでの作文指導のほかに、更にオンラインの思考発表クラブなど新しい教育システムを開発しています。

 近年の情報通信技術の発達と、教育に対する保護者の意識の変化によって、作文を含めた新しい教育を広げる条件が次第に広がっています。

 また、子供たちの作文教育の普及とともにもう一つ大事なことは、これから大人たちも、今の仕事以外に自分の好きな仕事を始める時代が来ているということです。

 子供たちの作文指導というのは、成績を上げるための詰め込み勉強とは違って、子供の思考力や創造力を育てるという意義のある仕事です。
 この仕事に携わることによって、作文以外にも自分の得意な分野を深めて子供たちに伝えることのできる可能性が広がります。

 言葉の森では、この森林プロジェクトという作文講師資格講座をただの講座の受講だけで終わらせずに、受講後も日常的な講師どうしの研修や交流の場として発展させていきたいと考えています。

 「すべての子供たちに豊かな日本語の作文力を」という趣旨に賛同される方は、ぜひ森林プロジェクトに参加して、言葉の森と一緒に日本に作文文化を広げ、言霊の幸はふ国を育てていきましょう。


●言葉の森 受講案内 ●森林プロジェクト 講師育成講座

コメント欄

森川林 2018年1月20日 4時47分 1 
 先日の森林プロジェクトのオンラインカフェで、人によっては30人も40人もの生徒を抱えて、さまざまに教え方を工夫をしている教室があることを知りました。
 作文教室を開いていると、普通の勉強の教室とは違ういろいろな問題に出合います。
 例えば、ひとりでもお喋りな子がいると、ほかの子が作文を書けなくなるということがありました。
 そのお喋りの原因は、書くことを準備せずにただ教室に来るだけの子がいることです。
 これは、予習シートを渡すことによって大きく改善され、今ではほとんどの子が教室に来てすぐにしっかりと作文を書くようになっています。
 今後も、森林プロジェクトで定期的なオンラインカフェを開き、日本の子供たちに作文文化を広げていきたいと思っています。
 なお、森リンがやっと復活し、12月分から再び森リン大賞が選出されるようになりました。


nane 2018年1月20日 4時56分 1 
 これまでの森林プロジェクトの作文教室は通学が中心でしたから、教え方の研修や共有がなかなかできませんでした。
 今後は、オンラインの少人数クラスの教室を広げるので、多くの人の教え方のレベルが上がると思います。
 ところで、オンラインの少人数の教室というのは、ほかのところではまずやっていません。
 それは、臨時の休講や代講に対応することが難しいからです。
 森林プロジェクトでそれができるのは、講師の間の連携プレーが可能だからです。


コメントフォーム
すべての子供たちに豊かな日本語の作文力を――森林プロジェクトの作文講師資格講座 森川林 20180120 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。
うえおか (スパム投稿を防ぐために五十音表の「うえおか」の続く1文字を入れてください。)
 ハンドルネーム又はコード:

(za=森友メール用コード
 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。
メルマガの配信
▼バックナンバー
○一般用 ダイジェスト版
○生徒用 完全版

Facebookページ
言葉の森作文ネットワーク
いいね! 17,226件
新着コメント1~3件
小1からの暗唱 nane
 久しぶりの投稿になりました。  引越 11/16
小1からの暗唱 森川林
 今の子供たちは、低学年からかなり忙しい 11/16
勉強を楽しむ子 nane
 これからの時代に必要なのは、個性的な学 11/11
……次のコメント

