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主要教科は学校時代の勉強、作文と読書は生涯の勉強
森川林 2018/10/19 08:25 

 学校生活を送っているときには、国語・数学・英語・理科・社会などの主要教科の勉強が、知的な生活のほとんどを占めています。
 作文や読書は、教科の勉強に比べると、おまけのような印象です。

 しかし、子供たちが学校を出て社会に入り、仕事や家庭が生活の中心になってくると、学校時代にあれほど大きな割合を占めていた教科の勉強はほとんど出てこなくなります。

 基礎的な学力は、もちろん生活の役に使っているはずですが、それらのレベルは基礎的なものがほとんどです。
 学生時代のテストで苦労したような難しい問題を解く力や、複雑な知識を覚えた経験は、日常の生活の中ではほとんど使いません。

 しかし、その代わり、その人の知的な生活の中で大きな割合を占めるようになってくるのが文章表現力や読書力なのです。
 子育てを考えるときには、この勉強の大きな流れの変化を念頭に置いておく必要があります。
 学校の勉強は、子供時代はもちろん大切ですが、あとまで残るのは、作文力や読書力の方なのです。

 ところが、教科の勉強は、テストによる数値の目標がはっきりしています。だから、誰でも自然に関心を持ちます。
 それに対して、作文や読書は本来点数のつかないものです。だから、関心が向きにくいのです。

 この点数のつかない、したがって関心の持ちにくい勉強に意欲的に取り組むために必要なのが、友達の作文や読書に触れることによる知的な刺激です。

 寺子屋オンラインのクラスで、子供たちが作文構想図の発表や、読んでいる本の紹介をしている様子を見ると、子供たちが互いに相手の作文や読書に大きな関心を持っていることがわかります。
 ここにあるのは、テストでも競争でもなく、ただ同じぐらいの年齢の子供たちが自然に感じ合う知的な刺激なのです。

 こういう交流は、学年が上がるほど貴重なものになってきます。
 そして、このような交流が自然にできるようになるために、小さいころから作文や読書の交流を楽しむことに慣れていくといいのです。

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コメント欄

森川林 2018年10月19日 8時37分  
 学校時代の勉強は、確かに社会に出ても役に立っています。
 しかし、役に立つというレベル以上の不必要に難しいことをやっていたという印象があります。
 本当は、その不必要な部分をやめて、もっと自由な遊びや読書や作文に力を入れていった方がいいのです。


nane 2018年10月19日 8時44分  
 勉強が面白くなるのは、世界の不思議さに対する感動があったときです。
 その感動をもとに、もっといろいろなことを知りたいと思うようになってくるのです。
 ところが、今のテスト教育は、感動のかわりに競争を勉強の動機にしています。
 だから、勉強がつまらなくなるのです。


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