オープン教育 1~10件
オープンの川
過去の記事

過去の1~30件目を表示
■SNSはどれも一長一短なので自分で作ることに 11月17日
■移転のため11月27・28日は電話受付ができません 11月17日
■小1からの暗唱練習で、国語力も作文力もつく 11月16日
■勉強を楽しむ子供たち 11月11日
■12月1日から言葉の森が移転します 11月9日
■手助けを楽しむ 11月8日
■子供を成長させる楽しいけれど難しいもの 11月7日
■創造とは、自分の好きなことに熱中して知識の横軸を広げること 11月6日
■作文力をつけるための三つの方法 11月5日
■小学生の新しい英語の勉強法 11月4日
■成績以外のものの価値を見直す教育――西澤潤一さんの本を読んで 11月2日
■受験作文と相性がいい、構成を重視した作文 10月30日
■もし、働かなくてもよい社会が来たら 10月29日
■寺子屋オンライン講師育成講座、4時間半の講習会終わる 10月27日
■本日、10月27日(土)13時から寺子屋オンライン講師育成講座 10月27日
■全国一学区制の通信教育 10月26日
■漢字を使わずに作文をひらがなばかりで書く子 10月24日
■上達が早い寺子屋オンライン作文の子供たち 10月22日
■主要教科は学校時代の勉強、作文と読書は生涯の勉強 10月19日
■書く勉強よりも読む勉強の方がなぜ良いのか 10月18日
■これからの新しい作文教室の姿――通学も通信も超えた教室 10月16日
■移転先はオープン教育掲示板に――今後の大方針変更――言葉の森の教室も引越しに 10月15日
■少人数のオンラインクラスと相性のいい個性的な勉強、読書と作文とプログラミング 10月12日
■学力は8割でよいという考え――では何を伸ばすのか 10月11日
■一人ひとりの個性が光る教育を日本から 10月10日
■google+終了につき、寺子屋オンラインの作品アップの移行先にWorkplaceを検討中 10月9日
■「良い子」とは少し外れたところにいるのが本当の良い子 10月8日
■提出率百パーセントの通信作文とは 10月6日
■8月の森リン大賞より(小5・小6・中1の部) 10月5日
■今、寺子屋オンラインシステムで考えていること(3)――森林プロジェクトの講師 10月4日
……前の30件
HPの記事検索
ホームページの全記事

 言葉の森新聞

Google+ページ
言葉の森作文オンエア

Twitter
言葉の森@kotomori

RSS
RSSリーダー

代表プロフィール
森川林(本名中根克明)

講師ブログ
言葉の森の講師のブログ

算数の通信教育
できた君の算数クラブ

カテゴリー
全カテゴリー
ICT教育(1)
遊び(6)
新しい産業(23)
暗唱(121)
生き方(41)
息抜き(19)
いじめ(1)
インターネット(25)
英語教育(10)
オープン教育(24)
親子作文コース(9)
オンエア講座(41)
音声入力(10)
音読(22)
オンライン作文(2)
外国人と日本語(4)
科学(5)
学問コース(1)
学力テスト(2)
合宿(14)
家庭学習(92)
家庭で教える作文(55)
漢字(17)
帰国子女(12)
教育技術(5)
教育論文化論(255)
教室の話題(26)
行事と文化(1)
ゲーム的教育(4)
合格情報(27)
高校入試作文小論文(10)
構成図(25)
公立中高一貫校(63)
国語問題(15)
国語力読解力(155)
子育て(117)
言の葉クラブ(2)
言葉の森サイト(41)
言葉の森の特徴(83)
言葉の森のビジョン(51)
子供たちの作文(59)
作文教育(134)
作文検定試験(4)
作文の書き方(108)
算数・数学(22)
自習検定試験(10)
自習表(5)
自然災害(1)
実行課題(9)
質問と意見(39)
受験作文小論文(89)
小学校低学年(79)
森林プロジェクト(50)
政治経済(63)
生徒父母向け記事(61)
生徒父母連絡(78)
全教科指導(2)
センター試験(7)
創造力(9)
大学入試(14)
対話(45)
他の教室との違い(22)
知のパラダイム(15)
中学生の勉强(21)
中高一貫校(11)
寺子屋オンライン(101)
読書(95)
読書感想文(19)
読書実験クラブ(9)
友達サイト(7)
日本(39)
日本語脳(15)
発達障害(1)
発表交流会(20)
東日本大震災(15)
facebook(29)
facebookの記事(165)
プログラミング教育(5)
勉強の仕方(119)
未来の教育(31)
MOOC(2)
無の文化(9)
メディア(8)
森の学校オンライン(2)
森リン(103)
問題集読書(33)
読み物(1)
四行詩(13)
未分類(378)

QRコード






 
小学生、中学生、高校生の作文(2007年4月まで)
小学1年生の作文(9) 小学2年生の作文(38) 小学3年生の作文(22) 小学4年生の作文(55)
小学5年生の作文(100) 小学6年生の作文(281) 中学1年生の作文(174) 中学2年生の作文(100)
中学3年生の作文(71) 高校1年生の作文(68) 高校2年生の作文(30) 高校3年生の作文(8)
手書きの作文と講評はここには掲載していません。続きは「作文の丘から」をごらんください。

Donate with IndieSquare